【売り】アステラス製薬<4503>戻りいっぱいからの反落予想です=マエストロの株式ボナセーラ

著者:熊谷亮
投稿:2015/11/16 08:39

【売り】アステラス製薬<4503>戻りいっぱいからの反落予想です

【説明】
 旧・山之内製薬と旧・藤沢薬品工業が経営統合し2005年4月に誕生した企業です。医薬品国内2位。新薬に特化。泌尿器、移植分野に加え、米国社買収で抗がん剤を第3の柱に育成。

 先週金曜日の日経平均株価終値は-100円の19,596円と調整開始となりました。
 週末の米NY株式市場は下落し、シカゴ平均株価先物も売られておりますので、月曜日は売り優勢で始まることが予想されます。

 日経平均株価の上昇もいったんピークとなり、調整入りの動きとなる可能性が高まります。

 市場参加者や市場関係者は『強気』な見方に溢れております。賢明な投資家は皆が『強気』になった場面ほど、冷静に市場を見つめると言われます。テクニカル的に過熱感が高まった今、とにかくここでの『強気』は注意が必要と言えるのではないでしょうか。

 アステラス製薬<4503>のチャートも日経平均株価に連動しジリジリと戻りを演じております。
 主力の医薬品は、前立線がん治療薬「イクスタンジ」、免疫抑制剤「プログラフ」、過活動膀胱(ぼうこう)治療剤「ベシケア」、前立腺肥大症治療薬「ハルナール」など。

 10月30日前引け後に決算を発表。2016年3月期上期(4~9月)の連結コア営業利益が1452億円(前年同期比21.8%増)だったと発表。通期見通しは2380億円→2440億円(前期比12.7%増)に引き上げました。
 更に、上限1600万株・300億円の自己株取得枠を設定すると発表。資本効率と株主還元のさらなる向上を図るため。取得期間は11月2日~12月18日。上限1600万株を取得した場合の発行済み株式総数(自己株式を除く)に対する割合は0.74%とされております。
 
 株価は、9月29日の安値1,514.5円から上昇を続いておりましたが、週末金曜日は-17円の1,753円と下落しました。
 テクニカル的には過熱感が高まっております。
 一定幅、一定期間の上昇となっており、いったんピークアウトし調整入りとなる可能性が高まっております。
熊谷亮
株式会社クマガイサポート 代表
配信元: 達人の予想

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