3,525円
リンナイのニュース
■バルテス <4442> 1,564円 (+264円、+20.3%)
バルテス <4442> [東証G]が3日ぶりに急反騰。9日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が64億5100万円から67億700万円(前の期比27.5%増)へ、営業利益が4億6400万円から5億7000万円(同65.7%増)へ、純利益が3億500万円から4億1300万円(同67.9%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。大型案件における上流工程のPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)・QMO(クオリティ・マネジメント・オフィス)としての参画増加や、金融・公共・流通などのエンタープライズ系領域からの受注が引き続き拡大したことが牽引した。また、利益率の高いエンタープライズ系領域における業績が特に好調に推移したことや、下期以降に案件管理体制を大きく見直したことで主要事業の原価低減や販管費低減が進んだことも寄与した。
■日パレット <4690> 1,341円 (+201円、+17.6%)
日本パレットプール <4690> [東証S]が4日続急騰。9日の取引終了後、22年3月期の経常利益(非連結)は前の期比12.6%減の6.4億円になったが、23年3月期は前期比23.6%増の8億円に拡大を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったと発表。直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の経常利益は前年同期比2.1倍の2.1億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.8%→8.3%に急改善しており、好感されたようだ。
■ピアズ <7066> 1,064円 (+150円、+16.4%) ストップ高
ピアズ <7066> [東証G]がストップ高。10日の寄り前、 メタバース推進協議会に入会したと発表しており、これが好感された。同協議会は、メタバース空間内での生活文化・コミュニティーの形成、ビジネスの普及・促進のためのルールづくり(ガイドライン整備、ルールメイキング戦略、標準化)を目的に設立された団体。同社では今回の協議会への参画を通じて、新事業領域におけるビジネス機会の創出へとつなげたいとしている。
■GMO-R <3695> 2,565円 (+305円、+13.5%)
GMOリサーチ <3695> [東証G]が続急騰。全般地合い悪のなか、カイ気配スタートで一気に水準を切り上げた。同社はマーケティング調査による業務支援ビジネスを展開するが、売上高の約7割を占める主力のアウトソーシング部門が好調で全体業績を牽引している。9日取引終了後に発表した22年12月期第1四半期(22年1-3月)決算は営業利益が前年同期比69%増の2億1000万円と大幅増益を達成、対通期進捗率も5割強に達しており、これを好感する買いを呼び込む形となった。株価は2200円台を中心に1ヵ月近くにわたり中段もみ合いを続けており、10日は好決算発表を素直に好感し大上放れの様相をみせた。
■クルーバー <7134> 1,449円 (+156円、+12.1%)
クルーバー <7134> [東証S]が3日ぶりに急反騰。9日の取引終了後、22年3月期の連結経常利益は前の期比50.3%増の6.9億円に拡大し、23年3月期も前期比16.3%増の8.1億円に伸びを見込み、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなったと発表。6期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を45円→47.5円(前の期は1→100の株式分割前で4850円)に増額し、今期も前期比7.5円増の55円に増配する方針としたことで好感されたようだ。
■F&LC <3563> 3,180円 (+230円、+7.8%)
東証プライムの上昇率トップ。FOOD & LIFE COMPANIES <3563> [東証P]が急反発。同社は9日、子会社あきんどスシローが展開する回転ずしチェーン「スシロー」全店で、10月1日以降値上げを行うと発表したことが好材料視された。同社では1984年の創業以来、38年間にわたり1皿100円(税抜)のすしを提供し続けてきたが、円安や水産資源の減少などによる食材の調達コスト、物流費、地代、人件費、設備・建設資材の高騰を受けて値上げを判断したという。値上げ幅は10円から30円で、郊外型店舗では黄皿が120円(現行価格・税込110円)、赤皿が180円(同165円)、黒皿360円(同330円)となる。
■東計電算 <4746> 5,710円 (+400円、+7.5%)
東計電算 <4746> [東証S]が急反発。9日の取引終了後、22年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比45.0%増の14.1億円に拡大し、1-6月期(上期)計画の23.3億円に対する進捗率は60.5%となり、5年平均の59.3%とほぼ同水準だったと発表。直近3ヵ月の実績である1-3月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の20.9%→27.9%に大幅上昇しており、好感されたようだ。
■リンナイ <5947> 8,740円 (+610円、+7.5%)
東証プライムの上昇率2位。リンナイ <5947> [東証P]が4日ぶりに急反発。10日午前10時40分ごろ、上限を150万株(発行済み株数の3.01%)、または100億円とする自社株買いを実施すると発表しており、好材料視された。取得期間は5月11日から9月22日までで、株主還元の充実と資本効率の向上により更なる企業価値向上を図ることが目的という。また、同時に発表した23年3月期の連結業績予想で、売上高4000億円(前期比9.2%増)、営業利益410億円(同14.3%増)、純利益255億円(同7.4%増)を見込み、年間配当予想は前期比10円増の150円を予定していることも好材料視された。部品調達の逼迫により工場生産に支障が出たことで前期に減少した国内販売の回復を見込むほか、アメリカでの新工場稼働や中国におけるインターネット販売強化の取り組みが奏功する見通し。なお、22年3月期決算は、売上高3661億8500万円(前の期比6.3%増)、営業利益358億6400万円(同11.9%減)、純利益237億4800万円(同13.9%減)だった。
■エフピコ <7947> 2,845円 (+144円、+5.3%)
エフピコ <7947> [東証P]が4日ぶりに急反発。9日の取引終了後、マレーシア最大手の簡易食品容器メーカーLSSPI社の株式の40%を取得し、持ち分法適用関連会社とすると発表しており、これが好材料視された。残り60%の株は三井物産 <8031> [東証P]が取得。エフピコでは、アジアナンバーワンの簡易食品容器メーカーを目指しており、今回の株式取得は、エフピコ並びに三井物が持つ販売力の強化や生産効率向上のための経営ノウハウをLSSPI社に導入し、LSSPI社の東南アジア地域における競争力向上と利益最大化の実現などが狙い。なお、23年3月期業績への影響は軽微としている。
■コムチュア <3844> 2,852円 (+137円、+5.1%)
コムチュア <3844> [東証P]が急反発。同社は9日取引終了後に、23年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比16.6%増の46億6000万円としたことや、年間配当計画を前期比7円増配の44円としていることが好感されたようだ。売上高は同15.3%増の288億円を見込む。既存顧客との取引拡大やベンダー連携による新規顧客の開拓を実現する営業プロセスの徹底により、受注及び売り上げの拡大を図るとしている。また、25年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画もあわせて発表。数値目標は売上高380億円以上、営業利益61億円以上を目指すとしている。
■住友電設 <1949> 2,314円 (+93円、+4.2%)
住友電設 <1949> [東証P]が大幅反発。後場に入って切り返し、年初来高値を更新した。同社は10日午後1時ごろに22年3月期通期の連結決算を発表。営業利益は前の期比14.9%増の130億500万円となり、従来予想の115億円から上振れ着地した。売上高は同8.8%増の1675億9400万円(従来予想は1600億円)となった。大型の手持ち工事が進捗したほか、利益面では工事採算の改善や経費削減に取り組んだことが寄与した。また、期末配当を従来計画比12円増額の49円にすると発表。これにより、中間配37円とあわせた年間配当は86円(前の期は74円)となる。なお、23年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比4.4%増の1750億円、営業利益が同0.7%増の131億円を見込み、年間配当は86円を予定している。
■ワールド <3612> 1,350円 (+52円、+4.0%)
ワールド <3612> [東証P]が3日ぶりに大幅反発。全体下げ相場に抗して買い優勢の展開となった。10日は一時76円高の1374円まで駆け上がり約1ヵ月ぶりに年初来高値更新と気を吐いた。総合アパレル大手でショッピングセンターや百貨店に販路を持っている。9日取引終了後に発表した23年3月期の業績見通しでは営業利益が109億円予想と前期実績である21億9600万円の約5倍の水準に急拡大する見通しを発表、これが株価を押し上げる格好となった。新型コロナの影響が一巡するほか、不採算店舗の撤退による合理化効果が収益回復に寄与する見込み。PER8倍、PBR0.5倍台と株価指標面で割安なことも投資資金を誘導する材料となった。
■高速 <7504> 1,540円 (+51円、+3.4%)
高速 <7504> [東証P]が大幅反発。9日の取引終了後、23年3月期連結業績予想について、売上高950億円(前期比3.5%増)、営業利益38億円(同2.8%増)、純利益27億円(同1.4%増)と5期連続で営業最高益更新を見込み、年間配当予想を前期比2円増の46円にすると発表。また、23年3月末時点の株主から、毎年3月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、500円から1万円相当のクオカードまたはカタログギフトを贈呈する株主優待制度を導入するとあわせて発表しており、これらが好感された。なお、22年3月期決算は、売上高918億1700万円(前の期比6.2%増)、営業利益36億9600万円(同10.7%増)、純利益26億6200万円(同10.0%増)だった。また同時に、東北大学発スタートアップであるシグマアイ(東京都港区)と共同で、量子コンピューティング技術の一つである量子アニーリングを活用し、物流倉庫内作業の効率化に向けた実証実験を4月に開始したと発表しており、これも好材料視された。同実証実験では、高速の物流倉庫内での入庫、ピッキング、出庫などの一連の作業が効率的に実施可能となる最適な商品配置の実現を、量子アニーリングを活用した最適化技術により目指すとしている。
■キヤノン <7751> 3,130円 (+83円、+2.7%)
キヤノン <7751> [東証P]が3日続伸。9日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を2000万株(発行済み株数の1.91%)、または500億円としており、取得期間は5月10日から8月4日まで。資本効率の向上を図るとともに将来の株式交換など機動的な資本戦略に備えるためとしている。
■VIX短先物 <1552> 2,758円 (+72円、+2.7%)
国際のETF VIX短期先物指数 <1552> [東証E]が6日続伸し年初来高値を更新。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。9日の米VIX指数は6日に比べ4.56(15.10%)ポイント高の34.75に急上昇した。米国でのインフレ懸念や中国の景気減速懸念を背景に、NYダウは653ドル安と大幅下落し2ヵ月ぶりに年初来安値を更新した。ハイテク株の下落でナスダック指数は4%超の下落となった。この米株安に逆行する格好でVIX短先物は上昇基調を強めている。
■シグマクシス <6088> 1,039円 (+22円、+2.2%)
シグマクシス・ホールディングス <6088> [東証P]が4日ぶりに反発。9日の取引終了後、上限を100万株(発行済み株数の2.20%)、または8億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これが好感された。取得期間は6月8日から8月31日まで。また、同時に発表した23年3月期連結業績予想で、売上高172億円(前期比9.9%増)、営業利益31億8000万円(同15.2%増)、純利益20億円(同20.2%増)と2ケタ増益を見込み、年間配当予想を実質増配となる15円を予定していることも好材料視された。引き続きデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略策定、新規事業やサービス開発などのコンサルティングが順調に推移する見通し。4月に36人が入社するなど採用活動が順調に進捗していることも寄与する。なお、22年3月期決算は、売上高156億5400万円(前の期比11.6%増)、営業利益27億5900万円(同57.9%増)、純利益16億6400万円(同37.5%増)だった。
■加賀電子 <8154> 3,115円 (+40円、+1.3%)
加賀電子 <8154> [東証P]が反発。9日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が4750億円から4950億円(前の期比17.2%増)へ、営業利益が175億円から209億円(同82.3%増)へ、純利益が120億円から153億円(同34.2%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好材料視された。車載、医療機器及び産業機器向けを中心に電子部品の好調な販売が継続したことに加えて、独立系商社としての調達網の強みを生かして多方面から販売物量を確保できたことが奏功した。また、為替レートが想定よりも円安傾向で推移したことも寄与した。あわせて65円を予定していた期末配当を75円に引き上げ、年間配当を120円(前の期80円)にすると発表した。
※10日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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