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*12:27JST 後場に注目すべき3つのポイント~決算発表銘柄が売られ投資家マインド悪化
25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は大幅反落、決算発表銘柄が売られ投資家マインド悪化
・ドル・円は小じっかり、155円台で一段高
・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東京エレクトロン<8035>
■日経平均は大幅反落、決算発表銘柄が売られ投資家マインド悪化
日経平均は大幅反落。前日比641.97円安(-1.67%)の37818.11円(出来高概算7億9000万株)で前場の取引を終えている。
24日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は42.77ドル安(-0.11%)の38460.92ドル、ナスダックは16.11ポイント高(+0.10%)の15712.75、S&P500は1.08ポイント高(+0.02%)の5071.63で取引を終了した。半導体メーカーのテキサス・インスツルメンツの決算を好感し、半導体セクターの買戻しが加速し、寄り付き後、上昇。その後、今週実施されている過去最大規模の国債入札を材料にした長期金利上昇が警戒され失速、相場は一時下落に転じた。終盤にかけ、ハイテクの押し目買いに相場は持ち直したがダウは下落を消せず、まちまちで終了した。
米国株は高安まちまちだったが、時間外で決算を発表した米メタが10%超下落したことなどが影響して、東京市場は売り優勢で取引を開始した。指数ウェートが高いファーストリテ<9983>が大幅安となったことで日経平均を下押し。また、決算を発表したファナック<6954>、キヤノン<7751>が大幅安となったことも投資家マインドを冷やす材料となった。半導体株が総じて売られたことも加わり、日経平均は一時37700円台まで下落した。
日経平均採用銘柄では、決算内容がネガティブ視されてキヤノン、ファナックが売られたほか、パナHD<6752>は前期純利益を下方修正したことで売り優勢となった。また、昨日上昇したソシオネクスト<6526>、ニコン<7731>、東京エレクトロン<8035>、スクリーンHD<7735>が総じて反落となった。
一方、決算発表後、昨日一時売られたニデック<6594>は上昇したほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>が1-3月期純利益前年同期比24%減も、底入れ期待感が先行し買われた。このほか、エーザイ<4523>、アルプスアルパイン<6770>、ニチレイ<2871>、東京ガス<9531>がしっかり。
全セクターが下落したなか、鉱業、輸送用機器、電気機器、機械、精密機器の下げが目立った。
為替は1ドル155円40銭台まで円安ドル高が進行している。日本銀行の金融政策決定会合が開催されているなか、じりじりとした円安が継続。午前中は、鈴木財務大臣の「市場を注目、適切に対応する」といった発言に留まっており、「過度な急変動」とは言いにくい上昇を受けて、「政府・日銀による円買い介入は実施しにくい」との見方も強まっているようだ。足元の円安推移を株式市場はポジティブに捉えておらず、仮に後場、円安加速という地合いとなった場合、日経平均は昨日の上昇分(907.92円)を全て吐き出す可能性もある。後場は為替動向に要注意となろう。
■ドル・円は小じっかり、155円台で一段高
25日午前の東京市場でドル・円は小じっかりの値動きとなり、155円19銭から155円45銭まで上値を伸ばした。抵抗線として意識されていた155円を前日海外市場で上抜け、同水準に定着。日本政府から円安けん制が相次いだが、ドル買い地合いは続く。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は155円19銭から155円45銭、ユーロ・円は165円99銭から166円45銭、ユーロ・ドルは1.0694ドルから1.0709ドル。
■後場のチェック銘柄
・コパ・コーポレーション<7689>、ムーンバット<8115>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東京エレクトロン<8035>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・米・3月耐久財受注速報値:前月比+2.6%(予想:+2.5%、2月:+0.7%←+1.3%)
・米・3月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比+0.2%(予想:+0.2%、2月:+1.1%←+0.3%)
・米・3月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+0.2%(予想:+0.2%、2月:-0.6%)
・カナダ・2月小売売上高:前月比―0.1%(予想:+0.1%、1月:-0.3%)
【要人発言】
・林官房長官
「為替市場の動向をしっかり注視し、万全の対応を行っていきたい」
「為替はファンダメンタルズを反映し安定的な推移が重要」
・鈴木財務相
「市場をしっかり注目して適切な対応をしていく思いに変わりはない」
「今の局面で多く話せないことをご理解いただきたい」
・三村財務相国際局長
「IMF試算の購買力平価だとドル・円は90円82銭」
<国内>
・日銀金融政策決定会合(26日まで)
・14:00 2月景気動向指数・先行改定値(速報値:111.8)
<海外>
・特になし
<CS>
・日経平均は大幅反落、決算発表銘柄が売られ投資家マインド悪化
・ドル・円は小じっかり、155円台で一段高
・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東京エレクトロン<8035>
■日経平均は大幅反落、決算発表銘柄が売られ投資家マインド悪化
日経平均は大幅反落。前日比641.97円安(-1.67%)の37818.11円(出来高概算7億9000万株)で前場の取引を終えている。
24日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は42.77ドル安(-0.11%)の38460.92ドル、ナスダックは16.11ポイント高(+0.10%)の15712.75、S&P500は1.08ポイント高(+0.02%)の5071.63で取引を終了した。半導体メーカーのテキサス・インスツルメンツの決算を好感し、半導体セクターの買戻しが加速し、寄り付き後、上昇。その後、今週実施されている過去最大規模の国債入札を材料にした長期金利上昇が警戒され失速、相場は一時下落に転じた。終盤にかけ、ハイテクの押し目買いに相場は持ち直したがダウは下落を消せず、まちまちで終了した。
米国株は高安まちまちだったが、時間外で決算を発表した米メタが10%超下落したことなどが影響して、東京市場は売り優勢で取引を開始した。指数ウェートが高いファーストリテ<9983>が大幅安となったことで日経平均を下押し。また、決算を発表したファナック<6954>、キヤノン<7751>が大幅安となったことも投資家マインドを冷やす材料となった。半導体株が総じて売られたことも加わり、日経平均は一時37700円台まで下落した。
日経平均採用銘柄では、決算内容がネガティブ視されてキヤノン、ファナックが売られたほか、パナHD<6752>は前期純利益を下方修正したことで売り優勢となった。また、昨日上昇したソシオネクスト<6526>、ニコン<7731>、東京エレクトロン<8035>、スクリーンHD<7735>が総じて反落となった。
一方、決算発表後、昨日一時売られたニデック<6594>は上昇したほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>が1-3月期純利益前年同期比24%減も、底入れ期待感が先行し買われた。このほか、エーザイ<4523>、アルプスアルパイン<6770>、ニチレイ<2871>、東京ガス<9531>がしっかり。
全セクターが下落したなか、鉱業、輸送用機器、電気機器、機械、精密機器の下げが目立った。
為替は1ドル155円40銭台まで円安ドル高が進行している。日本銀行の金融政策決定会合が開催されているなか、じりじりとした円安が継続。午前中は、鈴木財務大臣の「市場を注目、適切に対応する」といった発言に留まっており、「過度な急変動」とは言いにくい上昇を受けて、「政府・日銀による円買い介入は実施しにくい」との見方も強まっているようだ。足元の円安推移を株式市場はポジティブに捉えておらず、仮に後場、円安加速という地合いとなった場合、日経平均は昨日の上昇分(907.92円)を全て吐き出す可能性もある。後場は為替動向に要注意となろう。
■ドル・円は小じっかり、155円台で一段高
25日午前の東京市場でドル・円は小じっかりの値動きとなり、155円19銭から155円45銭まで上値を伸ばした。抵抗線として意識されていた155円を前日海外市場で上抜け、同水準に定着。日本政府から円安けん制が相次いだが、ドル買い地合いは続く。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は155円19銭から155円45銭、ユーロ・円は165円99銭から166円45銭、ユーロ・ドルは1.0694ドルから1.0709ドル。
■後場のチェック銘柄
・コパ・コーポレーション<7689>、ムーンバット<8115>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東京エレクトロン<8035>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・米・3月耐久財受注速報値:前月比+2.6%(予想:+2.5%、2月:+0.7%←+1.3%)
・米・3月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比+0.2%(予想:+0.2%、2月:+1.1%←+0.3%)
・米・3月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+0.2%(予想:+0.2%、2月:-0.6%)
・カナダ・2月小売売上高:前月比―0.1%(予想:+0.1%、1月:-0.3%)
【要人発言】
・林官房長官
「為替市場の動向をしっかり注視し、万全の対応を行っていきたい」
「為替はファンダメンタルズを反映し安定的な推移が重要」
・鈴木財務相
「市場をしっかり注目して適切な対応をしていく思いに変わりはない」
「今の局面で多く話せないことをご理解いただきたい」
・三村財務相国際局長
「IMF試算の購買力平価だとドル・円は90円82銭」
<国内>
・日銀金融政策決定会合(26日まで)
・14:00 2月景気動向指数・先行改定値(速報値:111.8)
<海外>
・特になし
<CS>
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