929円
フーバーブレインのニュース
■デルタフライ <4598> 1,490円 (+300円、+25.2%) ストップ高
Delta-Fly Pharma <4598> はマドを開けて買われる。1月31日の取引終了後、開発中の抗がん剤候補化合物「DFP-14323」の臨床第2相試験の進捗状況を発表しており、これを好感した買いが入ったようだ。DFP-14323と肺がん治療薬「アファチニブ」を併用した同試験について、無増悪生存期間(治療中や治療後にがんが進行せず安定した状態である期間)の中央値が20.6ヵ月になったとし、承認済み類薬の同中央値を上回ったという。この試験結果を踏まえ会社側では、今後の取扱いに関して医薬品医療機器総合機構(PMDA)と相談する予定としている。
■キャリアデザ <2410> 1,064円 (+150円、+16.4%) ストップ高
キャリアデザインセンター <2410> がストップ高。同社は1月31日取引終了後、22年9月期第2四半期累計(10~3月)単独業績予想について、売上高を67億7000万円から71億1000万円へ、営業利益を2億7600万円から4億100万円へ、純利益を2億2000万円から2億8700万円へ上方修正すると発表した。22年9月期第1四半期(10~12月)単独営業利益は3億1300万円で、通期計画5億200万円は据え置かれた。IT業界を中心に想定していたよりも採用需要が活発となり、各事業における取引社数が増加したため、上期見通しを上方修正するという。なお、21年9月期第3四半期から非連結での業績を開示しているため、前年との比較は記載されていない。また、3月31日を基準日とする株主優待を行う。10単元(1000株)以上保有の株主が対象で「新潟県魚沼産コシヒカリ5キログラム」を贈呈する。辞退者や申し込みがない場合は日本赤十字社へ寄付する予定。
■フーバーブレイン <3927> 710円 (+100円、+16.4%) ストップ高
フーバーブレイン <3927> がストップ高の710円に買われた。1月31日の取引終了後、伊藤忠テクノソリューションズ <4739> と資本・業務提携すると発表しており、これが好材料視された。今回の提携により、両社はITエンジニア人材の確保で協業するほか、IT人材派遣及び委託事業を手掛ける子会社GHインテグレーションの一部株式を伊藤忠テクノに譲渡するとしている。また、韓国人ITエンジニアの安定的な確保に強みを有するGHIを協力して経営することで、韓国だけではなく、CTCが拠点を有するマレーシア、シンガポール、タイ、インドネシアなども含めて広くアジアから優秀なエンジニア人材を採用し、育成から供給までのフローを中期的に構築することを目指すという。資本面ではF-ブレインが保有するGHI株式のうち15%に当たる60株をCTCに2月28日付で譲渡する予定で、譲渡価額は7998万円。なお、同件による22年3月期業績への影響は軽微としている。同時にF-ブレインは、M&A仲介やアジア進出のコンサルティングを手掛けるNexpanderJapan(NPJ、東京都渋谷区)と資本・業務提携すると発表しており、これも好材料視された。NPJと戦略的アライアンスを結び、日本国内に限らず広くアジアにおいて「テレワーク」「クラウド」「アジア」をキーワードとした投資・M&Aを加速させるのが目的で、資本面ではNPJを割当先として第三者割り当てによる第12回新株予約権を500個発行する予定。なお、調達資金2645万円は運転資金に当てる方針だ。
■SREホールディングス <2980> 5,090円 (+705円、+16.1%) ストップ高
東証1部の上昇率3位。SREホールディングス <2980> がストップ高の5090円に買われた。1月31日の取引終了後に発表した第3四半期累計(21年4~12月)連結決算が、売上高73億5500万円(前年同期比2.5倍)、営業利益9億7700万円(同2.6倍)、純利益6億4000万円(同2.8倍)と大幅増益となったことが好感された。DXグランプリ獲得による知名度向上や前年下期からのセールス・カスタマーサクセス体制増強などにより、AIクラウド&コンサルティング事業でクラウド・コンサルティングともに顧客獲得が継続して順調に推移したことが牽引した。また、不動産テック事業も市況の好調が続くなか大幅に伸長した。なお、22年3月期通期業績予想は、売上高118億円(前期比60.8%増)、営業利益13億5000万円(同27.8%増)、純利益8億3500万円(同25.2%増)の従来見通しを据え置いている。
■Jパワー <9513> 1,738円 (+237円、+15.8%)
東証1部の上昇率4位。Jパワー <9513> が急伸。1月31日の取引終了後、22年3月期業績予想の上方修正を発表。営業利益を440億円から740億円(前期比4.9%減)へ増額しており、これを好感した買いが入っているようだ。売上高も9900億円から1兆300億円(同13.3%増)へ引き上げた。日本卸電力取引所(JEPX)価格の上昇による同取引所向け電力販売収入の増加のほか、燃料調達上の工夫による発電粗利の改善が業績を押し上げる見通し。
■FPG <7148> 755円 (+100円、+15.3%) ストップ高
東証1部の上昇率5位。FPG <7148> がストップ高。1月31日の取引終了後、22年9月期業績予想の上方修正を発表。売上高を410億円から440億円(前期149億2400万円)へ、営業利益を54億円から78億円(前期比49.0%増)へ引き上げており、これを好感した買いが膨らんでいるようだ。コロナ禍からの回復を追い風に、船舶やコンテナのオペレーティングリースを行う主力のリースファンド事業が上期段階で大幅増収増益の見込みにあることが要因。また、富裕層向け投資用不動産事業が拡大していることも貢献する。あわせて、従来22円としていた期末一括配当について、32円(前期18円50銭)に増額することも発表した。
■旭有機材 <4216> 1,973円 (+201円、+11.3%)
東証1部の上昇率8位。旭有機材 <4216> が続急伸し一時、前日比272円(15.3%)高の2044円に買われた。1月31日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を600億円から625億円(前期比16.7%増)へ、営業利益を48億円から58億円(同70.4%増)へ、純利益を34億円から39億5000万円(同41.7%増)へ上方修正したことが好感された。第3四半期までに各事業部における海外売り上げが堅調に推移したほか、国内外で付加価値の高い半導体向け製品の販売が伸びたことが要因としている。なお、第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高472億3700万円(前年同期比24.1%増)、営業利益48億900万円(同2.6倍)、純利益33億7300万円(同2.4倍)だった。
■大平洋金属 <5541> 2,523円 (+257円、+11.3%)
東証1部の上昇率9位。大平洋金属 <5541> が急動意、投資資金の流入が加速し上値追い態勢を鮮明とさせている。日本製鉄系の合金メーカー大手でフェロニッケル製錬では世界上位にある。1月31日取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表、最終利益を従来予想の37億1200万円から84億5500万円(前期比7.3倍)に大幅増額しており、これがポジティブサプライズとなった。ステンレス鋼の回復に加え、ニッケル価格が上昇基調を強めるなかフェロニッケルの販売数量が伸びており、業績は会社側計画を大きく上回る状況にある。好業績を背景に年間配当も大幅に上乗せし、従来計画比75円増額の130円(前期は20円)とすることでポジティブサプライズとなった。
■TDK <6762> 4,560円 (+460円、+11.2%)
東証1部の上昇率10位。TDK <6762> が3連騰。1月31日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆8000億円から1兆8500億円(前期比25.1%増)へ、営業利益を1570億円から1600億円(同43.5%増)へ、純利益を1100億円から1130億円(同42.4%増)へ上方修正したことが好感された。第3四半期までの実績で、部品調達におけるサプライチェーン上の制約を受けて自動車市場では生産台数が伸び悩んだものの、部品搭載点数の増加や顧客の部材在庫確保の動きで受動部品やセンサーの販売が堅調に推移したことが牽引する。また、ICT市場におけるノートパソコン、タブレット端末の堅調な需要の継続や5G関連需要の拡大で二次電池、受動部品、センサーの販売が拡大したことや、データセンター向けサーバー用HDDヘッドの需要回復なども貢献する。なお、第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高1兆3938億円(前年同期比28.3%増)、営業利益1392億3500万円(同29.5%増)、純利益1173億600万円(同60.5%増)だった。
■NEC <6701> 4,940円 (+490円、+11.0%)
NEC <6701> がマドを開けて大幅高。ここ下値模索の動きを続けてきたが、きょうは満を持しての反発となり、一時540円高の4990円と5000円大台回復を指呼の間に捉えている。同社は1月31日取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表、最終利益は従来計画の670億円から700億円(前期比53%減)に増額した。株価は1月下旬以降急速に値を崩していただけに、目先値ごろ感からの買いを誘った。22年3月期は増額修正後でも大幅減益見通しながら、経営改革による23年3月期以降の利益復調に期待がかかっている。同社は同日、「2025中期経営計画」の実現に向けた事業体制の改革を今年4月1日付で実施すると発表しており、これもプラスの思惑を呼んでいる。
■塩野義製薬 <4507> 7,091円 (+664円、+10.3%)
塩野義製薬 <4507> は寄り付き大口の買いが流入し、一気に株価水準を切り上げてきた。同社は感染症薬を主力とする大手製薬メーカーで、特に抗HIV薬で高い実績を有する。新型コロナウイルスについてもワクチンや治療薬の開発に積極的に取り組んでおり、マーケットでの注目度が高い。そうしたなか、1月31日取引終了後、新型コロナウイルス感染症治療薬として開発中の経口抗ウイルス薬「S-217622」の第2/3相臨床試験でウイルス減少などの効果を確認したことを発表、これが株価を改めて刺激している。早期の承認申請に意欲的な姿勢を示しているが、4月以降に年1000万人分以上の生産体制となる見通しにあり、これを材料視する投資資金の攻勢を誘った。
■バリューコマース <2491> 3,825円 (+340円、+9.8%)
バリューコマース <2491> は大幅に3日続伸。同社は1月31日取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高370億円(前期比10.2%増)、営業利益87億円(同10.0%増)、純利益60億円(同84.0%増)、年間配当56円(前期は43円)と開示しており、増収増益や大幅増配の見通しが好感されたようだ。あわせて発表した21年12月期連結営業利益は79億500万円(前の期比27.1%増)だった。成果報酬型広告「アフィリエイト」でEC分野の伸長及び金融分野の回復がみられたほか、オンラインモールのストア向けサービスも好調だった。
■シミックHD <2309> 1,600円 (+119円、+8.0%)
シミックホールディングス <2309> が大幅に3日続伸。同社は1月31日取引終了後、22年9月期連結業績予想について、売上高を880億円から950億円(前期比10.7%増)へ、営業利益を40億円から60億円(同21.9%増)へ、純利益を20億5000万円から30億円(同48.3%増)へ上方修正すると発表した。22年9月期第1四半期(10~12月)連結営業利益は33億7500万円(前年同期比4.2倍)。新型コロナウイルス感染症のワクチン開発及び接種支援業務が拡大しており、通期計画を上方修正する。あわせて、資本効率の向上及び経営環境の変化に対応した機動的かつ柔軟な資本政策を実施するため、67万株(発行済み株式数に対する割合3.70%)もしくは10億円を上限とする自己株式の取得枠を設定することも発表した。取得期間は22年2月1日~23年1月31日。
■ワコム <6727> 888円 (+63円、+7.6%)
ワコム <6727> は急伸。1月31日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1020億円から1030億円(前期比5.1%減)へ、営業利益を120億円から125億円(同6.8%減)へ、純利益を88億円から97億円(同5.1%減)へ上方修正したことが好感された。下期の売上高が想定を上回る見通しとなったことに加えて、想定為替レートを1ドル=111円(前回108円)に見直したことに伴い為替差益を計上することが要因。なお、同時に発表した第3四半期累計(21年4~12月)決算は、売上高811億7900万円(前年同期比4.7%減)、営業利益123億4000万円(同3.4%減)、純利益96億3300万円(同2.4%増)だった。
■東映アニメーション <4816> 9,230円 (+630円、+7.3%)
東映アニメーション <4816> が大幅続伸。1月31日の取引終了後、9歳の少年によるNFTアートコレクション「Zombie Zoo(ゾンビ・ズー)」を原案にした新しいアニメプロジェクトを立ち上げたと発表しており、これが好感された。「Zombie Zoo」は、9歳の日本人の少年Zombie Zoo Keeper(ゾンビ・ズー・キーパー)によるNFTアートプロジェクト。累計209点にも及ぶピクセルアートは全てiPadで描かれており、NFTマーケットプレイスのOpenSeaで販売されている。なお、NFTアートのアニメ化プロジェクトは日本初のことで、今後の詳細情報はプロジェクト公式サイトで公開するとしている。
■トランス・コスモス <9715> 3,115円 (+208円、+7.2%)
31日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が39%増益で着地・10-12月期も66%増益」が好感された。
トランス・コスモス <9715> が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比39.3%増の189億円に拡大した。
■日本調剤 <3341> 1,425円 (+95円、+7.1%)
日本調剤 <3341> は大幅に3日続伸。同社は1月31日取引終了後、22年3月期第3四半期累計(4~12月)連結営業利益は58億2700万円(前年同期比1.0%増)、純利益は10億9600万円(同67.8%減)と発表した。通期計画の営業利益70億円(前期比13.6%減)、純利益40億円(同13.0%増)は据え置かれた。21年11月に発生した子会社の外部委託先物流センターにおける火災に関し、災害による特別損失が39億1000万円と確定したことや、期末までに受取保険金の計上を見込むとされたため、目先の不透明感の払拭を好感した買いが優勢となった。
※1日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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