OPEC減産見送り 原油安長期化の影響を受ける銘柄はコレ!?

著者:藤本誠之
投稿:2014/11/28 09:01

日経新聞半歩先読み

OPEC減産見送り  日本経済新聞 1面

中東など主な石油産出国が加盟する石油輸出国機構(OPEC)が、原油生産を現行水準で維持することを決めたとの記事です。減産の観測があったのですが、加盟国間の調整が進まず、減産を見送ったようです。このニュースにより、NY原油が一時70ドル割れになるなど、原油安が進んでいます。シェールオイルの増産と、世界経済の減速による需要減少で、原油安は長期化する可能性も高そうです。

原油安で追い風となる銘柄の代表は空運株でしょう。

(9202) ANAホールディングス (東証1部) 272.1円 前日比  -4.1 (-1.48%) [売買単位:1,000株]

(9201) 日本航空 (東証1部) 3,315円 前日比  -20 (-0.59%) [売買単位:100株]

但し、買われていて両銘柄とも直近に高値をつけています。

逆に、逆風となるのはエネルギー関連株でしょう。

(5020) JXホールディングス (東証1部) 452.2円 前日比  -2.9 (-0.63%) [売買単位:100株]

(5019) 出光興産 (東証1部) 2,064円 前日比  -4 (-0.19%) [売買単位:100株]

既に、かなり売られていて安値圏です。

追い風銘柄、逆風銘柄ともに、株価にはそれなりに織り込まれているので、このニュースで好材料・悪材料出尽くしで目先は逆の動きになる可能性がありそうです。

今日も皆様に相場の福が授かりますように!!
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藤本誠之
財産ネット 企業調査部長
配信元: 達人の予想