前引け：２５日移動平均線を割り込み、今年の上げ幅帳消し

　前引けの日経平均株価は１２７．４３円安の１０４６３．１２円、ＴＯＰＩＸは８．５５ポイント安の９３２．３９ポイントで終了。東証一部の値上が銘柄数は３５４、値下がり銘柄数は１１８１、出来高は概算で８億８８５６万株、売買代金は３１０６億円でした。

　日経平均株価が２５日移動平均線を割り込むのは、昨年１２月２日以来のこと、そして大納会の終値を割り込んでおり今年の上昇幅を帳消しとしています。

　ＮＹ株式市場が金融規制案を嫌気して大幅続落、東京市場でも、米国株安、円高を嫌った売りで大幅安スタートとなった。

　個別では、主力輸出関連銘柄が弱く、トヨタ<7203.T>、日産自動車<7201.T>、ホンダ<7267.T> が売られ、ソニー<6758.T>、東京エレクトロン<8035.T> 、アドバンテスト<6857.T>などハイテクもきつい下げ、日本写真印刷<7915.T> 、東京製鐵<5423.T> 、小糸製作所<7276.T>はネガティブサプライズ決算を嫌気して急落となっています。

　一方でクラリオン<6796.T>がカーナビの材料を報じられ昨年来高値を更新、アルパイン<6816.T>は野村證券がレーティングを格上げしたことを材料視、ＪＶＣケンウッド<6632.T>はカーナビメーカーの株価上昇を交換して連れ高となっています。椿本チエイン<6371.T>はＵＢＳ証券のレーティング格上げを好感、東証一部値上がり率１８位、 一建設<3268.Q>は上方修正と増配を素直に好感して上昇しました。

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