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恵和のニュース
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~全般こう着ながら、決算を手掛かりとした物色は活発~
11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■全般こう着ながら、決算を手掛かりとした物色は活発
■パナソニック、23/3営業利益 19.3%減 2885億円、24/3予想 49.0%増 4300億円
■前場の注目材料:富士フイルム、米社の半導体材料事業を945億円で買収
■全般こう着ながら、決算を手掛かりとした物色は活発
11日の日本株市場は、やや売り優勢となるものの、引き続き底堅さが意識されそうだ。10日の米国市場はNYダウが30ドル安だった一方で、ナスダックは126ポイント高とまちまちの展開。4月の米消費者物価指数(CPI)が予想と一致したことから過度な警戒感が和らぎ、利上げ停止観測を受けた買いが先行した。しかし、根強い景気後退懸念から買いは続かず、NYダウ下落に転じた。バイデン大統領と議会指導者との会合を控え債務上限問題への懸念も重荷となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円安の29055円。円相場は1ドル134円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まろう。ただし、米CPIに対する警戒感が強まっていたこともあり、CPIが無難に通過したことから、買い戻しの動きも意識されやすいだろう。日経225先物はナイトセッションで一時28890円まで売られる場面も見られたが、終値では29000円を上回っており、日経平均の29000円水準での底堅さが意識されよう。米国の債務上限問題への警戒から積極的な売買は手控えられそうだが、そもそも決算発表がピークを迎えるなか、決算を手掛かりとした物色が中心であり、個別の商いは活発になろう。
円相場は1ドル134円台前半と円高に振れて推移していることから輸出関連は手掛けづらくなりそうだが、前日に決算を発表したトヨタ<7203>への見直し買いが継続するようだと、他の輸出株への支援材料になりそうだ。また、本日は東エレク<8035>やソフトバンクG<9984>の決算を控えていることから、決算を前にした売り方の買い戻しの動きを見せてくるかが注目されよう。ナスダックの強い動きも指数インパクトの大きい値がさ株への支援材料になりやすいと考えられる。
なお、日経平均はこう着感が強まりやすく、SQを前に先物主導で仕掛け的な動きには警戒が必要である。また、昨日の日本製鉄<5401>のように、決算発表の一報でアルゴが発動する動きも入りやすく、荒い値動きには注意しておきたい。決算を手掛かりとした物色として、前日の引け後に発表したところでは、パナHD<6752>、富士フイルム<4901>、INPEX<1605>、京急<9006>、日清粉G<2002>、エアウォーター<4088>、アシックス<7936>、パンパシHD<7532>、ハウス食G<2810>、不二製油G<2607>、カプコン<9697>、東洋炭素<5310>、スクリーンHD<7735>、ホシザキ<6465>、日本精機<7287>などが注目される。
■パナソニック、23/3営業利益 19.3%減 2885億円、24/3予想 49.0%増 4300億円
パナソニック<6752>が発表した 2023年3月期業績は、売上高が前期比13.4%増の8兆3789.42億円、営業利益は同19.3%減の2885.70億円だった。自動車生産の回復を受けた車載機器、車載電池などの販売増により増収となった。営業利益については、原材料価格の高騰による影響を価格改定や合理化でカバーし、為替の影響もあった一方で、急速な市況悪化に伴う減販損により減益となった。24年3月期業績は、売上高が前期比1.4%増の8兆5000億円、営業利益は同49%増の4300億円を計画。米国で車載電池の販売が伸びるほか、欧州でヒートポンプ式温水給湯暖房機の需要が旺盛と見込む。コンセンサス(3800億円)を上回る利益計画となる。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(12306.44、+126.89)
・SOX指数は上昇(2997.51、+29.67)
・VIX指数は低下(16.94、-0.77)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・コロナ後の人流再開
・トヨタ自<7203>通期見通し、営業益3兆円で最高更新、生産計画1010万台
・富士フイルム<4901>米社の半導体材料事業を945億円で買収
・パナHD<6752>グループのコネクト、投資強化、米子会社通じ270億円
・コニカミノルタ<4902>米子会社で大幅減損計上、事業譲渡も視野
・丸紅<8002>中国からメタノール、低炭素型、丸紅が販売権
・ソディック<6143>射出成形機のアフターサービス増強、名古屋に新拠点
・千代化建<6366>JBSと協業、クラウドでプラント運用・保守
・恵和<4251>光学シート「車載」開拓、売り上げ倍増へ
・日本製鉄<5401>北九州・兵庫に大型電炉設置
・三菱ガス<4182>半導体パッケージ材料増強、タイ拠点生産能力2倍
・東洋炭素<5310>半導体用黒鉛製品の処理能力増強、海外で炉を新増設
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 3月経常収支(予想:+2兆8907億円、2月:+2兆1972億円)
・08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(4月27-28日分)
<海外>
・10:30 中・4月消費者物価指数(前年比予想:+0.3%、3月:+0.7%)
・10:30 中・4月生産者物価指数(前年比予想:-3.3%、3月:-2.5%) <ST>
■全般こう着ながら、決算を手掛かりとした物色は活発
■パナソニック、23/3営業利益 19.3%減 2885億円、24/3予想 49.0%増 4300億円
■前場の注目材料:富士フイルム、米社の半導体材料事業を945億円で買収
■全般こう着ながら、決算を手掛かりとした物色は活発
11日の日本株市場は、やや売り優勢となるものの、引き続き底堅さが意識されそうだ。10日の米国市場はNYダウが30ドル安だった一方で、ナスダックは126ポイント高とまちまちの展開。4月の米消費者物価指数(CPI)が予想と一致したことから過度な警戒感が和らぎ、利上げ停止観測を受けた買いが先行した。しかし、根強い景気後退懸念から買いは続かず、NYダウ下落に転じた。バイデン大統領と議会指導者との会合を控え債務上限問題への懸念も重荷となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円安の29055円。円相場は1ドル134円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まろう。ただし、米CPIに対する警戒感が強まっていたこともあり、CPIが無難に通過したことから、買い戻しの動きも意識されやすいだろう。日経225先物はナイトセッションで一時28890円まで売られる場面も見られたが、終値では29000円を上回っており、日経平均の29000円水準での底堅さが意識されよう。米国の債務上限問題への警戒から積極的な売買は手控えられそうだが、そもそも決算発表がピークを迎えるなか、決算を手掛かりとした物色が中心であり、個別の商いは活発になろう。
円相場は1ドル134円台前半と円高に振れて推移していることから輸出関連は手掛けづらくなりそうだが、前日に決算を発表したトヨタ<7203>への見直し買いが継続するようだと、他の輸出株への支援材料になりそうだ。また、本日は東エレク<8035>やソフトバンクG<9984>の決算を控えていることから、決算を前にした売り方の買い戻しの動きを見せてくるかが注目されよう。ナスダックの強い動きも指数インパクトの大きい値がさ株への支援材料になりやすいと考えられる。
なお、日経平均はこう着感が強まりやすく、SQを前に先物主導で仕掛け的な動きには警戒が必要である。また、昨日の日本製鉄<5401>のように、決算発表の一報でアルゴが発動する動きも入りやすく、荒い値動きには注意しておきたい。決算を手掛かりとした物色として、前日の引け後に発表したところでは、パナHD<6752>、富士フイルム<4901>、INPEX<1605>、京急<9006>、日清粉G<2002>、エアウォーター<4088>、アシックス<7936>、パンパシHD<7532>、ハウス食G<2810>、不二製油G<2607>、カプコン<9697>、東洋炭素<5310>、スクリーンHD<7735>、ホシザキ<6465>、日本精機<7287>などが注目される。
■パナソニック、23/3営業利益 19.3%減 2885億円、24/3予想 49.0%増 4300億円
パナソニック<6752>が発表した 2023年3月期業績は、売上高が前期比13.4%増の8兆3789.42億円、営業利益は同19.3%減の2885.70億円だった。自動車生産の回復を受けた車載機器、車載電池などの販売増により増収となった。営業利益については、原材料価格の高騰による影響を価格改定や合理化でカバーし、為替の影響もあった一方で、急速な市況悪化に伴う減販損により減益となった。24年3月期業績は、売上高が前期比1.4%増の8兆5000億円、営業利益は同49%増の4300億円を計画。米国で車載電池の販売が伸びるほか、欧州でヒートポンプ式温水給湯暖房機の需要が旺盛と見込む。コンセンサス(3800億円)を上回る利益計画となる。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(12306.44、+126.89)
・SOX指数は上昇(2997.51、+29.67)
・VIX指数は低下(16.94、-0.77)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・コロナ後の人流再開
・トヨタ自<7203>通期見通し、営業益3兆円で最高更新、生産計画1010万台
・富士フイルム<4901>米社の半導体材料事業を945億円で買収
・パナHD<6752>グループのコネクト、投資強化、米子会社通じ270億円
・コニカミノルタ<4902>米子会社で大幅減損計上、事業譲渡も視野
・丸紅<8002>中国からメタノール、低炭素型、丸紅が販売権
・ソディック<6143>射出成形機のアフターサービス増強、名古屋に新拠点
・千代化建<6366>JBSと協業、クラウドでプラント運用・保守
・恵和<4251>光学シート「車載」開拓、売り上げ倍増へ
・日本製鉄<5401>北九州・兵庫に大型電炉設置
・三菱ガス<4182>半導体パッケージ材料増強、タイ拠点生産能力2倍
・東洋炭素<5310>半導体用黒鉛製品の処理能力増強、海外で炉を新増設
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 3月経常収支(予想:+2兆8907億円、2月:+2兆1972億円)
・08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(4月27-28日分)
<海外>
・10:30 中・4月消費者物価指数(前年比予想:+0.3%、3月:+0.7%)
・10:30 中・4月生産者物価指数(前年比予想:-3.3%、3月:-2.5%) <ST>
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