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バリオセキュアのニュース
■ブレインズ <4075> 1,376円 (+300円、+27.9%) ストップ高
ブレインズテクノロジー <4075> [東証G]がストップ高。同社は企業向けに人工知能(AI)を実装したソフトを提供し、ここ最近のAI関連株人気に乗っている。業績も顧客企業の デジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要を取り込み成長トレンドが鮮明だ。前週末9日に発表した23年7月期第3四半期決算(累計)は営業利益が前年同期比34%減の8400万円だったが、直近2-4月期だけでみると前年同期比2.3倍と大幅な伸びをみせている。トップラインも2ケタ増収を確保しており、業績成長トレンドが継続しているとの見方が買いにつながった。
■FLネット <9241> 1,930円 (+400円、+26.1%) ストップ高
フューチャーリンクネットワーク <9241> [東証G]がストップ高。同社は12日、Vチューバ―に関する事業を多数展開するuyet(東京都渋谷区)と共同で「まちスパチャプロジェクト」を開始すると発表。これが新たな買い手掛かりとなったようだ。まちスパチャプロジェクトは、日本の多様な地域性とキャラクター文化を掛け合わせ、地域とVチューバ―双方の新たな露出機会を創出し、漫画コンテンツとして展開するもの。今後は若者と地域の距離を更に縮めていくために、ユーザーが実際に地域に貢献でき、メリットも享受できる手段として「ふるさと納税制度」を活用した展開も予定しているという。
■HEROZ <4382> 2,189円 (+400円、+22.4%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。HEROZ <4382> [東証P]がストップ高。前週末9日の取引終了後、23年4月期の連結決算発表にあわせ、24年4月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比61.0%増の48億円、最終損益は3000万円の黒字(前期は5億7400万円の赤字)となる見通し。黒字転換の計画とともに、株主優待制度の導入を発表しており、ポジティブ視された。既存事業の成長を見込むほか、子会社化したバリオセキュア <4494> [東証S]とストラテジットが通期で連結決算に寄与することも影響する。また、同社は10月末に株主名簿に記載または記録された700株以上保有の株主を対象に、商品などと交換可能な株主優待ポイントの贈呈を始める。23年4月期は 人工知能(AI)やDX(デジタルトランスフォーメーション)支援に関する大型案件の受注などを背景に、売上高は29億8000万円(前の期単独14億8200万円)となった。半面、バリオの子会社化に伴って、段階取得による差損の発生などが響き、最終赤字となった。
■ユークス <4334> 2,346円 (+400円、+20.6%) ストップ高
ユークス <4334> [東証S]がストップ高。前週末9日の取引終了後に発表した24年1月期第1四半期(2-4月)の連結決算は、最終利益が前年同期比51.7%減の1億4300万円だった。減益ながら中間期の計画を上回っており、これを評価した買いが入ったようだ。売上高は前年同期比で微増の10億400万円だった。米国プロレス団体「All Elite Wrestling(AEW)」から開発受託したプロレスゲームの開発が引き続き順調に進行したという。
■フリービット <3843> 1,800円 (+272円、+17.8%)
東証プライムの上昇率2位。フリービット <3843> [東証P]が急反騰。同社は接続サービスのインフラ支援サービスなどを行うが、足もとの業績は好調に推移している。前週末9日取引終了後に発表した23年4月期業績は営業利益が前の期比27%増の40億700万円と大幅増益を達成、続く24年4月期も前期比25%増の50億円予想と高水準の伸びを続ける見通しで、2期連続の過去最高利益更新となる。これを好感する形で株価が押し上げられた。株価は前週末に決算発表を警戒して寄り後に値を崩し、大陰線を引いたが、一転して12日はリバウンド狙いの買いや空売り買い戻しを呼び込む格好となった。
■エスユーエス <6554> 1,009円 (+150円、+17.5%) ストップ高
エスユーエス <6554> [東証G]がストップ高。日経平均の上値追いが鮮烈だが、ここに来て中小型株へも物色資金が波及している。東証グロース市場の銘柄の戻り足が鮮明だ。そのなか、同社株は人工知能(AI)関連の一角として急速に頭角を現している。業績も絶好調で、22年9月期はコンサルティング、派遣業務、AI(XR)事業いずれも売り上げを急拡大させ、営業利益は増収効果を映して前の期比3.8倍化した。更に23年9月期も前期比30%増益で9億5300万円予想と抜群の成長力を誇る。
■シーイーシー <9692> 1,683円 (+247円、+17.2%)
東証プライムの上昇率3位。シーイーシー <9692> [東証P]が続急騰、年初来高値を更新した。前週末9日の取引終了後、第2四半期累計(2-7月)連結業績予想について、売上高を248億円から256億円(前年同期比9.0%増)へ、営業利益を25億5000万円から30億円(同52.3%増)へ、純利益を17億7000万円から20億7000万円(同40.8%減)へ上方修正したことが好感された。第1四半期において、主要顧客である製造業を中心にICT投資が堅調に推移し、注力事業・主力事業ともに、計画を上振れて着地したことが要因という。特に注力事業ではDX推進を背景としたニーズが増加傾向にあり、売り上げの伸長に加えて高収益商談の獲得が進んだことも寄与する。なお、24年1月期通期業績予想は、売上高510億円(前期比5.8%増)、営業利益55億5000万円(同26.9%増)、純利益38億4000万円(同25.9%減)の従来見通しを据え置いている。同時に発表した第1四半期(2-4月)決算は、売上高132億2200万円(前年同期比12.0%増)、営業利益18億4200万円(同2.0倍)、純利益12億8600万円(同53.6%増)だった。
■ベステラ <1433> 1,109円 (+150円、+15.6%) ストップ高
東証プライムの上昇率4位。ベステラ <1433> [東証P]がストップ高。11日朝のTBS系情報番組「応援!日本経済 がっちりマンデー!!」で紹介されたことが買いにつながったようだ。番組では「儲かる破壊業界」のテーマで同社のりんご皮むき工法でガスタンクを破壊する技術を紹介。風力発電の風車を転倒させる工法で破壊する技術も紹介された。また、前週末9日の取引終了後に第1四半期(2-4月)連結決算を発表した。売上高15億3700万円(前年同期比8.6%減)、営業損益3500万円の赤字(前年同期1億9600万円の黒字)と営業赤字に転落したものの、受注工事高は製鉄業界で大型工事の受注があり、過去最高の74億2700万円(前年同期比4.4倍)を記録したと発表。受注残高も過去最高の93億300万円(同5.5倍)となり、好調な受注状況を好感する買いも入ったようだ。なお、24年1月期通期業績予想は、売上高78億円(前期比42.9%増)、営業利益5億1000万円(前期2億1500万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。
■日神GHD <8881> 517円 (+59円、+12.9%)
東証プライムの上昇率5位。日神グループホールディングス <8881> [東証P]が続急騰で年初来高値を更新。同社は9日取引終了後、配当方針を変更すると発表。これまでの配当性向は30%以上を目安としていたが、50%を目安にするとしており、これが好材料視されたようだ。これは、より一層の企業価値向上を実現するため、資本コスト・資本収益性や株価を意識した経営を実践していく取り組みの一つ。変更時期は24年3月期からとしている。
■マクビープラ <7095> 19,560円 (+2,210円、+12.7%)
Macbee Planet <7095> [東証G]が続急騰。10日付の日本経済新聞朝刊で「グロース市場上場でウェブマーケティング支援を手がけるマクビープラネットの2024年4月期の連結営業利益が前期比3割増の28億円程度になる見通しだとわかった」と報じられたことが好材料視されたようだ。記事によると、ネット広告の最適化支援サービスが好調なほか、ネットマーケティング(東京都港区)の広告事業を買収したことが寄与するという。報道に対して会社側では、「当社から発表したものではない。業績については概ね報道された内容に近い数字を見込んでいるが現在精査中だ」とコメントしている。なお、決算発表は6月13日を予定している。
■ケアネット <2150> 925円 (+101円、+12.3%)
ケアネット <2150> [東証G]が続急騰。医師・医療従事者向け会員制サイトをプラットフォームに医薬品メーカーのマーケティングを支援、医薬品の情報提供なども行う。医薬業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)の流れを捉えて商機を獲得し、業績は16年12月期以降前期まで売上高、営業利益ともに拡大路線をひた走る。対して株価は貸株調達による空売りなど需給的要因から、4月以降一貫して下値模索の展開を続けていた。ただ、ここ1ヵ月ほど800円近辺を下限とする底値もみ合いを続けていたが、目先売り物がこなれた感触もある。12日は満を持して底値離脱の動きをみせた。
■トビラシステムズ <4441> 1,084円 (+117円、+12.1%)
東証プライムの上昇率6位。トビラシステムズ <4441> [東証P]が続急騰。前週末9日の取引終了後に発表した第2四半期累計(22年11月-23年4月)単独決算が、売上高10億900万円(前年同期比20.3%増)、営業利益3億5700万円(同27.5%増)、純利益2億3500万円(同49.8%増)と大幅増益となったことが好感された。主力の迷惑情報フィルタ事業の各サービスが順調に成長。第2の収益の柱として注力しているビジネスフォン向けフィルタサービスも「トビラフォンBiz」が受注件数を伸ばし寄与した。なお、23年10月期通期業績予想は、売上高20億円(前期比18.9%増)、営業利益6億円(同10.9%増)、純利益3億9400万円(同22.3%増)の従来見通しを据え置いている。
■日本駐車場 <2353> 257円 (+27円、+11.7%)
東証プライムの上昇率7位。日本駐車場開発 <2353> [東証P]が続急騰。9日の取引終了後、取得総数400万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.25%)、取得総額10億円を上限とする自社株買いを実施すると発表し、材料視されたようだ。取得期間は6月19日から8月31日まで。23年7月期第3四半期累計(22年8月-23年4月)の連結決算も発表した。売上高は前年同期比25.8%増の250億8000万円、最終利益は同45.7%増の35億5300万円だった。国内駐車場事業では新規契約物件が増加した。スキー場事業では、入国制限の緩和を背景に、来場者数が大きく増加。テーマパーク事業も好調だった。更に同社は、日本スキー場開発 <6040> [東証G]の子会社が長野県白馬村に保有するHAKUBA VALLEY 白馬岩岳マウンテンリゾートの山麓エリアにある敷地の一部について、ホテル開発を進めるために、有力な不動産ディベロッパーに対して土地の譲渡に関する優先交渉権を設定したとも公表した。
■サムコ <6387> 6,190円 (+640円、+11.5%)
東証プライムの上昇率9位。サムコ <6387> [東証P]が続急騰。前週末9日の取引終了後に発表した第3四半期累計(22年8月-23年4月)単独決算が、売上高55億7600万円(前年同期比30.7%増)、営業利益13億1400万円(同73.1%増)、純利益9億6600万円(同65.5%増)と大幅増収増益となったことが好感された。半導体レーザーや高周波デバイスなど向けCVD装置やエッチング装置が伸長したほか、実装・表面処理分野の各種表面改質用途など幅広い分野へ向けた洗浄装置も好調だった。なお、23年7月期通期業績予想は、売上高77億円(前期比20.3%増)、営業利益16億2000万円(同18.1%増)、純利益10億8000万円(同2.6%増)の従来見通しを据え置いている。
※12日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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