日水が後場下げ幅を拡大、日欧食品事業の原材料高など響き第１四半期２４％営業減益

　日本水産<1332.T>が後場下げ幅を拡大している。午後１時ごろに発表した第１四半期（４～６月）連結決算が、売上高１７４１億４３００万円（前年同期比０．３％減）、営業利益５７億４００万円（同２３．７％減）、純利益３６億１９００万円（同３０．９％減）と大幅減益となったことが嫌気されている。

　北米事業は食品事業を中心に堅調に推移したものの、国内のチルド事業や欧州の食品事業が苦戦した。また、日本や欧州の食品事業における原材料高などのコスト増も利益を圧迫した。

　なお、２０年３月期通期業績予想は、売上高７１００億円（前期比０．３％減）、営業利益２４０億円（同１０．７％増）、純利益１７５億円（同１３．８％増）の従来見通しを据え置いている。

出所：minkabuPRESS