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ネクセラファーマのニュース一覧

前週末18日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2023/08/21 05:30

T&K <4636>  1,361円 (+300円、+28.3%) ストップ高

 東証プライムの上昇率トップ。T&K TOKA <4636> [東証P]がストップ高。同社に対し米投資ファンドのベインキャピタルが1株1400円で、株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。全株式を取得し、非公開化を目指す。株価はTOB価格にサヤ寄せする展開となった。買付予定数は2278万6353株で、下限は1517万600株。上限は設定しない。2024年1月上旬をメドにTOBの開始を目指す。T&KはTOBに賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨している。同社はベインキャピタルからの経営支援をもとに、企業価値の最大化に努める方針。東京証券取引所は17日、同社株を監理銘柄(確認中)に指定した。

JDSC <4418>  893円 (+150円、+20.2%) ストップ高

 JDSC <4418> [東証G]がストップ高。17日の取引終了後、ダイレクトメール(DM)の発送代行を手掛けるメールカスタマーセンター(東京都港区)を連結子会社化すると発表。収益貢献を期待した買いが膨らんだ。JDSCのDM最適化AI「response insight(レスポンスインサイト)」との事業シナジーを見込む。メールカスタマーセンターの株式取得費用は22億1750万円。買収に伴う24年6月期連結業績への影響額(のれん償却費を考慮しない暫定値)は、売上高で140億円程度、営業利益で1億5000万円程度の増加要因になるという。現在の今期業績予想は買収の影響を考慮していない。

ヘッドウォ <4011>  9,190円 (+1,500円、+19.5%) ストップ高

 ヘッドウォータース <4011> [東証G]がストップ高。17日はリバウンド狙いの買いが集中し1000円高はストップ高に買われる人気となったが、18日も目先筋の売りを吸収し、水準を切り上げる展開となった。同社は人工知能(AI)を活用したソリューションビジネスを手掛け、生成AI分野にも積極展開を図っている。17日取引終了後、日本マイクロソフトが提供する「Azure OpenAI Service」を独自データ学習させるための生成AI活用プラットフォーム「SyncLect Generative AI」サービスを開始したことを発表、足もとの株価を強く刺激する格好となった。

Aバランス <3856>  6,920円 (+1,000円、+16.9%) ストップ高

 Abalance <3856> [東証S]がストップ高。17日の取引終了後、23年6月期の決算を18日に発表すると開示した。同社は14日、同日に予定していた決算発表について、決算数値の確定に時間を要しているとし、21日に延期する予定だと発表。これを受けて株価には強い下押し圧力が掛かった。今回、予定よりも前倒しをして決算を開示する方針を示したことが、買い戻しを誘う契機となったようだ。

エーアイ <4388>  1,065円 (+150円、+16.4%) ストップ高

 エーアイ <4388> [東証G]がストップ高。同社は17日取引終了後、中国のアイフライテックと協業契約を締結したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。この契約は、第19回世界陸上競技選手権大会(ハンガリー・ブタペスト)のオフィシャルイベントサプライヤーであるアイフライテックに日本語音声合成エンジン「AITalk」の提供などを実施するもので、今後アイフライテックの提供する製品・サービスで活用される見込みだという。

円谷フィHD <2767>  2,737円 (+365円、+15.4%)

 東証プライムの上昇率2位。円谷フィールズホールディングス <2767> [東証P]が続急騰。SBI証券が17日、円谷フィHDの目標株価を3600円から3820円に引き上げた。投資判断は「買い」を継続した。コンテンツ&デジタル事業における中国の売上高について、24年3月期第1四半期(4-6月)は物足りない印象としながらも、ライセンスビジネス体制の再構築や、オンタイムでの収益認識への変更といった一過性の要因が響いたと指摘。7-9月期の収益モメンタムは大きく改善すると予想する。同証券は25年3月期の円谷フィHDの営業利益予想を179億4100万円から191億3600万円に引き上げた。

ノバレーゼ <9160>  382円 (+25円、+7.0%)

 ノバレーゼ <9160> [東証S]が4日ぶり急反発。17日の取引終了後に発表した第2四半期決算説明資料で、「株主優待制度は2023年12月末を基準日として導入予定」とあることから、株主還元への姿勢を評価した買いが入ったようだ。

アクシス <4012>  1,399円 (+85円、+6.5%)

 アクシス <4012> [東証S]が急伸。17日の取引終了後に発表した中期経営計画で、27年12月期に売上高120億円以上(22年12月期58億5400万円)、営業利益15億円以上(同5億7600万円)を目指すとしたことから、意欲的な中計との評価から買われたようだ。「システムインテグレーション企業のアクシス」から「ITコンサルティング企業のアクシス」への進化を図り、将来のプライム市場への上場を見据えた事業規模の拡大と収益性の向上、更には株主還元の強化を目指すとしている。

東和薬品 <4553>  2,418円 (+127円、+5.5%)

 東証プライムの上昇率5位。東和薬品 <4553> [東証P]が3日続急伸。18日付の日本経済新聞朝刊で「新薬と同じ成分で安価なジェネリック医薬品(後発薬)について、厚生労働省は金額ベースの普及目標を新設する」と報じられており、ジェネリックで国内2強の一角である同社に買いが入った。記事によると後発薬の普及に関しては、政府目標の「シェア80%」を達成しつつあるものの、金額ベースでは普及の効果が見えていないことから、後発薬の活用による医療費の抑制を可視化するのが狙いという。金額ベースでの数値目標が設定されることで、更なる後発薬の普及拡大による恩恵が期待されており、2強のもう一角であるサワイグループホールディングス <4887> [東証P]も高かった。

三桜工 <6584>  855円 (+37円、+4.5%)

 東証プライムの上昇率8位。三櫻工業 <6584> [東証P]が大幅続伸。19日の午後6時からテレビ東京系列で放送されるドキュメンタリー番組「知られざるガリバー~エクセレントカンパニーファイル~」で同社が紹介される予定となっており、人気化を見込んだ先回り的な買いが流入したようだ。今回の放送では、世界でも高いシェアを持つ同社の車輌配管事業であり、普段あまり人の目に触れることのないクルマになくてはならないブレーキやエンジンの「配管」部品の製造プロセスが中心となるもよう。また、創業時の航空機部品製造をはじめ、酒類の製造、家電関連などさまざまな事業にチャレンジしてきた同社の変革の歴史と、未来へ向けた新たな取り組みも紹介される予定だという。

住友理工 <5191>  960円 (+41円、+4.5%)

 東証プライムの上昇率9位。住友理工 <5191> [東証P]が大幅高で4日続伸。8月2日高値(968円)を上回り年初来高値を更新した。同社は住友電工系の自動車用防振ゴム世界大手。1日に発表した4-6月期決算は経済回復や主要顧客の生産台数増加、円安の影響により、大幅増収・最終黒字転換で着地。決算とあわせ、24年3月期通期見通しの上方修正も発表した。好業績見通しを受けて株価の上昇圧力が強まるなか、18日は東海東京調査センターの格上げを手掛かりに上昇している。

DDグループ <3073>  1,478円 (+62円、+4.4%)

 東証プライムの上昇率10位。DDグループ <3073> [東証P]が3日ぶり大幅反発。「わらやき屋」など居酒屋をはじめ複数の業態の飲食店を運営するほか、ホテルや不動産事業にも展開する。訪日外国人観光客の急増に伴うインバウンド消費の恩恵もあり、業績は回復色が鮮明だ。同社が17日取引終了後に発表した、7月の既存店売上高は前年同月比29.4%増と3割近い伸びを達成、今年度は3月から高水準の売り上げが続いている。これを手掛かり材料に上値を見込んだ投資資金が流入した。株価は右肩上がりの25日移動平均線を再び上回る水準に上昇、もみ合い離脱に期待が高まっている。

PAコンサル <4071>  2,594円 (+95円、+3.8%)

 プラスアルファ・コンサルティング <4071> [東証P]が大幅続伸。18日、人事情報管理システム「タレントパレット」に関し、ヘルスケア管理機能を強化したと発表。同システムの導入企業の拡大への期待が膨らんだようだ。株価は16日に年初来安値をつけていたとあって、値ごろ感に着目した買いも集まった。一般健診データに加えて、有機溶剤や特定化学物質など10種類の特殊健診のデータ管理と労働基準監督署への報告用集計に対応できるようにした。

VIX短先物 <1552>  758円 (+25円、+3.4%)

 国際のETF VIX短期先物指数 <1552> [東証E]が大幅高で3日続伸。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時に上昇する特性を持つ。17日の米VIX指数は前日16日に比べ1.11(6.62%)ポイント高の17.89に上昇した。一時、18.13と5月末以来の水準まで値を上げた。米長期金利の上昇などが警戒され同日のNYダウは前日比290ドル安と3日続落した。中国経済に対する不安感も強まっている。こうしたなか、VIX短先物は上昇した。

フリークHD <6094>  950円 (+23円、+2.5%)

 フリークアウト・ホールディングス <6094> [東証G]が3日ぶり反発。同社は17日、子会社のGPがモバイルアドテクプロバイダーであるアデロ(スイス・チューリッヒ)とパートナーシップを締結したと発表。YouTubeコンテキスト動画広告GPを欧州顧客に提供するとしており、今後の展開が期待されたようだ。

DWTI <4576>  185円 (+4円、+2.2%)

 デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 <4576> [東証G]が3日ぶり反発。17日、眼科手術補助剤「DW-1002」の日本での製造販売承認の申請に向けた見通しを開示。今年末から来年初めに申請を目指す方針を示したことが、株価の支えとなったようだ。同剤は硝子体手術時の内境界膜染色及び白内障手術時の水晶体前嚢染色を対象とし、国内の第3相臨床試験の結果、有効性が認められた。今年度から医薬品医療機器総合機構(PMDA)との協議を重ね、製造販売承認申請に向けた準備を進めている。

■そーせい <4565>  1,684円 (+35円、+2.1%)

 そーせいグループ <4565> [東証P]が4日ぶり反発。SBI証券が17日、そーせいの目標株価を2700円から3400円に増額した。投資判断は「買い」を継続する。そーせいは7月、スイスの医薬品企業イドルシア社から日本法人、韓国法人の買収を発表した。SBI証券は割安な買収条件でありグッドディールだと評価。今回獲得した「ピヴラッツ」は医療機関からの引き合いも強いようだとしたうえで、フルセットのバイオ企業への成長の布石ができたと指摘する。同証券は、そーせいの24年12月期営業利益予想を71億2900万円から123億1100万円に引き上げた。

グランディ <8999>  582円 (+10円、+1.8%)

 グランディハウス <8999> [東証P]が続伸。17日の取引終了後、180万株(自己株式を除く発行済み株数の5.9%)、または10億2960万円を上限に、18日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表。これが好感された。買い付け価格は17日終値の572円。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、グランディは18日に買い付けを実施。買い付け数量180万株に対し、約定数量は160万株となった。

インヴァスト <7338>  780円 (+11円、+1.4%)

 インヴァスト <7338> [東証S]が続伸。17日の取引終了後に発表した7月度の月次概況(速報)で、連結営業収益が前年同月比35.5%増の5億4200万円となり、増収基調が続いていることが好感された。

住友鉱 <5713>  4,362円 (+55円、+1.3%)

 住友金属鉱山 <5713> [東証P]が5日ぶり反発。国際指標とされるロンドン金属取引所(LME)で17日、銅3ヵ月先物が上昇した。直近で銅相場は下落基調が掛かっていたが、底入れの兆しを示した格好となった。住友鉱は同日に年初来安値をつけていたこともあり、銅相場の回復期待を背景に、見直し買いが入ったようだ。中国景気の先行きが懸念されるなかにあって、中国当局が人民元の急激な変動を防ぐために、国有銀行に対して市場への介入強化を指示したと前日17日に伝わった。中国での景気刺激策への期待も市場の一部では根強いようだ。また17日には銅生産世界最大手のチリ銅公団を巡り、コスト上昇や債務増大により債務超過に陥るリスクがあることが、チリの業界団体の報告書で明らかになったとも一部で報じられた。

※18日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探
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