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ヘリオスのニュース

ヘリオスのニュース一覧

前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2024/04/05 05:30

ヘリオス <4593>  172円 (+8円、+4.9%)

 ヘリオス <4593> [東証G]が大幅続伸。4日、今年1月に破産手続きを申請した米アサシス社に関し、実質的に全資産を取得したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。ヘリオスはアサシス社と細胞治療医薬品「MultiStem」の開発・製造・販売に関する独占的なライセンス契約を締結していた。オハイオ州北部地区連邦破産裁判所からの許可を得て、4月3日にアサシス社の資産買収を完了。ヘリオスはアサシス社に対しマイルストーンとロイヤルティーを支払う必要がなくなったほか、400件以上の特許を含む同社の知的財産ポートフォリオを取得したという。

電通総研 <4812>  4,810円 (+205円、+4.5%)

 電通総研 <4812> [東証P]が4日ぶり大幅反発。同社は4日、東京大学医学部附属病院と人工知能(AI)を活用した口腔がんの画像診断支援システムの研究・開発に取り組むと発表。これが株価を刺激したようだ。これは擦過細胞診(病変部の表面部分を綿棒やブラシなどで擦ることにより、細胞を採取する方法)の代替検査手法の確立を目指すもの。これにより、口腔がんの早期発見だけでなく、患者の検査による心身の負荷軽減、医療の地域格差の緩和、予防医療などにつながるとしている。

フジクラ <5803>  2,329円 (+90.5円、+4.0%)

 フジクラ <5803> [東証P]が大幅反発。そのほか三菱マテリアル <5711> [東証P]、UACJ <5741> [東証P]が上昇し、東証の業種別指数で「非鉄金属」は上昇率上位となった。中国では3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)の上昇などを背景に景気の先行きに対する過度な懸念が和らぎつつある。米国でも景気の底堅さを示す経済指標の発表が散見されるなか、直近の国際商品市場で銅相場に上昇圧力が掛かっており、3日のロンドン金属取引所(LME)では1年2ヵ月ぶりの高値を付けた。銅価格の変動に業績が左右される非鉄株には、収益の底上げ効果を期待した買いが入ったようだ。

荏原 <6361>  13,755円 (+485円、+3.7%)

 荏原製作所 <6361> [東証P]が大幅反発。ポンプの総合メーカーで、環境装置で高い実績を誇るが、セグメント別では 半導体関連の収益貢献度が高い。直近では次世代半導体の量産を目指すラピダスに対し、政府から巨額の追加支援策が打ち出されマーケットでも話題となっているが、国策支援において回路線幅2ナノメートルの最先端品の開発及び量産が重要なポイントとなっている。国内の半導体関連企業も最先端品への事業展開が中期戦略のひとつのカギを握る状況にある。そうしたなか、「(荏原が)2ナノメートルに対応する半導体研磨装置の開発にメドをつけた」と4日付の日本経済新聞が報じた。これが機関投資家など大口の投資資金の食指を動かす背景となった形だ。

INPEX <1605>  2,469.5円 (+69.5円、+2.9%)

 INPEX <1605> [東証P]が3日続伸。そのほか、石油資源開発 <1662> [東証P]、ENEOSホールディングス <5020> [東証P]がそろって3日続伸となり、石油関連株が連日の人気化。3日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の5月限が前日2日比0.28ドル高の1バレル=85.43ドルと上昇。一時86.2ドルと昨年10月下旬以来、5ヵ月ぶりの水準に上昇した。1日にイランの在シリア大使館周辺がイスラエルによる空爆を受けたことに対し、イランが対抗措置を示唆したことで中東情勢への警戒感が台頭した。また、サウジアラビアなど石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」が3日、合同閣僚監視委員会で協調減産の維持を確認したことも原油需給の引き締まり要因と受け止められた。

フジ <8278>  1,912円 (+39円、+2.1%)

 フジ <8278> [東証P]が上伸。3日取引終了後に24年2月期連結業績予想の上方修正を発表。売上高を7959億円から8010億円(前の期比2.0%増)へ、営業利益を115億円から152億円(同34.3%増)へ引き上げており、これが好感された。顧客の生活防衛意識に対応した商品の提供や多様なニーズに合わせた付加価値の訴求により、食料品の販売が好調だった。また、商品・在庫管理の徹底によるロス削減などの取り組みも奏功した。

トクヤマ <4043>  2,747円 (+52円、+1.9%)

 トクヤマ <4043> [東証P]が反発。同社は3日、水素の貯蔵や輸送に使う水素化マグネシウムを製造するための水素化反応器を徳山製造所に導入し、年産30トンを目標に量産を開始したと発表。これが材料視されたようだ。これはバイオコーク技研(東京都千代田区)と共同で行うもの。同社は苛性ソーダを製造する時に併産する水素をマグネシウムに吸着させることで、水素化マグネシウムを製造するという。

TOPPAN <7911>  3,884円 (+66円、+1.7%)

 TOPPANホールディングス <7911> [東証P]が続伸。4日、グループ会社のTOPPANデジタルと情報通信研究機構(NICT)が、量子鍵配送(QKD)装置を活用し、高秘匿情報の送受信と保管に関する実証を行い、有用性を確認したと発表。中期的な収益貢献を期待した買いが株価を押し上げたようだ。TOPPANグループの自治体向けBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業の一つである給付金申請受付業務など、氏名や住所を含む住民情報を扱う業務を想定し実証を行った。量子暗号通信や秘密分散システムの有用性を確認したことを受け、今後は実証で得られた知見をもとに社会実装を目指し、行政でのDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進などにつなげる。

リオン <6823>  2,997円 (+46円、+1.6%)

 リオン <6823> [東証P]が4日ぶり反発。同社はきょう、パナソニック ホールディングス <6752> [東証P]のグループ会社と次世代の補聴器を共同開発するアライアンスを締結したことを明らかにしており、これが買い手掛かりとなったようだ。両社は、それぞれ長年にわたって補聴器の開発を手掛けてきたが、今後は互いの強みを生かして性能を更に進化させて普及拡大に取り組むとしている。

アインHD <9627>  5,561円 (+76円、+1.4%)

 アインホールディングス <9627> [東証P]が続伸。3日の取引終了後、取得総数10万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.28%)、取得総額6億円を上限とする自社株買いを実施すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。取得期間は4月19日から5月31日まで。ただし決算期末日の5営業日前となる4月23日から同月30日までは取得を行わない。

ハイデ日高 <7611>  2,636円 (+27円、+1.0%)

 ハイデイ日高 <7611> [東証P]が4日ぶり反発。3日の取引終了後、3月度の売上高速報を開示。既存店売上高は前年同月比13.3%増となった。伸び率は2月(17.4%)からやや鈍化したものの、増収基調を継続したとあって、買いを集める要因となったようだ。既存店の客数は同13.0%増で客単価は同0.3%増。全店ベースの売上高は同16.4%増となった。

テクマト <3762>  1,731円 (+17円、+1.0%)

 テクマトリックス <3762> [東証P]が4日ぶり反発。4日午後1時、連結子会社であるPSPが、同社とエムスリー <2413> [東証P]の合弁会社であるエムスリーAIと、キヤノン <7751> [東証P]傘下のキヤノンメディカルシステムズとともに、医療AIを活用したヘルスケアIT事業において業務提携をすることで合意したと発表し、ポジティブ視されたようだ。PSPはエムスリーAIと共同で展開するAIプラットフォームについて、キヤノンメディカルと販売連携する。また、キヤノンメディカルのAI解析技術や3D処理技術のライセンスを、PSPが持つ「DICOMビューアーソフトウェア」で提供し、画像診断における読影品質の向上や効率化を目指す。

※4日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探
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