日経平均は447円高でスタート、東エレクやスクリーンHDなどが上昇

配信元:フィスコ
投稿:2024/01/19 09:43
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;35913.72;+447.55TOPIX;2518.50;+26.41


[寄り付き概況]

 19日の日経平均は447.55円高の35913.72円と4日ぶり反発して取引を開始した。前日18日の米国株式市場は反発。ダウ平均は201.94ドル高の37468.61ドル、ナスダックは200.03ポイント高の15055.65で取引を終了した。新規失業保険申請件数が労働市場の底堅さを示したため長期金利が上昇、ダウは売りが先行し下落して始まった。下げが一巡するとプラスに転じ、午後にかけては堅調に推移。半導体受託生産の台湾積体電路製造(TSMC)が発表した好調な業績見通しを受けた半導体やハイテク株の買い戻しの動きが相場を支えた。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.35%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数
(SOX指数)が3.36%上昇と、ダウ平均(0.54%上昇)と比べ上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=148円10銭台と、昨日15時頃と比べ30銭ほど円安・ドル高水準と、円安傾向が継続していることが東京市場で輸出株などの株価の支えとなった。一方、日経平均は昨日までの3日続落で400円を超す下げとなったが、依然、高値警戒感が意識された。
また、来週から発表が本格化する内外企業の23年10-12月期決算を見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された12月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.3%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同2.3%
上昇だった。

 セクター別では、精密機器、保険業、卸売業、その他製品、電気機器などが値上がり率上位、電気・ガス業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、東エレク<8035>アドバンテスト<6857>ルネサス<6723>、スクリーンHD<7735>、HOYA<7741>ディスコ<6146>ダイキン<6367>レーザーテック<6920>ソシオネクスト<6526>積水ハウス<1928>、ソニーG<6758>三井物<8031>ニデック<6594>コマツ<6301>などが上昇。他方、川崎船<9107>、JT<2914>商船三井<9104>などが下落している。
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配信元: フィスコ

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