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ファンケルのニュース
5日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は4日続落、手掛けづらい環境だが個別株物色に活路
・ドル・円は伸び悩み、国内勢の買いは一巡
・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位は資生堂<4911>
■日経平均は4日続落、手掛けづらい環境だが個別株物色に活路
日経平均は4日続落。65.73円安の22631.17円(出来高概算5億6000万株)で前場の取引を終えている。
連休明けとなった4日の米国市場でNYダウは12ドル安と3日続落した。米国とカナダの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉が5日から再開されるが、トランプ大統領が「NAFTAにカナダをとどめる必要はない」などと強硬姿勢を示しており、先行きへの警戒感が広がった。米8月サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が14年ぶりの高水準となったことで円相場は1ドル=111円台半ばまで下落する場面があったが、本日の日経平均は米株安を嫌気して33円安からスタートすると、朝方には一時22604.41円(92.49円安)まで下落した。その後は押し目買いの動きも見られたが、全般に手控えムードが強く、マイナス圏でのもみ合いが続いた。
個別では、ソフトバンクG<9984>や資生堂<4911>が3%前後下落し、日経平均の押し下げ役となった。資生堂のほかコーセー<4922>が4%超安、ファンケル<4921>が8%超安となるなど化粧品関連の下げが目立ったが、台風21号の影響で訪日外国人客(インバウンド)が減少するとの懸念が広がったようだ。その他ではトヨタ自<7203>、東海カーボ<5301>、ファナック<6954>、ソニー<6758>などが軟調だった。一方、国内「ユニクロ」の8月既存店売上高が4カ月ぶりに前年比プラスに転じたファーストリテ<9983>は4%近い上昇。売買代金上位ではスズキ<7269>やスルガ銀<8358>も逆行高となった。また、ペッパー<3053>は米ナスダックにADR(米国預託証券)の上場を申請したと発表し、商いを伴って急伸した。セクターでは、空運業、不動産業、電気・ガス業などが下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのは鉱業、パルプ・紙、金属製品の3業種のみだった。
連休明けの米国株式市場が小安く終わり、東京市場でも買い手掛かりに乏しいなかで利益確定の売りがやや優勢となっている。円相場の弱含みは支援材料となるが、米国とカナダ、中国などの通商問題の先行き不透明感から輸出関連株は手掛けづらい。また、内需・ディフェンシブ関連株でも台風21号の影響に対する懸念が広がっているとあって、日経平均は後場も上値の重い展開が続きそうだ。ペッパーなどで見られるように、個人投資家は材料株の個別物色に活路を見出しているようだ。
新興市場でもマザーズ指数が小幅に反落しているが、朝方には買い優勢となる場面が見られた。75日移動平均線に接近して目先の利益を確定する売りが出やすいものの、指数寄与度が大きいSOSEI<4565>などは戻り歩調が続いている。また、JPX<8697>と共同で実証実験を行うと発表したロゼッタ<6182>なども活況を見せており、個人投資家の物色意欲は根強い。
■ドル・円は伸び悩み、国内勢の買いは一巡
5日午前の東京外為市場でドル・円は伸び悩み。朝方に強まった国内勢の買いが一巡し、11円半ばに失速した。
ドル・円は、仲値でのドル買い需要が強く一時111円71銭まで買われた。また、豪国内総生産(GDP)の予想上振れで、豪経済の回復を期待した豪ドル買いも、ドルの上昇を支援したようだ。
国内勢による買いが入り一時111円71銭まで強含んだが、その後買いは一服したもよう。また、日経平均株価や上海総合指数の軟調地合いが続き、株安を警戒した円買いも観測されている。
ただ、国内勢のドル買いは、その後一巡。ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、目先の日本株安を警戒した円買いに振れやすい。一方、抵抗線として意識された111円50銭を上抜け、下値は堅そうだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は111円36銭から111円71銭、ユーロ・円は128円96銭から129円42銭、ユーロ・ドルは1.1579ドルから1.1588ドルで推移した。
■後場のチェック銘柄
・イワブチ<5983やアウンコンサルティング<2459>など、4銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位は資生堂<4911>
■経済指標・要人発言
【要人発言】
・トランプ米大統領
「カナダを新貿易協定に加える政治的必要性はない」
・トルドー・カナダ首相
「カナダの利益にならないNAFTAに署名しない」
「自動車分野でのNAFTA交渉の進展を歓迎」
【経済指標】
・豪・4-6月期GDP:前年比+3.4%(予想:+2.9%、1-3月期:+3.1%)
・中・8月財新サービス業PMI:51.5(予想:52.6、7月:52.8)
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・12:35 10年国債入札の結果発表
<海外>
・米国とカナダがNAFTA再交渉の協議再開
<HH>
・日経平均は4日続落、手掛けづらい環境だが個別株物色に活路
・ドル・円は伸び悩み、国内勢の買いは一巡
・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位は資生堂<4911>
■日経平均は4日続落、手掛けづらい環境だが個別株物色に活路
日経平均は4日続落。65.73円安の22631.17円(出来高概算5億6000万株)で前場の取引を終えている。
連休明けとなった4日の米国市場でNYダウは12ドル安と3日続落した。米国とカナダの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉が5日から再開されるが、トランプ大統領が「NAFTAにカナダをとどめる必要はない」などと強硬姿勢を示しており、先行きへの警戒感が広がった。米8月サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が14年ぶりの高水準となったことで円相場は1ドル=111円台半ばまで下落する場面があったが、本日の日経平均は米株安を嫌気して33円安からスタートすると、朝方には一時22604.41円(92.49円安)まで下落した。その後は押し目買いの動きも見られたが、全般に手控えムードが強く、マイナス圏でのもみ合いが続いた。
個別では、ソフトバンクG<9984>や資生堂<4911>が3%前後下落し、日経平均の押し下げ役となった。資生堂のほかコーセー<4922>が4%超安、ファンケル<4921>が8%超安となるなど化粧品関連の下げが目立ったが、台風21号の影響で訪日外国人客(インバウンド)が減少するとの懸念が広がったようだ。その他ではトヨタ自<7203>、東海カーボ<5301>、ファナック<6954>、ソニー<6758>などが軟調だった。一方、国内「ユニクロ」の8月既存店売上高が4カ月ぶりに前年比プラスに転じたファーストリテ<9983>は4%近い上昇。売買代金上位ではスズキ<7269>やスルガ銀<8358>も逆行高となった。また、ペッパー<3053>は米ナスダックにADR(米国預託証券)の上場を申請したと発表し、商いを伴って急伸した。セクターでは、空運業、不動産業、電気・ガス業などが下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのは鉱業、パルプ・紙、金属製品の3業種のみだった。
連休明けの米国株式市場が小安く終わり、東京市場でも買い手掛かりに乏しいなかで利益確定の売りがやや優勢となっている。円相場の弱含みは支援材料となるが、米国とカナダ、中国などの通商問題の先行き不透明感から輸出関連株は手掛けづらい。また、内需・ディフェンシブ関連株でも台風21号の影響に対する懸念が広がっているとあって、日経平均は後場も上値の重い展開が続きそうだ。ペッパーなどで見られるように、個人投資家は材料株の個別物色に活路を見出しているようだ。
新興市場でもマザーズ指数が小幅に反落しているが、朝方には買い優勢となる場面が見られた。75日移動平均線に接近して目先の利益を確定する売りが出やすいものの、指数寄与度が大きいSOSEI<4565>などは戻り歩調が続いている。また、JPX<8697>と共同で実証実験を行うと発表したロゼッタ<6182>なども活況を見せており、個人投資家の物色意欲は根強い。
■ドル・円は伸び悩み、国内勢の買いは一巡
5日午前の東京外為市場でドル・円は伸び悩み。朝方に強まった国内勢の買いが一巡し、11円半ばに失速した。
ドル・円は、仲値でのドル買い需要が強く一時111円71銭まで買われた。また、豪国内総生産(GDP)の予想上振れで、豪経済の回復を期待した豪ドル買いも、ドルの上昇を支援したようだ。
国内勢による買いが入り一時111円71銭まで強含んだが、その後買いは一服したもよう。また、日経平均株価や上海総合指数の軟調地合いが続き、株安を警戒した円買いも観測されている。
ただ、国内勢のドル買いは、その後一巡。ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、目先の日本株安を警戒した円買いに振れやすい。一方、抵抗線として意識された111円50銭を上抜け、下値は堅そうだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は111円36銭から111円71銭、ユーロ・円は128円96銭から129円42銭、ユーロ・ドルは1.1579ドルから1.1588ドルで推移した。
■後場のチェック銘柄
・イワブチ<5983やアウンコンサルティング<2459>など、4銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位は資生堂<4911>
■経済指標・要人発言
【要人発言】
・トランプ米大統領
「カナダを新貿易協定に加える政治的必要性はない」
・トルドー・カナダ首相
「カナダの利益にならないNAFTAに署名しない」
「自動車分野でのNAFTA交渉の進展を歓迎」
【経済指標】
・豪・4-6月期GDP:前年比+3.4%(予想:+2.9%、1-3月期:+3.1%)
・中・8月財新サービス業PMI:51.5(予想:52.6、7月:52.8)
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・12:35 10年国債入札の結果発表
<海外>
・米国とカナダがNAFTA再交渉の協議再開
<HH>
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