新興市場銘柄ダイジェスト：ミクシィが続落、ピクセルCZは大幅続落

<2121>　ミクシィ　2148　-26
取引時間中の年初来安値更新。24年3月期をメドに売上高2200億円程度、営業利益800億円程度を目指す計画だと一部メディアが報じた。18年3月期は売上高が1890億円、営業利益が723億円だった。5年目を迎える主力スマートフォンゲーム「モンスターストライク」のアニメや映画への展開を進め、新規ユーザーの確保を狙うという。しかし、業績の再拡大につながるか慎重に見極めたいという投資家が多いようだ。


<6577>　ベストワンドット　4350　+40
反発。外国人クルーズ旅行者向け多言語ウェブサイト（PC・スマートフォン）を新設し、外国人向けインバウンドクルーズ予約事業（外国人向けクルーズOTA）を開始すると発表している。新設するサイト名は「CruiseBookJapan」で、日本語や英語など8か国語で同時リリースする。株価は今月中旬から調整色を強め、最安値を更新していたことから、目先の反発に期待した買いも入っているようだ。


<4579>　ラクオリア創薬　814　-15
もみ合い。韓国のCJヘルスケアに導出した胃食道逆流症治療薬のtegoprazanについて、同社がベトナム企業との間でサブライセンス契約を締結し、一時金を受領することが確定したと発表。18年12月期第4四半期の事業収益に計上する。金額は非開示。tegoprazanは従来の治療薬に比べ、速やかにかつ持続的に胃酸分泌を抑制するとされる。一時金受領で業績の上方修正期待から、買いが集まった。


<2743>　ピクセルCZ　194　-50
大幅続落で上場来安値更新。18年12月期の営業損益を従来予想の1.00億円の黒字から11.25億円の赤字（前期実績12.44億円の赤字）に下方修正。太陽光発電施設の引き渡しなどが翌期にずれ込んだほか、仕入価格の高騰が響いた。IR事業では研究開発費などが先行し、フィンテック・IoT事業はマイニング計画が下回った。子会社に係るのれん1.52億円の減損損失や貸倒引当金繰入額1.28億円を計上している。


<8186>　大塚家具　309　-34
一時ストップ高もマイナス転換。中国の家具販売大手である北京居然之家（Easyhome）との業務提携を正式発表。Easyhomeの小売ネットワークを活用して中国市場に参入、自社ブランドの店舗を出店する。Easyhomeの取引先である家具製造協力企業を紹介してもらうほか、中国製高級家具の日本市場への導入や販売などでも協力する。従来未定としていた19年12月期年間配当予想を無配（前期実績40円）としている。


<7047>　ポート　1080　-
公開価格を37.2％下回る930円で初値を付けた。21日に上場も取引が成立していなかった。11年4月設立で、インターネットメディア事業が中核。19年3月期の営業損益予想は5.60億円の黒字（前期実績は1.33億円の赤字）。第2四半期累計実績は2.30億円。会員向けキャリアアドバイス（人材紹介サービス）が伸長すると見込む。採用コンサルサービスや新規サービスなども堅調推移を計画している。


＜DM＞