外為サマリー:スピード調整の様相で一時160円30銭に伸び悩む
27日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=160円41銭前後と前日の午後5時時点に比べて50銭強のドル高・円安となっている。
前日のニューヨーク市場でドル円相場は一時160円87銭と約37年半ぶりの水準をつけたが、この日の東京市場ではスピード調整から上昇一服の様相を呈した。財務省の神田真人財務官が26日夜に「行き過ぎた動きに対しては必要な対応を取る」と述べたほか、きょう午前には鈴木俊一財務相が「為替は安定的に推移することが望ましく、急激な、しかも一方的な動きは望ましくない」と通貨当局の牽制発言が相次いだことから円買い介入への警戒感が改めて強まったもよう。日銀の早期政策修正観測を背景とした国内金利の上昇が円買い・ドル売りにつながった面もあり、ドル円相場は午後1時00分過ぎに160円30銭まで伸び悩む場面があった。その後はやや持ち直す動きとなったものの、日経平均株価の冴えない推移もあってドル買い・円売りの動きは乏しかった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0696ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0003ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=171円56銭前後と同60銭弱のユーロ高・円安で推移している。
出所:MINKABU PRESS
前日のニューヨーク市場でドル円相場は一時160円87銭と約37年半ぶりの水準をつけたが、この日の東京市場ではスピード調整から上昇一服の様相を呈した。財務省の神田真人財務官が26日夜に「行き過ぎた動きに対しては必要な対応を取る」と述べたほか、きょう午前には鈴木俊一財務相が「為替は安定的に推移することが望ましく、急激な、しかも一方的な動きは望ましくない」と通貨当局の牽制発言が相次いだことから円買い介入への警戒感が改めて強まったもよう。日銀の早期政策修正観測を背景とした国内金利の上昇が円買い・ドル売りにつながった面もあり、ドル円相場は午後1時00分過ぎに160円30銭まで伸び悩む場面があった。その後はやや持ち直す動きとなったものの、日経平均株価の冴えない推移もあってドル買い・円売りの動きは乏しかった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0696ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0003ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=171円56銭前後と同60銭弱のユーロ高・円安で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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