決算プラス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … ソニーＧ、日本製鉄、三井物 (11月1日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の10月31日から1日の決算発表を経て2日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　安永 <7271>
　23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比54.6％増の4億円に拡大したが、通期計画の9億円に対する進捗率は44.7％となり、5年平均の44.8％とほぼ同水準だった。

★No.3　ニッカトー <5367>
　23年3月期の連結経常利益を従来予想の7.2億円→10.4億円(前期は10.2億円)に44.4％上方修正し、一転して1.2％増益見通しとなった。

★No.4　双日 <2768>
　23年3月期の連結最終利益を従来予想の850億円→1100億円(前期は823億円)に29.4％上方修正し、増益率が3.2％増→33.6％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<7271> 安永 　　　　　東Ｐ 　 +13.17 　 11/ 1　　上期　　　 54.62
<2871> ニチレイ 　　　東Ｐ 　 +10.46 　 11/ 1　　上期　　　 -7.45
<5367> ニッカトー 　　東Ｐ　　 +9.59 　 11/ 1　　上期　　　　0.00
<2768> 双日 　　　　　東Ｐ　　 +9.48 　 11/ 1　　上期　　　103.12
<8031> 三井物 　　　　東Ｐ　　 +8.69 　 11/ 1　　上期　　　 27.22

<6758> ソニーＧ 　　　東Ｐ　　 +7.68 　 11/ 1　　上期　　　 12.51
<6762> ＴＤＫ 　　　　東Ｐ　　 +5.80 　 11/ 1　　上期　　　 41.29
<5401> 日本製鉄 　　　東Ｐ　　 +4.41 　 11/ 1　　上期　　　 28.04
<6841> 横河電 　　　　東Ｐ　　 +4.26 　 11/ 1　　上期　　　　5.38
<7723> 愛時計 　　　　東Ｐ　　 +3.23 　 11/ 1　　上期　　　 -0.07

<2222> 寿スピリッツ 　東Ｐ　　 +2.75 　 11/ 1　　上期　　　　黒転
<9990> サックスバー 　東Ｐ　　 +1.42 　 11/ 1　　上期　　　　黒転
<9201> ＪＡＬ 　　　　東Ｐ　　 +0.79 　 11/ 1　　上期　　　　赤縮
<6641> 日新電 　　　　東Ｐ　　 +0.58 　 11/ 1　　上期　　　　4.38
<7011> 三菱重 　　　　東Ｐ　　 +0.43 　 11/ 1　　上期　　　244.43

<4967> 小林製薬 　　　東Ｐ　　 +0.38 　 11/ 1　　　3Q　　　 -2.77

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした2日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。
「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース