<私の相場観>=株式評論家 植木 靖男氏
東京市場もさすがに買い疲れ感が出てくる時期にさしかかっている。GW前後、もしくはそれを待たずに、上昇相場の第一幕は終了する可能性が高いとみている。
引き金となるのは米国株安ではないか。米国株市場もここから最高値圏を飛翔し続けるのは難しい。FRBで金融緩和政策の出口が議論される場面が近づいている感触で、これが出てくると米国株は必然的に調整局面に移行しそうだ。東京市場も高値警戒感のあるところに、米国株が軟化すれば下げる口実となる。
ただ、史上最高値圏の米国と比較して、日本株は水準的には依然として出遅れた水準にある。上昇ピッチが早いために警戒感は強いが、冷静に考えれば水準的に大きく下押す要素にも乏しい。
したがって、日経平均のレンジとしては調整入りまでの上値が1万3400~3600円程度で、調整局面に移行した後の下値メドについては、4月2日に下ヒゲでつけた1万1800円前後と想定している。問題は調整局面で何を拾うかだが、基本的には全般が戻りに転じた際も再び不動産、金融が中軸を担う可能性が高いとみている。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
引き金となるのは米国株安ではないか。米国株市場もここから最高値圏を飛翔し続けるのは難しい。FRBで金融緩和政策の出口が議論される場面が近づいている感触で、これが出てくると米国株は必然的に調整局面に移行しそうだ。東京市場も高値警戒感のあるところに、米国株が軟化すれば下げる口実となる。
ただ、史上最高値圏の米国と比較して、日本株は水準的には依然として出遅れた水準にある。上昇ピッチが早いために警戒感は強いが、冷静に考えれば水準的に大きく下押す要素にも乏しい。
したがって、日経平均のレンジとしては調整入りまでの上値が1万3400~3600円程度で、調整局面に移行した後の下値メドについては、4月2日に下ヒゲでつけた1万1800円前後と想定している。問題は調整局面で何を拾うかだが、基本的には全般が戻りに転じた際も再び不動産、金融が中軸を担う可能性が高いとみている。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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