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*16:16JST 祝日明けの米ハイテク株高を睨んだ動き【クロージング】
20日の日経平均は3日続伸。62.26円高の38633.02円(出来高概算は13億1000万株)で取引を終えた。前日の米国市場はジューンティーンスデー(奴隷解放記念日)の祝日で休場だったことから海外勢の商いが細るなか、売り優勢の展開から始まった。これにより、日経平均株価は前場終盤にかけて一時38263.08円まで下げ幅を広げる場面も見られた。後場はこう着感が強まる展開が見込まれていたが、グローベックスのナスダック100指数がプラス圏で推移しており、祝日明けの米国市場のハイテク株物色への思惑が高まった。ハイテク主導の物色のなかで日経平均株価は下落幅を縮め、後場中盤にプラス圏を回復。終盤にかけてのリバウンド基調が続き、日中の高値圏で取引を終えた。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が840となり、値下がり数が全体の過半数を占めた。セクター別では、空運、医薬品、鉱業、繊維など11業種が上昇した。一方で、海運、証券商品先物、不動産、食料品など21業種が下落し、情報通信は変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、TDK<6762>、東エレク<8035>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ニデック<6594>がさえなかった。
前日の米国市場が休場だったほか、欧州市場も弱い値動きだったこともあり、売りが先行する格好となった。その後はやや先物主導で下押す動きをみせており、前場の段階で売り一巡感が意識されていた。祝日明けの米国市場の動向を見極めたいところであり、売り方にとってはポジションをニュートラルにしておきたいところだった。後場はある程度のショートカバーが下支えする可能性があったが、ナスダック100指数の上昇がショートカバーを速める一因になったようだ。
ファーストリテが日経平均株価の重荷となるパターンが目立っており、やや神経質にさせやすいところである。ただし、エヌビディアが時価総額で世界首位となるなか、物色の流れはAI関連に振れやすい。祝日明けの米国市場でエヌビディアの強い値動きが継続するようだと、半導体株への支援材料になる可能性はあるだろう。
<CS>
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が840となり、値下がり数が全体の過半数を占めた。セクター別では、空運、医薬品、鉱業、繊維など11業種が上昇した。一方で、海運、証券商品先物、不動産、食料品など21業種が下落し、情報通信は変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、TDK<6762>、東エレク<8035>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ニデック<6594>がさえなかった。
前日の米国市場が休場だったほか、欧州市場も弱い値動きだったこともあり、売りが先行する格好となった。その後はやや先物主導で下押す動きをみせており、前場の段階で売り一巡感が意識されていた。祝日明けの米国市場の動向を見極めたいところであり、売り方にとってはポジションをニュートラルにしておきたいところだった。後場はある程度のショートカバーが下支えする可能性があったが、ナスダック100指数の上昇がショートカバーを速める一因になったようだ。
ファーストリテが日経平均株価の重荷となるパターンが目立っており、やや神経質にさせやすいところである。ただし、エヌビディアが時価総額で世界首位となるなか、物色の流れはAI関連に振れやすい。祝日明けの米国市場でエヌビディアの強い値動きが継続するようだと、半導体株への支援材料になる可能性はあるだろう。
<CS>
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