415円
ショーケースのニュース
■グローバル社 <3271> 253円 (+35円、+16.1%) 一時ストップ高
THEグローバル社 <3271> [東証S]が急反騰、一時ストップ高となった。同社は首都圏を主軸にマンション分譲を展開するほか、京都などを中心にホテル事業も展開している。マンション販売が好調なほか、収益物件売却も会社側想定を上回って推移しており、26日取引終了後に23年6月期業績予想の上方修正を発表した。最終利益は従来計画の8億3800万円から14億6500万円(前期比3.2倍)予想へ大幅増額しており、これがサプライズとなって株価を押し上げた。時価予想PERは5倍前後と株価指標面からも割安感が顕著となっている。
■三東工業 <1788> 4,285円 (+525円、+14.0%) 一時ストップ高
三東工業社 <1788> [東証S]が3日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。26日の取引終了後、23年6月期の期末一括配当予想について、60円から90円(前期70円)へ引き上げたことが好感された。普通配当60円に加えて、特別配当30円を実施する。
■川崎汽 <9107> 3,744円 (+386円、+11.5%)
東証プライムの上昇率トップ。川崎汽船 <9107> [東証P]が続急騰したほか、日本郵船 <9101> [東証P]、商船三井 <9104> [東証P]、NSユナイテッド海運 <9110> [東証P]など 海運株が軒並み高に買われた。「海運」は業種別騰落で33業種中、断トツの値上がり率となった。前日26日の米国株市場ではハイテク系グロース(成長)株への売り圧力が強まり、ナスダック総合株価指数の下げが目立った。これを受けて東京市場でもグロース株に向かい風の強い地合いとなった。一方、これと入れ替わる形で低PBR銘柄などバリュー株を物色する動きが再燃している。海運株は川崎汽をはじめ低PBR、高配当利回り銘柄の宝庫で、資金シフトの有力対象となっている。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数が6月上旬を境に底入れ反転を明示し、前週末時点で1240と約1ヵ月ぶりの水準まで戻していることも追い風となった。
■フリュー <6238> 1,212円 (+109円、+9.9%)
東証プライムの上昇率2位。フリュー <6238> [東証P]が4日ぶり急反発。SBI証券が26日、フリューの目標株価を1800円から1920円に引き上げた。投資判断は「買い」を継続する。クレーンゲームの景品やフィギュアが好調に推移するなか、商材の卸価格の値上げなどが奏功し、収益性は改善しているとの見方を示す。更に、大ヒット中のアニメ「推しの子」関連の商材の発売も予定されており、今後同社株が注目を集める可能性があると指摘した。SBI証券はフリューの24年3月期の営業利益予想を28億1700万円から32億4800万円に見直している。
■ショーケース <3909> 384円 (+32円、+9.1%) 一時ストップ高
ショーケース <3909> [東証S]が5日ぶり急反発、一時ストップ高となった。26日の取引終了後、オンライン本人確認/eKYCツール「ProTech ID Checker」の新機能として、開発不要の公的個人認証サービス機能「ProTech マイナンバーIC認証」をリリースしたと発表しており、好材料視された。「ProTech マイナンバーIC認証」は、SaaS型のオンライン本人確認/eKYCツール「ProTech ID Checker」が提供する公的個人認証サービス機能で、WebサイトにJavaScriptのタグを挿入するだけの開発不要でサービス利用が可能であることに加えて、エンドユーザーがマイナンバーカードを持っていない場合や、公的個人認証サービスに必要なパスワードを覚えていない場合などに、別の本人確認書類を用いた認証方法を促すことが可能な点が特徴。まずは、NOVASTO(大阪府吹田市)の小売・リユース業専門クラウドPOSシステム「ReCORE」へ採用が予定されている。
■マイクロ波 <9227> 2,030円 (+159円、+8.5%)
マイクロ波化学 <9227> [東証G]が続急伸。27日朝方、三井物産 <8031> [東証P]との間でマイクロ波を用いた低炭素リチウム鉱石製錬技術の共同開発契約を締結したと発表しており、これが買い手掛かりとなった。この共同開発ではリチウム製錬におけるCO2排出の主要因となっている煆焼(かしょう)のプロセスを電化し、環境負荷の低い、世界初となるマイクロ波を利用したリチウム製錬技術の確立に取り組む。2026年の商用化を目指す。
■人・夢・技術 <9248> 1,595円 (+117円、+7.9%)
東証プライムの上昇率4位。人・夢・技術グループ <9248> [東証P]が続急伸。26日の取引終了後、23年9月期の期末配当予想と配当政策の変更を発表。株主還元姿勢を評価した買いが入った。同社はこれまで40円としてきた期末一括配当予想を60円(前期は66円)に大幅に増額した。また、新たな配当政策では「配当額60円と配当性向35%に基づく配当額の高い方」を目安として、安定的な配当を行う基本方針を示した。従来は、「配当額40円と配当性向25%に基づく配当額の高い方」を目安としていた。あわせて同社は、クラウドサービスの販売などを手掛けるニックス(東京都渋谷区)の株式を取得し、完全子会社化することも発表した。
■JSR <4185> 4,215円 (+281円、+7.1%)
東証プライムの上昇率6位。JSR <4185> [東証P]が続急伸。前日26日は大量の買い注文で取引時間中に商いが成立せず、ストップ高で買い物を残す展開となったが、27日も気配値のまま株価水準を切り上げる展開に。政府系ファンドの産業革新投資機構(JIC)が同社を約1兆円で買収するとの報道を受け、上値を見込んだ投資マネーを呼び込んだが、前日取引終了後には産業革新投資機構がTOB(株式公開買い付け)を実施し、非公開化を目指すことを発表した(買い付け開始時期は12月下旬メド)。TOB価格は1株4350円で26日終値を10.6%上回る水準であり、ここを視野に入れた短期マネーが流入した。
■エーアイ <4388> 1,268円 (+69円、+5.8%)
エーアイ <4388> [東証G]が4日ぶり急反発。同社は26日、テキスト・音声・画像・動画などの生成系AIモデルの研究開発に強みを持つrinna(東京都渋谷区)と、「バーチャルヒューマン」の販売パートナー契約を締結したと発表。rinnaが開発するAIアバターを使った動画編集のプラットフォーム「バーチャルヒューマンソリューション」は、人間のようなリアルな見た目・自然な発話・表情変化などの感情表現ができるAIアバターを使った動画編集のプラットフォーム。rinnaの「バーチャルヒューマンソリューション」ならびに、エーアイの音声合成技術とコラボレーションしたソリューションの提案を行うことにより、顧客の課題解決に努めるとしている。
■フロンテオ <2158> 807円 (+28円、+3.6%)
FRONTEO <2158> [東証G]が大幅反発。同社は27日、ハッシュ化した機密情報を自社開発AIエンジン「KIBIT(キビット)」で解析する新たな技術を開発(特許申請中)したと発表。この技術は、ハッシュ化データをKIBITが解析し、データ一式から調査目的に必要な情報のみ(例えば、ドキュメントの証拠との関連度合い、ドキュメント内の注目箇所、あるいはAI解析モデル)を獲得。獲得した情報を元データと照合し、必要な部分を特定すれば、企業・専門家は情報流出のリスクを減らし、膨大なレビュー作業を効率的に行うことができるという。
■リズム <7769> 1,676円 (+42円、+2.6%)
リズム <7769> [東証P]が続伸。26日の取引終了後、車載関連製品の製造などを手掛ける翔栄(群馬県伊勢崎市)から、マスク製造事業を除くすべての事業を譲り受けることを決めたと発表した。翔栄は欧米の自動車部品大手との取引関係を持つことから、今後の事業拡大を期待した買いが入ったようだ。タッチパネルや各種ミラーなどの開発・製造・販売を手掛けてきた翔栄は、ヘッドアップディスプレイや先進運転支援システムの開発にも取り組んできた。リズムは車載関連分野での売り上げと利益の拡大につなげる方針。譲受価格は非公表とする。24年3月期の連結業績において、負ののれん発生益の計上を見込むが、金額については精査中としている。
■エルテス <3967> 1,065円 (+25円、+2.4%)
エルテス <3967> [東証G]が反発。26日の取引終了後、子会社JAPANDXが、DX開発支援を手掛けるプレイネクストラボ(東京都品川区)の全株式を7月3日付で取得し、子会社化すると発表しており、好材料視された。JAPANDXとプレイネクストラボが合流することで、自治体DXソリューションの連携による機能拡充や、自治体ネットワークの急拡大によるサービスの販売促進、自治体・企業からのニーズが大きいDX人材派遣サービスの拡大など、さまざまなシナジー創出が期待できるという。取得価額は4億6590万円。なお、同件による24年2月期業績への影響は精査中としている。
■壱番屋 <7630> 5,580円 (+120円、+2.2%)
壱番屋 <7630> [東証P]が続伸。同社は26日取引終了後、24年2月期第1四半期(3-5月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比2.4倍の12億5800万円となり、上半期計画の18億1000万円に対する進捗率が69.5%に達したことが好感されたようだ。売上高は同14.2%増の128億9400万円で着地。直営店とフランチャイズ加盟店を合計した国内店舗の既存店ベースの売り上げが好調だったほか、前期に実施したベースのカレーソースと一部のトッピングなどの値上げ効果で客単価が上昇したことなどが寄与した。なお、上半期及び通期の業績予想については従来計画を据え置いている。
■バルテス <4442> 3,565円 (+75円、+2.2%)
バルテス <4442> [東証G]が反発。26日の取引終了後、子会社バルテス・モバイルテクノロジーが、新しい体験型メタバースプラットフォーム「VMVerse」を公開したと発表しており、好材料視された。「VMVerse」はBtoBtoC向けに作られた メタバースプラットフォームで、バーチャルイベントの主催・出展・来場管理やバーチャルショッピングモールなどを、VRデバイス・パソコン・スマートフォンのブラウザで利用可能。また、外部インターフェースで決済機能やマーケティングツールとの連携もできるという。なお、バルテスモバイルでは、6月28~30日に東京ビッグサイトで開催される「第1回メタバース総合展 夏」に「VMVerse」を出展する。
■メタリアル <6182> 1,998円 (+40円、+2.0%)
メタリアル <6182> [東証G]が反発。26日の取引終了後、子会社ロゼッタが東洋経済新報社(東京都中央区)と共同で、チャットGPTに学習させた四季報の情報をもとにスピーディーにユーザーが求める回答が得られる「四季報AI」の開発を始めると発表。東洋経済の投資情報誌「会社四季報」の情報をAI(人工知能)に学習させ、企業の事業進捗や業績をもとにした分析を高精細に行い、信頼性の高い回答を可能にする。過去の情報とのデータ比較が容易になるほか、条件に当てはまる企業のスクリーニングや市場トレンドの分析などができるという。7月にベータ版の公開を予定している。
■オータケ <7434> 1,726円 (+33円、+2.0%)
オータケ <7434> [東証S]が6日続伸。27日午後1時ごろ集計中の23年5月期単独業績について、売上高が従来予想の275億円から292億8400万円(前の期比10.0%増)へ、営業利益が7億5000万円から8億8400万円(同47.3%増)へ、純利益が6億5000万円から8億2200万円(同55.1%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。バルブ、継手を中心に管工機材の価格改定が継続するなか、商品仕入れを増やして保管量を引き上げるなど、商品供給力の強化を図ったことが奏功。また、各企業の設備投資案件に対して積極的な営業活動を推進したことも寄与した。なお、業績の上振れに伴い期末一括配当予想を28円から33円へ引き上げた。
■モビルス <4370> 583円 (+10円、+1.8%)
モビルス <4370> [東証G]が5日ぶり反発。26日の取引終了後、23年8月期の単独業績予想について、最終損益のみ2億7600万円の赤字から2億2600万円の赤字(前期1億2600万円の黒字)へ上方修正したことが好感された。保有する投資有価証券の一部を売却するのに伴い、第4四半期に特別利益を計上することが要因としている。なお、売上高17億5200万円(前期比11.6%増)、営業損益1億9000万円の赤字(前期1億8100万円の黒字)は従来見通しを据え置いている。
■クレスコ <4674> 2,069円 (+32円、+1.6%)
クレスコ <4674> [東証P]が3日ぶり反発。27日、同社が出資するインド法人が、同国初のAIテクノロジーマッチング機能を搭載した新卒学生向けジョブポータルサイトを開設したと発表した。市場の成長が見込まれるインド向け事業とあって、収益貢献を期待した買いを誘う材料となった。インド法人のCognavi India(コグナビインディア)が22日に同サイトを立ち上げた。新卒学生と現地の企業を直接つなぐインフラが十分に整備されていないインドでは、学生は限られた情報をもとに就職を決めなければならず、履歴書のフォーマットが統一されていないなどの課題もあった。同サイトはレジュメビルダーや職種マッチングといった機能を提供。AIの活用により、学生と企業のベストマッチングを可能にする。サービス展開エリアについては順次、インド全土に拡大していく計画としている。
■プロパテDB <4389> 1,982円 (+32円、+1.6%)
プロパティデータバンク <4389> [東証G]が反発。26日の取引終了後、成長ドライバーの一つとして位置付けている不動産文書管理BPO事業の提供を開始したと発表しており、好材料視された。ドキュメントの管理に関する業務フロー設計・コンサルティングから分類体系の整理とドキュメントの電子化・クラウド環境での保管、プロパティマネジメント会社からの報告書類の管理などのマネジメント業務など業務フローの設計から実際の管理業務まで一貫して行う。フロー設計などのコンサルティング部分をプロパテDBが行い、実務部分を子会社プロパティデータテクノスが担当するとしている。
■フォーラムE <7088> 1,200円 (+18円、+1.5%)
フォーラムエンジニアリング <7088> [東証P]が続伸。27日午前9時30分ごろ、インド子会社のコグナビインディアが、インドにAIテクノロジーマッチングを駆使した就職支援サイト「Cognavi(コグナビ)」をオープンしたと発表しており、好材料視された。同社によると、インドでは新卒学生と企業を直接つなぐインフラがまだ整備されていないことなどを要因として新卒学生の就職率は40%程度にとどまっていることから、「Cognavi」はまず人口7000万人、300校以上の大学を有するタミル・ナドゥ州から新卒学生の就職活動を支援するサイトとしてオープン。その後、インド全土へとサービス展開エリアを広げるとしている。なお、AIマッチング技術を活用したジョブポータルサイトはインドでは初めてとなる。
※27日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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