東京株式(大引け)=186円高、ハイテク値がさ株買われ朝安後切り返す

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/06/21 15:49
東京株式(大引け)=186円高、ハイテク値がさ株買われ朝安後切り返す  21日の東京株式市場は、前日の欧米株安を受け朝方は日経平均が安かったものの、その後は押し目買いが優勢となり上昇に転じた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比186円23銭高の3万3575円14銭と続伸。プライム市場の売買高概算は13億860万株、売買代金概算は3兆8945億円。値上がり銘柄数は1119、対して値下がり銘柄数は648、変わらずは66銘柄だった。

 きょうの東京市場は、取引開始時はリスクオフの流れが意識されていた。前日の欧州株市場がほぼ全面安商状で、米国株市場でもNYダウなど主要株価指数がいずれも下落しており、これを受けて日経平均は下落して始まった。しかし、その後は海外投資家とみられる買いが下値を拾う形で戻り足となった。中国経済の減速が取り沙汰されるなか、中国・上海株や香港株などが安く手控えムードは拭えなかったが、取引時間中に外国為替市場でドル高・円安に振れたことが追い風となった。先物主導のインデックス買いや、指数寄与度の高いハイテク値がさ株が買われたことで、日経平均が押し上げられた面もある。値上がり銘柄数は全体の6割にとどまったが、売買代金は前日と同水準の3兆9000億円弱まで膨らみ、商いは活況だった。

 個別では、売買代金トップに躍り出たソフトバンクグループ<9984.T>が上値指向を明示、売買代金2位のレーザーテック<6920.T>も高い。ソシオネクスト<6526.T>も商いを伴い値を上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが堅調、日本製鉄<5401.T>三菱重工業<7011.T>も頑強。SMC<6273.T>も買われた。ダイコク電機<6430.T>コニシ<4956.T>が急騰、レノバ<9519.T>も値を飛ばした。ベイカレント・コンサルティング<6532.T>も高い。

 半面、トヨタ自動車<7203.T>が冴えず、ソニーグループ<6758.T>も値を下げた。信越化学工業<4063.T>も軟調。リクルートホールディングス<6098.T>も売られた。さくらインターネット<3778.T>が大きく利食われたほか、三栄建築設計<3228.T>が大幅安、コーセル<6905.T>の下げも目立った。パンチ工業<6165.T>、JNSホールディングス<3627.T>アトラエ<6194.T>なども安い。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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