ETF売買動向＝27日前引け、ＷＴアグリ、野村原油が新高値

　27日前場の上場投資信託（ETF）および指数連動証券（ETN）の売買状況は、ETF・ETN合計の売買代金が前日比84.2％増の3315億円。うち、日経平均株価に連動するETF（ベアETF・レバレッジETFを含む）20銘柄の売買代金は同81.7％増の2840億円だった。

　個別ではＮＥＸＴ　ＮＯＭＵＲＡ原油インデックス連動型上場投信 <1699> 、ＷｉｓｄｏｍＴｒｅｅ　農産物上場投資信託 <1687> 、ＷＴＩ原油価格連動型上場投信 <1671> 、ＷｉｓｄｏｍＴｒｅｅ　ＷＴＩ　原油上場 <1690> 、ＮＥＸＴ　アセアン好配当ＥＴＮ <2043> など7銘柄が新高値。マザーズ・コア上場投信 <1563> 、グローバルＸ　ロボティクス＆ＡＩ－日本株式ＥＴＦ <2638> 、ＮＥＸＴ　ＮＯＴＥＳ　ドバイ原油先物　ベア　ＥＴＮ <2039> 、トップシェアインデックス（ネットリターン）ＥＴＮ <2072> 、東証マザーズＥＴＦ <2516> など40銘柄が新安値をつけた。

　そのほか目立った値動きでは国際のＥＴＦ　ＶＩＸ短期先物指数 <1552> が8.79％高、純パラジウム上場信託（現物国内保管型） <1543> が5.82％高、ＷｉｓｄｏｍＴｒｅｅ　パラジウム上場投資信託 <1675> が5.17％高、ＮＥＸＴ　日経平均ＶＩ先物 <2035> が4.50％高、ＷｉｓｄｏｍＴｒｅｅ　エネルギー指数上場投資信託 <1685> が3.45％高と大幅な上昇。

　一方、上場インデックスファンド豪州リート <1555> は5.40％安、中国Ｈ株ブル２倍上場投信 <1572> は5.28％安、グローバルＸ　半導体関連－日本株式 <2644> は4.31％安、ＮＥＸＴ　ＮＹダウ・ダブル・ブル・ドルヘッジＥＴＮ <2040> は3.56％安、上場インデックスファンドＴＯＰＩＸ <1586> は3.53％安と大幅に下落した。

　日経平均株価が円安と急落するなか、日経平均に連動するETFでは、ＮＥＸＴ日経平均レバレッジ <1570> が売買代金1780億6500万円となり東証全銘柄でトップ。過去5営業日における前引け時点の平均売買代金1137億7600万円を大きく上回る活況となった。

　その他の日経平均ETFではＮＥＸＴ　日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が413億1800万円、楽天ＥＴＦ－日経ダブルインバース指数連動型 <1459> が140億600万円、楽天ＥＴＦ－日経レバレッジ指数連動型 <1458> が119億2700万円、日経平均ベア２倍上場投信 <1360> が116億100万円、日経平均ブル２倍上場投信 <1579> が101億9400万円の売買代金となった。

株探ニュース