「天井のシグナルは出現せず」
本日の日経平均は92.87円高の14599.12円で取引を終了した。海外株高や円安を受けて買い先行となったあとは、小幅なレンジでのもみ合い相場。上海総合指数が一時下落する場面があったり、指数連動性の高いファストリ(9983)が軟調推移となるなど、上値抑制要因が多かった。また、バーナンキFRB議長の議会証言を見極めたいとの見方もあり、全体的に様子見ムードが優勢。終日狭いレンジでの取引となった。日経平均の日足チャートでは十字足が出現。強弱感が対立していることを示唆しており、特に強い方向性は感じられない。ただ、着実に上値は切り上げており、現時点では天井到達のシグナルは出ていない。相変わらず「軸は上向き」のようであり、明日以降も上値を更新する動きとなりそうだ。