*15:36JST タナベ Research Memo(6):実質無借金経営で自己資本比率は80%台と健全な財務状況
■業績動向
2. 財務状況と経営指標
タナベコンサルティンググループ<9644>の2023年3月期第2四半期末の総資産は前期末比274百万円増加の14,099百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では現預金及び有価証券(預け金含む)が206百万円増加し、売上債権が57百万円減少した。固定資産では有形固定資産が15百万円増加し、のれんが29百万円減少した。
負債合計は前期末比145百万円増加の2,452百万円となった。固定負債が28百万円減少した一方で、コンサルティング契約の増加に伴い前受金が増加した。また、純資産は前期末比128百万円増加の11,646百万円となった。配当金274百万円の支出があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益386百万円の計上により、利益剰余金が112百万円増加した。
経営指標を見ると、自己資本比率は80.2%と引き続き高水準を維持しており、現預金及び有価証券も76億円以上と潤沢で実質無借金経営を維持していることから、財務の健全性は高いと判断される。手元キャッシュの使途としては、成長のための投資資金(M&A含む)や株主還元に充当していく方針となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<YI>
2. 財務状況と経営指標
タナベコンサルティンググループ<9644>の2023年3月期第2四半期末の総資産は前期末比274百万円増加の14,099百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では現預金及び有価証券(預け金含む)が206百万円増加し、売上債権が57百万円減少した。固定資産では有形固定資産が15百万円増加し、のれんが29百万円減少した。
負債合計は前期末比145百万円増加の2,452百万円となった。固定負債が28百万円減少した一方で、コンサルティング契約の増加に伴い前受金が増加した。また、純資産は前期末比128百万円増加の11,646百万円となった。配当金274百万円の支出があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益386百万円の計上により、利益剰余金が112百万円増加した。
経営指標を見ると、自己資本比率は80.2%と引き続き高水準を維持しており、現預金及び有価証券も76億円以上と潤沢で実質無借金経営を維持していることから、財務の健全性は高いと判断される。手元キャッシュの使途としては、成長のための投資資金(M&A含む)や株主還元に充当していく方針となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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