東京株式(大引け)=693円高、リスクオン続き一気に3万2000円台回復

大引けの日経平均株価は前営業日比693円21銭高の3万2217円43銭と大幅高で3日続伸。プライム市場の売買高概算は14億7600万株、売買代金概算は3兆8712億円。値上がり銘柄数は1625、対して値下がり銘柄数は164、変わらずは45銘柄だった。
きょうの東京市場はリスクオン一色の地合いとなり、日経平均は大幅高で始まった後も、ジリジリと水準を切り上げる展開となった。前週末の米国株市場でNYダウが今年最大の上げ幅を記録したことを受け、東京市場でも先物主導で全体指数が押し上げられる展開に。米国では債務上限問題が解決し、発表された5月の米雇用統計が、インフレの鈍化を示す内容であったことなどが好感された。そうしたなかも米長期金利は上昇しており、外国為替市場では日米金利差を背景に円安が進行、輸出セクター中心に追い風となった。日経平均は3万2000円台を大きく上回り、この日の高値で引けている。売買代金は3兆8000億円超と高水準、値上がり銘柄数は1600を上回り、プライム市場の9割近くを占めた。
個別では、アドバンテスト<6857.T>、ソシオネクスト<6526.T>などの半導体主力株が買われ、ソフトバンクグループ<9984.T>も後半伸び悩んだが堅調。三菱商事<8058.T>、三井物産<8031.T>など総合商社株や日本製鉄<5401.T>など鉄鋼株、日本郵船<9101.T>など海運も買われた。三菱重工業<7011.T>も高い。ユーザーローカル<3984.T>が値上がり率トップとなり、ブレインパッド<3655.T>、HEROZ<4382.T>といった人工知能(AI)関連株が物色人気に。日立建機<6305.T>、マツダ<7261.T>、安川電機<6506.T>なども上昇した。
半面、東京電力ホールディングス<9501.T>が売られ、北陸電力<9505.T>は大幅安。楽天グループ<4755.T>も冴えない。ニトリホールディングス<9843.T>が売りに押された。アインホールディングス<9627.T>が急落したほか、FOOD & LIFE COMPANIES<3563.T>なども値を下げた。
出所:MINKABU PRESS
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