株価指数先物【昼】 3万8200円を挟んでの狭いレンジ推移

配信元:株探
投稿:2024/08/28 12:06

 日経225先物は11時30分時点、前日比120円安の3万8180円(-0.31%)前後で推移。寄り付きは3万8140円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8270円)を下回り、売りが先行して始まった。直後に付けた3万8130円を安値にショートカバーとみられる動きとなり、現物の寄り付き直後には一時3万8320円とプラスに転じる場面もみられた。ただし、エヌビディアの決算を控えるなかで積極的な売買は手控えられており、その後は3万8150円~3万8250円辺りでの推移を継続している。

 為替市場では円相場が朝方に1ドル=143円台と円高に振れるなか、日経225先物は売りが先行した形である。ただし、その後1ドル=144円台半ばへと持ち直しており、短期筋のショートカバーを誘った。リバランスの動きが中心と考えられ、後場は3万8200円を挟んでの狭いレンジ推移になりそうだ。東京エレクトロン <8035> [東証P]は弱い値動きだが、一方でアドバンテスト <6857> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]には買い戻しが入っている。また、円高が一服するなかで、トヨタ自動車 <7203> [東証P]など輸出関連株への買いもみられており、ショートは仕掛けづらいだろう。

 NT倍率は先物中心限月で14.25倍に低下した。朝方に一時14.29倍まで上昇し、プラスに転じる場面もみられたが、東京エレクのほか、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]の下げが日経平均型の重荷となった。ただし、リバランスの動きが中心のなかでは、14.21倍辺りで推移する200日移動平均線に接近する局面ではリバランス狙いのNTロングに向かわせやすいとみておきたい。

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