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【↓】日経平均 大引け| 大幅続落、米株安や円高でリスク回避強まる (12月29日)
配信元:株探
投稿:2016/12/29 17:13
日経平均株価
始値 19301.04
高値 19301.04(09:00)
安値 19092.22(13:16)
大引け 19145.14(前日比 -256.58 、 -1.32% )
売買高 22億4914万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆7964億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は256円安と大幅続落、リスク回避強まる
2.米株安と為替の円高が利益確定売りを誘発
3.8割近い銘柄が下落し、日経平均は一時300円超下げ
4.東芝は大商いのなかで下値模索の展開続く
5.売買代金は東芝の影響も反映され2兆円上回る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは111ドル安と3日ぶりに反落。手掛かり材料に乏しい中、2万ドルを目前に利益確定売りに押された。
東京市場では、米株安や円高を受けてリスク回避の流れが強まり、日経平均株価は大きく下押す展開を余儀なくされた。
29日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが100ドルを超える下げをみせたことや、足もとのドル円相場が1ドル=116円台半ばまで円高が進んだことなどを受け、主力株中心に広範囲に売りが出た。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は前日時点で129%台と依然として過熱ゾーンにあり、年明けの波乱展開への警戒ムードも意識されるなか、利益確定を急ぐ動きが表面化した。日経平均は一時300円を超える下げで1万9000円トビ台まで売られる場面も。日銀のETF買いに対する思惑から途中下げ渋る局面もあったが、全体の8割近い銘柄が下落する売り圧力の強い相場で戻し切れなかった。なお、東証1部の売買代金は活況の目安とされる2兆円を上回った。
個別では、東芝<6502>が続急落となったが、リバウンド狙いの短期資金攻勢に伴い売買高は記録的に膨らんだ。このほかトヨタ自動車<7203>、ソフトバンクグループ<9984>も安い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが売られ、信越化学工業<4063>、ファナック<6954>なども下値を探った。ルネサスエレクトロニクス<6723>、SUMCO<3436>など半導体関連も下落した。
半面、任天堂<7974>が底堅さをみせ、大塚ホールディングス<4578>もしっかり。ダイフク<6383>が買われた。オルトプラス<3672>が急伸となり、タカタ<7312>はストップ高に買われた。東京個別指導学院<4745>が大幅高、レーザーテック<6920>、ジャストシステム<4686>なども上昇した。
日経平均への寄与度上位5銘柄はKDDI <9433> 、オリンパス <7733> 、JT <2914> 、アサヒ <2502> 、宝HLD <2531> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約4円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、ファナック <6954> 、ソフトバンク <9984> 、東エレク <8035> 、信越化 <4063> 。押し下げ効果は約75円。
東証33業種のうち上昇は、食料品のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)不動産業、(2)精密機器、(3)建設業、(4)医薬品、(5)情報・通信業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)海運業、(2)鉄鋼、(3)銀行業、(4)証券商品先物、(5)金属製品。
■個別材料株
△トライSTG <2178> [東証M]
今期経常を一転40%増益に上方修正、配当も14円増額。
△ハローズ <2742>
3-11月期(3Q累計)経常が19%増益で着地。
△IGポート <3791> [JQ]
映画興行収入過去最高更新でアニメ関連のテーマ性に再脚光。
△アイフリーク <3845> [JQ]
VR関連銘柄として引き続き注目。
△アークン <3927> [東証M]
パワードプロセスコンサルティングと資本業務提携。
△スガイ <4120> [東証2]
有機EL関連の一角として関心高まる。
△アビスト <6087>
いちよし経研が投資判断を新規に「A」。
△ウインテスト <6721> [東証2]
有機EL関連の低位株として物色が波及。
△タカタ <7312>
「米司法省と年明けにも和解」と報道。
▲パイプドHD <3919>
今期経常を16%下方修正。
▲キャリアL <6070>
9-11月期(3Q)経常は27%減益。
▲東芝 <6502>
相次ぐ大手格付け会社の格下げを嫌気。
▲宝印刷 <7921>
上期経常は一転3%減益で下振れ着地。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)オルトP <3672> 、(2)タカタ <7312> 、(3)アビスト <6087> 、(4)東京個別 <4745> 、(5)enish <3667> 、(6)川田テク <3443> 、(7)ユーシン精機 <6482> 、(8)ゼンリン <9474> 、(9)レーザーテク <6920> 、(10)シーイーシー <9692> 。
値下がり率上位10傑は(1)東芝 <6502> 、(2)キムラタン <8107> 、(3)ティアック <6803> 、(4)パイプドHD <3919> 、(5)キャリアL <6070> 、(6)ルネサス <6723> 、(7)JUKI <6440> 、(8)SUMCO <3436> 、(9)東特線 <5807> 、(10)東ソー <4042> 。
【大引け】
日経平均は前日比256.58円(1.32%)安の1万9145.14円。TOPIXは前日比18.41(1.20%)安の1518.39。出来高は概算で22億4914万株。値上がり銘柄数は342、値下がり銘柄数は1571となった。日経ジャスダック平均は2726.65円(11.01円安)。
[2016年12月29日]
株探ニュース
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