8,096円
日本電子のニュース
■ワコム <6727> 617円 (+100円、+19.3%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。ワコム <6727> [東証P]がストップ高。10月31日の取引終了後、24年3月期業績予想について売上高を1025億円から1090億円(前期比3.3%減)へ、純利益を33億円から39億5000万円(同2.2倍)へ上方修正すると発表。あわせて自社株買いの実施も発表し、これらを好感した買いが入った。テクノロジーソリューション事業の需要増加を見込むほか、想定為替レートの改定による影響を織り込んだ。同時に発表した4-9月期決算は、売上高が555億9100万円(前年同期比2.7%増)、純利益が38億400万円(同17.7%増)だった。自社株買いの取得上限は1300万株(自己株式を除く発行済み株数の8.41%)、または65億円。期間は11月1日から来年3月29日まで。
■元気寿司 <9828> 3,120円 (+503円、+19.2%) ストップ高
元気寿司 <9828> [東証S]がストップ高。31日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。最終利益の見通しを8億1000万円から18億4600万円(前期比82.2%増)に見直した。減益予想から一転して増益を計画する。配当予想も増額修正しており、ポジティブ視されたようだ。今期の売上高の見通しは582億円から604億4800万円(同10.7%増)に引き上げた。国内外ともに上期(4-9月)の売上高が想定を上回った。原材料やエネルギー価格の上昇による影響を保守的に見込んでいたこともあって、利益も上振れして着地した。年間予想は株式分割前のベースで年間40円(これまでの見通しは20円)とした。
■日電子 <6951> 4,829円 (+619円、+14.7%)
東証プライムの上昇率3位。日本電子 <6951> [東証P]が8日ぶり急反騰。31日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結業績に関し、最終利益が計画の30億円から73億円(前年同期比1.0%増)に上振れして着地したようだと発表。減益予想から一転、9月中間期は最終増益の形となり、業況を評価した買いを誘発した。9月中間期の売上高は650億円から685億円(同5.8%増)と、計画を上回る格好となったようだ。為替レートが想定よりも円安で推移したほか、原価改善も寄与した。通期の業績予想に関しては、今後の業績動向などを見極めながら、修正が必要と判断した場合には速やかに公表するとした。
■三菱電 <6503> 1,921円 (+243.5円、+14.5%)
東証プライムの上昇率4位。三菱電機 <6503> [東証P]が3日ぶり急反騰。同社が31日取引終了に発表した24年3月期上期(23年4-9月期)決算は最終利益が前年同期比61%増の1202億2800万円と急拡大した。為替の円安進行に伴う収益押し上げ効果に加え、空調・家電事業が好調に推移し全体業績を牽引した。家電や自動車機器など製品価格値上げによる利益採算の改善も反映されている。好決算発表を手掛かり材料に上値を見込んだ投資資金が流入した。
■王将フード <9936> 7,880円 (+900円、+12.9%)
東証プライムの上昇率5位。王将フードサービス <9936> [東証P]が続急騰。10月31日取引終了後に発表した24年3月期業績予想の上方修正では、売上高を983億2000万円から1013億9400万円(前期比9.0%増)へ、営業利益を81億6700万円から93億円(同16.5%増)へ引き上げた。これを好感した買いを集めた。価格改定による客単価の上昇効果に加え、客数が前年を大きく上回ったことによる店内飲食売り上げの増加、テイクアウト&デリバリーの好調が寄与する。あわせて中間配当を65円から70円に増額した。これにより年間配当は140円(前期135円)となる見通し。なお、同時に発表した4-9月期決算は売上高が497億4400万円(前年同期比10.2%増)、営業利益が49億8800万円(同30.6%増)だった。
■スタンレー <6923> 2,696円 (+306.5円、+12.8%)
東証プライムの上昇率6位。スタンレー電気 <6923> [東証P]が続急騰。31日の取引終了後、取得総数500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.04%)、取得総額100億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。配当予想も増額したほか、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算が計画を上回って着地したとあって、株主還元姿勢と業況を評価した買いを集めたようだ。自社株の取得期間は11月16日から24年2月15日。年間配当予想は2円増額して54円(前期比4円増配)に修正した。9月中間期の売上高は前年同期比5.7%増の2261億6300万円、最終利益は同22.2%減の80億1500万円だった。自動車生産台数の増加による影響や為替によるプラス効果が収益を押し上げた。更に、同社はシンガポールの子会社が出資するタイの持ち分法適用関連会社について、連結子会社化することも発表した。
■テクマト <3762> 1,673円 (+187円、+12.6%)
東証プライムの上昇率7位。テクマトリックス <3762> [東証P]が続急騰。同社は10月31日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比32.7%増の14.1億円に拡大したことで好感されたようだ。通期計画の32.1億円に対する進捗率は44.0%となり、3年平均の42.6%とほぼ同水準だった。
■中国電 <9504> 1,051.5円 (+110.2円、+11.7%)
東証プライムの上昇率9位。中国電力 <9504> [東証P]が4日ぶり急反騰。31日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終損益の黒字額の見通しを700億円から1090億円(前期は1553億7800万円の赤字)に引き上げた。更に、年間配当予想を20円増額し30円(前期は無配)としており、これらを好感した買いを集めたようだ。燃料費調整の期ずれ差益が拡大する見込みとなった。燃料・卸電力市場の価格影響なども踏まえ、黒字幅が拡大する。一方、総販売電力量や燃料費調整額の減少による影響を織り込み、売上高の予想は1兆7590億円から1兆6460億円(前期比2.9%減)に引き下げた。
■丸文 <7537> 1,221円 (+127円、+11.6%)
東証プライムの上昇率10位。丸文 <7537> [東証P]が3日ぶり急反騰。31日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想の修正を発表。営業利益の見通しは87億5000万円から125億円(前期比13.7%増)に上方修正した。減益予想から一転、営業利益は前期に続き過去最高を計画する形となり、ポジティブ・サプライズと受け止められたようだ。今期の売上高予想は2360億円から2400億円(同6.1%増)に見直した。4-9月期は民生機器向け半導体の需要が大きく伸び、自動車や産業機器向けの 半導体需要も想定を上回る水準となった。第2四半期末に外貨建て借り入れの評価損が発生して為替差損を計上したものの、9月中間期の業績は計画を上回って着地した。通期の経常利益と最終利益の見通しは据え置いた。同時に丸文は配当方針を変更し、連結配当性向40%またはDOE(株主資本配当率)2.5%のいずれか高い方を目安に、継続的かつ安定的な配当を実施する新たな基本方針を示した。
■住石HD <1514> 591円 (+60円、+11.3%)
住石ホールディングス <1514> [東証S]が3日続急騰。31日の取引終了後、これまで7円50銭としてきた年間配当予想に関し、特別配当10円を含めて20円(前期比12円50銭増配)に見直したと発表。加えて24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算を開示し、経常利益は前年同期比7.9倍の55億2300万円となった。通期計画に対する進捗率は約94%に上った。配当予想の増額と進捗率の高さを評価した買いを誘ったようだ。石炭事業部門では豪州ワンボ炭鉱からの受取配当金が増加した。もっとも石炭販売取引での販売数量は減少し、9月中間期の売上高は同36.4%減の156億1200万円だった。同社は業績の達成状況や事業環境などを勘案し、配当予想を見直した。
■村田製 <6981> 2,747円 (+269.5円、+10.9%)
村田製作所 <6981> [東証P]が急反騰。31日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しは1640億円から2250億円(前期比7.8%減)に引き上げており、これを好感した買いが入ったようだ。これまで1ドル=127円としていた想定為替レートを、下期は1ドル=145円と円安方向に設定した。売上収益の見通しは1兆6400億円から1兆6200億円(同4.0%減)に引き下げた。円安効果で樹脂多層基板や高周波モジュールの売上高増加を見込む。一方、コンデンサーではパソコン市場の回復遅れや家電などに向けた需要減を想定。リチウムイオン二次電池がパワーツール向けで減少する見通しであることも響く。利益面では円安とともに固定費の減少による効果を予想に織り込んだ。4-9月期の売上収益は前年同期比11.9%減の8103億5000万円、最終利益は同22.6%減の1251億5300万円だった。
■中国塗 <4617> 1,494円 (+137円、+10.1%)
中国塗料 <4617> [東証P]が続急騰。31日の取引終了後に中期経営計画の目標改定を発表。26年3月期の売上高目標を1100億円から1200億円、最終利益目標を52億円から70億円に増額した。合わせて発表した24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算が大幅な経常増益となったことも相まって、中期的な成長を期待した投資家の買いを誘ったようだ。製品分野別では船舶用塗料と工業用塗料の売上高目標を引き上げた。コンテナ用塗料は見通しを下方修正している。あわせて発表した今期の第2四半期累計の売上高は前年同期比24.5%増の553億7800万円、経常利益は同6.8倍の58億4100万円、最終損益は44億1600万円の黒字(前年同期は3100万円の赤字)となった。
■北陸電 <9505> 821.1円 (+74.4円、+10.0%)
北陸電力 <9505> [東証P]が急反発。同社は10月31日大引け後に決算を発表、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は700億円の黒字(前年同期は377億円の赤字)に浮上して着地した。業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当を7.5円実施し、2期ぶりに復配する方針としたことで好感されたようだ。
■三菱ケミG <4188> 931.9円 (+83.8円、+9.9%)
三菱ケミカルグループ <4188> [東証P]が続急伸。1日、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の予想を970億円から1350億円(前期比40.0%増)に引き上げ、好感されたようだ。4-9月期は産業ガス部門での価格マネジメントの進捗や、ヘルスケア部門におけるラジカヴァ経口剤の想定を上回る販売状況、コスト構造改革の効果によって、利益が計画を上振れて着地した。下期には、クオリカプス社の売却や、シーピーシー社の追加取得に伴う利益の計上などが見込まれ、影響を業績予想に織り込んだ。一方、売上収益の見通しは4兆5550億円から4兆4550億円(同3.9%減)に引き下げている。
■大和 <8601> 947.7円 (+83.7円、+9.7%)
大和証券グループ本社 <8601> [東証P]が続急伸。31日の取引終了後に取得総数3500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.43%)、取得総額350億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。あわせて発表した24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算は、営業収益が前年同期比68.1%増の5700億8700万円、最終利益が同70.1%増の535億500万円だった。大幅増益で着地したことが好感されたほか、株式の需給改善への期待も膨らんだようだ。リテール部門では資産管理型ビジネスモデルへの移行が進み、経常ベースで大幅な増益となった。中間配当は19円と、前年同期の11円と比べ8円増配する。自社株の取得期間は11月16日~24年3月22日。各四半期末日の最終5営業日と、各四半期決算発表日の翌営業日より10営業日の間は取得を行わない。
※1日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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