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日本電子のニュース
【↑】日経平均 大引け| 小反発、全体安も半導体関連の一角が買われる (4月2日)
日経平均株価
始値 39892.59
高値 40151.05(09:29)
安値 39707.87(13:23)
大引け 39838.91(前日比 +35.82 、 +0.09% )
売買高 17億3605万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆4002億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は小反発、米ハイテク株高と円安が追い風
2.朝方は4万円台乗せも、買い続かずその後は値を消す
3.SOX指数上昇受け、半導体主力銘柄が買われる展開
4.TOPIXはマイナス圏推移、機関投資家の益出し続く
5.値下がり銘柄数は1300を上回り、全体の8割を占める
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前営業日比240ドル安と3日ぶりに反落した。インフレの沈静化が遅れ、年内の利下げ期待が後退し売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価が小幅ながら反発したものの値下がり銘柄数が多くTOPIXは続落して引けている。総じて売り優勢の地合いだった。
2日の東京市場は、朝方は買い先行でスタートし、寄り後もいったんは水準を切り上げ4万円台を回復する場面もあった。しかし、その後は買いが続かず上げ幅を縮小した。前日の米国株市場ではNYダウは安かったものの、ナスダック総合株価指数は小幅ながら高く引け、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も上昇した。これを受け東京市場でも半導体関連株の一角が買われる展開となり全体指数を押し上げた。外国為替市場で円安に振れたこともハイテク株中心に追い風となった。しかし、買いの勢いは弱かった。機関投資家の益出しの動きが全体相場の上値を押さえ、その後日経平均は値を消す形となり、マイナス圏に沈む場面もあった。値下がり銘柄数は1300を上回り、プライム市場の8割あまりの銘柄が値を下げている。
個別では、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>の半導体製造装置大手が売買代金上位3傑を占め、いずれも買い優勢だったほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、TOWA<6315>が高く、KOKUSAI ELECTRIC<6525>は大幅高に買われた。JT<2914>が上昇、日本製鉄<5401>も物色人気。日本電子<6951>、レノバ<9519>が値を飛ばした。
半面、アドバンテスト<6857>が売りに押され、野村マイクロ・サイエンス<6254>も軟調。三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも冴えない。三井E&S<7003>が大幅下落となり、しまむら<8227>の下げも目立つ。さくらインターネット<3778>が急落、Orchestra Holdings<6533>、日本農薬<4997>なども大幅安。日本M&Aセンターホールディングス<2127>も安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、レーザーテク <6920>、トレンド <4704>、日東電 <6988>、ディスコ <6146>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約163円。うち128円は東エレク1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファナック <6954>、中外薬 <4519>、アドテスト <6857>、テルモ <4543>、京セラ <6971>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約64円。
東証33業種のうち上昇は12業種。上昇率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)保険業、(4)鉄鋼、(5)非鉄金属。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)ゴム製品、(3)陸運業、(4)空運業、(5)小売業。
■個別材料株
△JESCO <1434> [東証S]
ベトナムの空港ターミナルビルの案件受注。
△あみやき <2753> [東証P]
25年3月期営業益予想22%増で10円増配へ。
△あさひ <3333> [東証P]
今期は2ケタ増益に転換見通しへ。
△サインポスト <3996> [東証S]
販管費抑制で24年2月期営業利益は計画上振れ。
△モンラボ <5255> [東証G]
サウジNEOM子会社との業務提携を好感。
△フロイント <6312> [東証S]
顧客の設備投資ニーズ高く24年2月期業績は計画上振れ。
△TORICO <7138> [東証G]
テイツー <7610> との資本業務提携を引き続き材料視。
△MS&AD <8725> [東証P]
24年3月期業績は計画上振れ着地へ。
△キャスター <9331> [東証G]
マネフォ <3994> との資本・業務提携検討で基本合意。
△レノバ <9519> [東証P]
東ガス <9531> と資本・業務提携。
▼ベクターHD <2656> [東証S]
販売ずれ込みが重なり業績予想を大幅下方修正。
▼エネチェンジ <4169> [東証G]
有価証券報告書の提出期限を6月28日に延長。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)日電子 <6951>、(2)コクサイエレ <6525>、(3)レノバ <9519>、(4)あみやき <2753>、(5)タツモ <6266>、(6)芝浦 <6590>、(7)フルヤ金属 <7826>、(8)あさひ <3333>、(9)SUMCO <3436>、(10)BEENOS <3328>。
値下がり率上位10傑は(1)三井E&S <7003>、(2)さくらネット <3778>、(3)宮越HD <6620>、(4)オーケストラ <6533>、(5)日農薬 <4997>、(6)しまむら <8227>、(7)リョー菱HD <167A>、(8)鎌倉新書 <6184>、(9)IRジャパン <6035>、(10)ヤマシン―F <6240>。
【大引け】
日経平均は前日比35.82円(0.09%)高の3万9838.91円。TOPIXは前日比6.77(0.25%)安の2714.45。出来高は概算で17億3605万株。東証プライムの値上がり銘柄数は286、値下がり銘柄数は1344となった。東証グロース250指数は713.83ポイント(20.79ポイント安)。
[2024年4月2日]
株探ニュース
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