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日経平均は続落、終値で9カ月ぶり21000円割れ

配信元:フィスコ
投稿:2018/12/19 15:55
日経平均は続落。18日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反発し、82ドル高となった。
前日までの大幅下落を受けて買い戻しが先行し、334ドル高まで上昇する場面があったが、翌日発表される連邦公開市場委員会(FOMC)の結果等を見極めたいとの思惑から伸び悩んだ。こうした米国株の戻りの鈍さが意識され、本日の日経平均は8円安からスタートすると、朝方には一時20880.73円(前日比234.72円安)まで下落した。その後は下げ渋り、プラス圏に浮上する場面もあったが、米FOMCの結果発表を控え戻りは限定的だった。

大引けの日経平均は前日比127.53円安の20987.92円となった。終値ベースで21000円を下回るのは3月26日以来、およそ9カ月ぶりとなる。東証1部の売買高は17億3903万株、売買代金は2兆8046億円だった。業種別では、鉱業、電気・ガス業、石油・石炭製品が下落率上位だった。一方、空運業、建設業、精密機器が上昇率上位だった。

個別では、任天堂<7974>が3%超、東エレク<8035>が4%超の下落となった。東エレクはレーティング引き下げの動きが観測されている。その他売買代金上位もソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>など全般さえない。武田薬
<4502>やトヨタ自<7203>は小幅に下げた。原油安が嫌気された国際帝石<1605>、決算発表のツルハHD<3391>などは急落。また、新株予約権の発行を発表したコムチュア<3844>が東証1部下落率トップとなった。一方、ファナック<6954>キーエンス<6861>ホンダ<7267>などがしっかり。スズキ<7269>は2%超上昇した。また、通訳機が一部メディアで取り上げられたソースネクスト<4344>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。

なお、本日上場したソフトバンク<9434>は公開価格1500円を下回る1463円で初値を付け、この日の安値となる1282円で取引を終えた。
<HK>
配信元: フィスコ

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