383円
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10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は小反発、TOPIXプラス圏で後場は短期筋の売り仕掛けを警戒か
・ドル・円は下げ渋り、日本と中国の経済指標を好感も
・値上がり寄与トップはテルモ<4543>、同2位はファナック<6954>
■日経平均は小反発、TOPIXプラス圏で後場は短期筋の売り仕掛けを警戒か
日経平均は小反発。7.30円高の22314.36円(出来高概算5億3000万株)で前場の取引を終えた。トランプ米大統領が中国の2000億ドル相当の製品に加えて、2670億ドル相当の製品への追加関税を課す準備はできていると伝えられたことが嫌気され、米株市場の下落を引き継ぐ格好から売りが先行した。しかし、4-6月期実質GDP2次速報が前期比年率+3.0%となり、1次速報の+1.9%から上方修正され、コンセンサスも上回ったことが材料視され、寄り付き直後に付けた22249.61円を安値に切り返す展開。米雇用統計を受けた利上げ観測から保険株が堅調なほか、ソニー<6758>が外資系証券による目標株価引き上げの中で上昇し、さらにファナック<6954>、京セラ<6971>が日経平均を下支えする格好となった。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1200を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは保険のほか、鉱業、銀行、海運、機械、非鉄金属がしっかり。半面、食料品、繊維、サービス、陸運、化学が小安い。指数インパクトの大きいところでは、テルモ<4543>が堅調な一方で、ファーストリテ<9983>が重石となった。
日経平均は一時22382.53円まで上昇する局面もみられたが、若干のショートカバーのほか、値ごろ感からの押し目拾いにとどまっているとみられ、先週末の終値を挟んでのこう着となっている。週末には先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)が控えていることもあり、方向感は掴みづらいところである。また、TOPIXはプラスで前場を終えてい警戒されやすいだろう。そのため、よりこう着感が強まりやすく、次第に利益確定の流れが強まる可能性がありそうだ。
一方で、底堅さが意識されているマザーズ指数は、1000Ptの攻防から同水準を支持線に変えてくる可能性があり、外部環境が不透明な中では個人主体の中小型株に値幅取り狙いの資金がシフトしやすい。物色対象に広がりは見られないものの、値動きの強い銘柄や需給状況が良好な銘柄へは、個人主体の資金が向かいやすいだろう。
■ドル・円は下げ渋り、日本と中国の経済指標を好感も
10日午前の東京外為市場でドル・円は下げ渋り。午前中に発表された日本と中国の経済指標が堅調となり、警戒の円買いはやや弱まったようだ。
週明けアジア市場は日経平均株価の不安定な値動きで、やや円買いに振れやすい展開。ただ、本日発表された日本4-6月期国内総生産(GDP)2次速報や中国の8月消費者物価指数(CPI)の予想を上回る内容が好感され、警戒の円買いは後退した。
また、ユーロ・ドルの弱含みの影響で、ドルは111円付近に値を戻している。ただ、ランチタイムの日経平均先物は軟調で、目先の日本株安を警戒した円買いに振れやすい。また、上海総合指数はのマイナス圏推移も円買いを支援しそうだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円86銭から111円09銭、ユーロ・円は128円14銭から128円39銭、ユーロ・ドルは1.1547ドルから1.1561ドルで推移した。
■後場のチェック銘柄
・地域新聞社<2164>、and factory<7035>、2銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはテルモ<4543>、同2位はファナック<6954>
■経済指標・要人発言
【要人発言】
・コンテ伊首相
「イタリアが欧州連合(EU)離脱を検討したことはない」
【経済指標】
・日・4-6月期GDP2次速報:前期比年率+3.0%(予想:+2.6%、1次速報:+1.9%)
・日・7月経常収支:+2兆0097億円(予想:+1兆8932億円、6月:+1兆1756億円)
・中・8月消費者物価指数:前年比+2.3%(予想:+2.1%、7月:+2.1%)
・中・8月生産者物価指数:前年比+4.1%(予想:+4.0%、7月:+4.6%)
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
特になし
<海外>
・16:00 トルコ・4-6月期国内総生産(GDP)(前年比予想:+5.3%)
<HH>
・日経平均は小反発、TOPIXプラス圏で後場は短期筋の売り仕掛けを警戒か
・ドル・円は下げ渋り、日本と中国の経済指標を好感も
・値上がり寄与トップはテルモ<4543>、同2位はファナック<6954>
■日経平均は小反発、TOPIXプラス圏で後場は短期筋の売り仕掛けを警戒か
日経平均は小反発。7.30円高の22314.36円(出来高概算5億3000万株)で前場の取引を終えた。トランプ米大統領が中国の2000億ドル相当の製品に加えて、2670億ドル相当の製品への追加関税を課す準備はできていると伝えられたことが嫌気され、米株市場の下落を引き継ぐ格好から売りが先行した。しかし、4-6月期実質GDP2次速報が前期比年率+3.0%となり、1次速報の+1.9%から上方修正され、コンセンサスも上回ったことが材料視され、寄り付き直後に付けた22249.61円を安値に切り返す展開。米雇用統計を受けた利上げ観測から保険株が堅調なほか、ソニー<6758>が外資系証券による目標株価引き上げの中で上昇し、さらにファナック<6954>、京セラ<6971>が日経平均を下支えする格好となった。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1200を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは保険のほか、鉱業、銀行、海運、機械、非鉄金属がしっかり。半面、食料品、繊維、サービス、陸運、化学が小安い。指数インパクトの大きいところでは、テルモ<4543>が堅調な一方で、ファーストリテ<9983>が重石となった。
日経平均は一時22382.53円まで上昇する局面もみられたが、若干のショートカバーのほか、値ごろ感からの押し目拾いにとどまっているとみられ、先週末の終値を挟んでのこう着となっている。週末には先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)が控えていることもあり、方向感は掴みづらいところである。また、TOPIXはプラスで前場を終えてい警戒されやすいだろう。そのため、よりこう着感が強まりやすく、次第に利益確定の流れが強まる可能性がありそうだ。
一方で、底堅さが意識されているマザーズ指数は、1000Ptの攻防から同水準を支持線に変えてくる可能性があり、外部環境が不透明な中では個人主体の中小型株に値幅取り狙いの資金がシフトしやすい。物色対象に広がりは見られないものの、値動きの強い銘柄や需給状況が良好な銘柄へは、個人主体の資金が向かいやすいだろう。
■ドル・円は下げ渋り、日本と中国の経済指標を好感も
10日午前の東京外為市場でドル・円は下げ渋り。午前中に発表された日本と中国の経済指標が堅調となり、警戒の円買いはやや弱まったようだ。
週明けアジア市場は日経平均株価の不安定な値動きで、やや円買いに振れやすい展開。ただ、本日発表された日本4-6月期国内総生産(GDP)2次速報や中国の8月消費者物価指数(CPI)の予想を上回る内容が好感され、警戒の円買いは後退した。
また、ユーロ・ドルの弱含みの影響で、ドルは111円付近に値を戻している。ただ、ランチタイムの日経平均先物は軟調で、目先の日本株安を警戒した円買いに振れやすい。また、上海総合指数はのマイナス圏推移も円買いを支援しそうだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円86銭から111円09銭、ユーロ・円は128円14銭から128円39銭、ユーロ・ドルは1.1547ドルから1.1561ドルで推移した。
■後場のチェック銘柄
・地域新聞社<2164>、and factory<7035>、2銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはテルモ<4543>、同2位はファナック<6954>
■経済指標・要人発言
【要人発言】
・コンテ伊首相
「イタリアが欧州連合(EU)離脱を検討したことはない」
【経済指標】
・日・4-6月期GDP2次速報:前期比年率+3.0%(予想:+2.6%、1次速報:+1.9%)
・日・7月経常収支:+2兆0097億円(予想:+1兆8932億円、6月:+1兆1756億円)
・中・8月消費者物価指数:前年比+2.3%(予想:+2.1%、7月:+2.1%)
・中・8月生産者物価指数:前年比+4.1%(予想:+4.0%、7月:+4.6%)
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