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5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:決算を手掛かりとした日替わり物色に
■ホンダ、22/3上方修正 営業利益7800億円←6600億円、コンセンサス水準に
■前場の注目材料:SMC、量産品供給・BCP対策で東西物流再編、まず茨城に新拠点
■決算を手掛かりとした日替わり物色に
5日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開が続きそうである。4日の米国市場ではNYダウが323ドル安だった。民間の雇用者数をあらわす7月ADP雇用統計が前月分や予想の半分の伸びにとどまったため労働市場の回復の遅れを警戒し売りが広がった。その後、連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が2022年末までに利上げの準備が整うとの見解を示すと、金利の上昇を警戒しさらなる売りに押される格好に。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円安の27520円。円相場は1ドル109円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行の流れから始まりそうである。ただし、米国では経済指標の発表などを受けて長期金利の動向に敏感に反応する形であり、景気敏感株を中心とした利益確定の動きであろう。クラリダ副議長についてもこれまで伝えられていたタイミングであることから、相場の需給が大きく悪化した下落ではない。また、AMDが5%を超える上昇となるなど、ハイテクの一角が堅調である。
そのため、日経平均は27500円処でのこう着感の強い相場展開ながらも、ハイテク株への物色が底堅さに繋がる可能性は期待したいところ。また、商いが膨らみづらいなか、先物市場においても出来高は薄く、短期的な売買が中心となっている。現物市場でも決算発表がピークを迎えるなかで、好決算銘柄への日替わり物色が中心。薄商いのなかで一部の銘柄に資金が集中しやすい需給状況であり、好決算銘柄をピンポイントで狙う展開にも。
なお、昨日の決算ではトヨタ<7203>は材料出尽くしといったところであり、本日はホンダ<7267>に関心が向かうかが注目されそうだ。また、決算前に持ち高調整に押されていたソニーG<6758>の見直しにも期待したいところ。その他、昨夕の決算ではテルモ<4543>、戸田工<4100>、グンゼ<3002>、日光電<6849>、ダスキン<4665>、ホーブ<1382>などが注目されそうである。
一方で、決算銘柄以外では個別に材料の出ている銘柄などに限れると見られ、足元で弱い値動きが続いているマザーズの主力銘柄などへのリバウンドを想定した展開は期待しづらいところであろう。
■ホンダ、22/3上方修正 営業利益7800億円←6600億円、コンセンサス水準に
ホンダ<7267>は2022年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は6600億円から7800億円に上方修正した。コンセンサス自上限(7815億円程度)に近づく修正となった。半導体不足により四輪車などの販売見通しを引き下げたものの、為替の円安おほか、販管費の抑制やコストダウン効果を見込む。あわせて発行済み株式数(自己株式を除く)の1.0%に相当する1800万株、700億円を上限とした自社株の取得を決議。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(14780.53、+19.24)
・1ドル109円40-50銭
・SOX指数は上昇(3436.90、+40.24)
・VIX指数は低下(17.97、-0.07)
・海外コロナワクチン接種の進展
・日銀は金融緩和を長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・SMC<6273>量産品供給・BCP対策で東西物流再編、まず茨城に新拠点
・日立<6501>仏社から鉄道信号事業を買収、2150億円
・スズキ<7269>今年度の国内生産計画、4輪車91万台に
・楽天グループ<4755>米社を404億円で買収、仮想化ネットワークの海外展開加速
・IHI<7013>回転機械事業、30年度売上高倍増、海外で収益拡大
・ローム<6963>チップ性能25%高効率化、SBD新シリーズ、月産50万個の量産体制
・eBASE<3835>医薬・日用・化粧品の特徴をスマホで翻訳、ドラッグ店向け
・NEC<6701>九州のグループ主要拠点を福岡に統合、来年1月に新オフィス
・東レ<3402>ゴム補強用接着剤開発、暴露成分含まず
・武田薬<4502>ノロワクチン開発で新会社
・クラボウ<3106>抗ウイルス加工の繊維、デルタ株に効果確認
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 豪・6月貿易収支(予想:+104.50億豪ドル、5月:+96.81億豪ドル) <ST>
■株式見通し:決算を手掛かりとした日替わり物色に
■ホンダ、22/3上方修正 営業利益7800億円←6600億円、コンセンサス水準に
■前場の注目材料:SMC、量産品供給・BCP対策で東西物流再編、まず茨城に新拠点
■決算を手掛かりとした日替わり物色に
5日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開が続きそうである。4日の米国市場ではNYダウが323ドル安だった。民間の雇用者数をあらわす7月ADP雇用統計が前月分や予想の半分の伸びにとどまったため労働市場の回復の遅れを警戒し売りが広がった。その後、連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が2022年末までに利上げの準備が整うとの見解を示すと、金利の上昇を警戒しさらなる売りに押される格好に。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円安の27520円。円相場は1ドル109円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行の流れから始まりそうである。ただし、米国では経済指標の発表などを受けて長期金利の動向に敏感に反応する形であり、景気敏感株を中心とした利益確定の動きであろう。クラリダ副議長についてもこれまで伝えられていたタイミングであることから、相場の需給が大きく悪化した下落ではない。また、AMDが5%を超える上昇となるなど、ハイテクの一角が堅調である。
そのため、日経平均は27500円処でのこう着感の強い相場展開ながらも、ハイテク株への物色が底堅さに繋がる可能性は期待したいところ。また、商いが膨らみづらいなか、先物市場においても出来高は薄く、短期的な売買が中心となっている。現物市場でも決算発表がピークを迎えるなかで、好決算銘柄への日替わり物色が中心。薄商いのなかで一部の銘柄に資金が集中しやすい需給状況であり、好決算銘柄をピンポイントで狙う展開にも。
なお、昨日の決算ではトヨタ<7203>は材料出尽くしといったところであり、本日はホンダ<7267>に関心が向かうかが注目されそうだ。また、決算前に持ち高調整に押されていたソニーG<6758>の見直しにも期待したいところ。その他、昨夕の決算ではテルモ<4543>、戸田工<4100>、グンゼ<3002>、日光電<6849>、ダスキン<4665>、ホーブ<1382>などが注目されそうである。
一方で、決算銘柄以外では個別に材料の出ている銘柄などに限れると見られ、足元で弱い値動きが続いているマザーズの主力銘柄などへのリバウンドを想定した展開は期待しづらいところであろう。
■ホンダ、22/3上方修正 営業利益7800億円←6600億円、コンセンサス水準に
ホンダ<7267>は2022年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は6600億円から7800億円に上方修正した。コンセンサス自上限(7815億円程度)に近づく修正となった。半導体不足により四輪車などの販売見通しを引き下げたものの、為替の円安おほか、販管費の抑制やコストダウン効果を見込む。あわせて発行済み株式数(自己株式を除く)の1.0%に相当する1800万株、700億円を上限とした自社株の取得を決議。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(14780.53、+19.24)
・1ドル109円40-50銭
・SOX指数は上昇(3436.90、+40.24)
・VIX指数は低下(17.97、-0.07)
・海外コロナワクチン接種の進展
・日銀は金融緩和を長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・SMC<6273>量産品供給・BCP対策で東西物流再編、まず茨城に新拠点
・日立<6501>仏社から鉄道信号事業を買収、2150億円
・スズキ<7269>今年度の国内生産計画、4輪車91万台に
・楽天グループ<4755>米社を404億円で買収、仮想化ネットワークの海外展開加速
・IHI<7013>回転機械事業、30年度売上高倍増、海外で収益拡大
・ローム<6963>チップ性能25%高効率化、SBD新シリーズ、月産50万個の量産体制
・eBASE<3835>医薬・日用・化粧品の特徴をスマホで翻訳、ドラッグ店向け
・NEC<6701>九州のグループ主要拠点を福岡に統合、来年1月に新オフィス
・東レ<3402>ゴム補強用接着剤開発、暴露成分含まず
・武田薬<4502>ノロワクチン開発で新会社
・クラボウ<3106>抗ウイルス加工の繊維、デルタ株に効果確認
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 豪・6月貿易収支(予想:+104.50億豪ドル、5月:+96.81億豪ドル) <ST>
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