バイオ関連が一斉高、株式需給改善で個人投資家資金が集結◇

　サンバイオ<4592.T>が１１％超の上昇で９０００円台を大きく回復したほか、ＪＣＲファーマ<4552.T>も３連騰。そーせいグループ<4565.T>はストップ高を演じ、セルシード<7776.T>、ナノキャリア<4571.T>も大幅高に買われるなど、バイオ関連株が一斉高となっている。市場では「昨年末のリスクオフ相場でバイオ関連株は個人投資家の信用取引の追い証絡みの投げが出たことで、株式需給面から上値が軽くなっている。きょうは、そーせいがアストラゼネカ社から１５００万ドルのマイルストンを受領することになることが好感され、ストップ高に買われたが、この流れが横に波及している。もっともそーせいのマイルストン対象のＡＺＤ４６３５はまだ第２臨床試験開始前の段階で、値幅制限上限まで買われるのは地合いが良い証拠、同社株をはじめバイオ関連株の需給関係が改善していることを裏付けている」（国内ネット証券アナリスト）としている。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：minkabuPRESS