日経平均28000円超えのポイント【西村剛】

8月相場は上昇に期待か

注目の米FOMCが終わり、市場予想通りということで米国株が上昇、日本株も上昇しました。米国株の上げをみて、日経平均株価も28000円超えて来るかなぁ！と思ったのですが勢いは続かずまたしても28000円の壁に跳ね返されてしまいました。

この先、日経平均は2万8000円を超えていくことが出来るのでしょうか、それともまた、ずるずると下落していってしまうのでしょうか。まず、FOMCが終わり米国株は少し息を吹き返してきそうですが、日経平均株価はまたボックス圏に入ってしまうかもしれません。

今の日本株の焦点は【4-6月期の決算発表】と【米国株の動向】この２つです。

足もと続々と決算発表が行なわれていますが、今のところ総じて良い決算、計画通りの決算を発表する企業が多いかなといったイメージです。今の日本企業の足もとの業績は悪くありません。

ただ、それでも株価が上がってこないのは、【海外投資家が日本株をまだ買ってこないから】でしょう。

海外投資家のメイン市場は米国株です。米国株が下がっている間は日本株に資金が回ってきません。逆に米国株が上昇してくれば余力が生まれ日本株にも資金が回ってくるでしょう。

ですので、ここから当面、日本株は米国株次第といった相場になりそうです。米国株は底打ちから上昇の兆しが出ていますので8月は日本株の上昇にも期待したいところですね。8月相場に向け今のうちにしっかりと準備しておきましょう。