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大真空のニュース
【↓】日経平均 大引け| 急反落、先物主導でリスク回避の売り優勢 (4月25日)
日経平均株価
始値 38065.91
高値 38129.53(09:03)
安値 37604.23(14:40)
大引け 37628.48(前日比 -831.60 、 -2.16% )
売買高 15億9431万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆9669億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は急反落、先物主導で800円超の下げに
2.朝方からほぼ一本調子の下げで、後場も下げ止まらず
3.急速な円安でも、ハイテクや自動車が売られる展開に
4.明日の日銀決定会合を控え、持ち高調整の売りも重荷
5.33業種すべて下落、個別株も84%の銘柄が値を下げる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比42ドル安と5日ぶりに反落した。インフレを背景とした米長期金利上昇が重荷となり売りが優勢となった。
東京市場では、前日から一転して主力ハイテク株を中心にリスクオフの流れが強まり、日経平均株価は急反落、800円を超える下げとなった。
25日の東京市場は、朝方に日経平均が安く始まった後、先物主導で次第安の展開を強いられた。後場に入っても一貫して下値を切り下げる動きとなり、結局この日の安値圏で引けている。前日に日経平均は先物主導で900円あまりの急伸をみせたが、本日は同じく先物に引きずられ、前日上げた分の大半を吐き出す格好となった。主要企業の決算発表が本格化するなか、内容が振るわない銘柄が売り対象となったほか、円安進行にもかかわらず、ハイテクや自動車など輸出セクターが大きく値を下げ投資家のセンチメントを悪化させた。明日に予定される日銀の金融政策決定会合の結果発表と植田日銀総裁の記者会見を控え、持ち高調整の売りも全体指数の下げに拍車をかけている。業種別では33業種全業種が下落、個別でもプライム上場銘柄の84%が下落した。
個別では、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、ソシオネクスト<6526>など売買代金上位を占めた半導体関連が軒並み安となった。トヨタ自動車<7203>も軟調。キヤノン<7751>も大幅安。ファーストリテイリング<9983>が大きく下げ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも下値を探った。メタウォーター<9551>が値下がり率トップに売り込まれ、フューチャー<4722>、東京ガス<9531>が急落した。三井E&S<7003>も下落した。
半面、ルネサスエレクトロニクス<6723>が商いをこなしプラス圏を維持、ニデック<6594>も売り物を吸収して値を上げた。第一三共<4568>がしっかり、エーザイ<4523>も買われた。ダイキン工業<6367>も堅調。日本航空電子工業<6807>が大幅高、NISSHA<7915>も値を飛ばした。大真空<6962>が物色人気となり、カプコン<9697>も買いが優勢だった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はエーザイ <4523>、ダイキン <6367>、第一三共 <4568>、ニデック <6594>、バンナムHD <7832>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約17円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、SBG <9984>、中外薬 <4519>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約356円。
東証33業種のすべての業種が下落。下落率の小さかった上位5業種は(1)食料品、(2)水産・農林業、(3)医薬品、(4)銀行業、(5)パルプ・紙。一方、下落率の大きかった5業種は(1)電気・ガス業、(2)鉱業、(3)輸送用機器、(4)不動産業、(5)電気機器。
■個別材料株
△中外炉 <1964> [東証P]
通期下方修正も営業黒字維持を評価。
△トランスG <2342> [東証G]
24年3月期一転最終黒字へ。
△No.1 <3562> [東証S]
ITコンサル会社買収と第三者割当増資を材料視。
△高度紙 <3891> [東証S]
25年3月期営業益予想57%増。
△桜ゴム <5189> [東証S]
前期経常を75%上方修正、配当も40円増額。
△航空電子 <6807> [東証P]
今期は増益・増配予想で発行済み23.8%の自己株消却を発表。
△大真空 <6962> [東証P]
前期経常を82%上方修正。
△東リ <7971> [東証S]
前期経常を20%上方修正、配当も4円増額。
△スマバ <9417> [東証S]
さくらネット <3778> [東証P]と行政システム向けマーケティング活動で基本合意書締結。
△丸紅リ <9763> [東証S]
24年3月期は一転最終増益で着地し期末配当増額。
▼フューチャー <4722> [東証P]
今期純利益を下方修正。
▼シーユーシー <9158> [東証G]
今期最終は15%減益へ。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)航空電子 <6807>、(2)杉本商 <9932>、(3)NISSHA <7915>、(4)大真空 <6962>、(5)中外炉 <1964>、(6)フィードワン <2060>、(7)T-BASE <3415>、(8)ブレーキ <7238>、(9)グリムス <3150>、(10)ベル24HD <6183>。
値下がり率上位10傑は(1)メタウォータ <9551>、(2)フューチャー <4722>、(3)東ガス <9531>、(4)東海理 <6995>、(5)CIJ <4826>、(6)キヤノン <7751>、(7)日本高純度 <4973>、(8)コニシ <4956>、(9)Appier <4180>、(10)SHIFT <3697>。
【大引け】
日経平均は前日比831.60円(2.16%)安の3万7628.48円。TOPIXは前日比47.20(1.74%)安の2663.53。出来高は概算で15億9431万株。東証プライムの値上がり銘柄数は234、値下がり銘柄数は1389となった。東証グロース250指数は640.12ポイント(15.48ポイント安)。
[2024年4月25日]
株探ニュース
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