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東京株式(大引け)=77円安、米中貿易摩擦への警戒感くすぶり買い手控え

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/04/06 15:54
 6日の東京株式市場は方向感の定まらない展開となった。朝方は売りに押されたが日経平均株価の前引けは小幅プラス圏。しかし、後場終盤に売り直された。

 大引けの日経平均株価は前営業日比77円90銭安の2万1567円52銭と3日ぶり反落。東証1部の売買高概算は14億6938万株、売買代金概算は2兆6577億2000万円。値上がり銘柄数は661、対して値下がり銘柄数は1354、変わらずは66銘柄だった。

 前日の米国株市場でNYダウが240ドル高と3日続伸したことを受けリスク選好ムードとなることが予想されたが、日経平均は前日比マイナスでスタート。その後も買いの勢いは弱く下値を探る展開となった。米中貿易摩擦に対する警戒感は根強く、外国為替市場でも前日より円安水準にあるとはいえ、荒い値動きで主力輸出株への買い手控え感は拭えない。売り圧力も乏しく前引け時点では小幅プラス圏に浮上したが、後場も方向感は定まらず後半軟化、さらに引け際に一段安となった。業種別では石油関連のほか、小売、建設などの内需系銘柄が相対的に強さを発揮。一方、電機や機械セクターは売りに押されるものが目立った。値下がり銘柄数は1350を超え、値上がり数の2倍以上だった。売買代金は前日をやや上回り、3日続けて2兆6000億円台をこなした。

 個別では、武田薬品工業<4502.T>が売られ、SUMCO<3436.T>信越化学工業<4063.T>も安い。安川電機<6506.T>、日本電産<6594.T>も冴えない。トーセ<4728.T>が急落となったほか、不二越<6474.T>トーセイ<8923.T>も大きく値を下げた。日本トムソン<6480.T>ラウンドワン<4680.T>アルテック<9972.T>などの下げも目立った。ヴィンクス<3784.T>も利益確定売りに押された。

 半面、レノバ<9519.T>マネックスグループ<8698.T>がストップ高に買われたほか、イー・ガーディアン<6050.T>も値を飛ばした。セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が上昇、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>も買いが優勢だった。メンバーズ<2130.T>が大幅高、北の達人コーポレーション<2930.T>も連騰が続いている。クリーク・アンド・リバー社<4763.T>なども大きく水準を切り上げた。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ
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