下落は続くのか・・・
13日の日本株が急落しました。
日経平均が3.0%下落、マザーズも4.8%下落と、5月下旬からの上げ幅を一気に帳消しする形となりました。
先週末の金曜日にも日本株は調整をし、本日は急落となったため、2日続けて大きな調整局面となっております。6月より好調が続いていた日本株ですが、まだポジションを持っている個人投資家も多いかと思われます。株価は反発するのか、それともずるずると下落していくのか、私なりの見解をお伝えいたします。
まず、足元の日本株はなぜ急落したのでしょうか?要因は2つあります。
1つ目の要因は、米国のインフレ懸念が強まったことです。
5月の消費者物価指数(CPI)が発表となり、前年同月比で8.6%上昇とかなり強い数字となったことにより、米国において依然インフレが加速していることが明らかになりました。その結果、秋以降もFRBが積極的に利上げを進めるとの見方から、一気に米国株が売られ、その流れを受けて日本株も急落したのだと思われます。
2つ目の要因は、円安です。
米国の金利上昇により、日米間の金利差が拡がったことにより、為替が急速に円安方向に動いています。為替が円安に動くと、自動車、電機、機械といった輸出関連株にとってはプラスに作用するのですが、13日の値動きでは、
・7203 トヨタ自動車 3.3%下落
・6758 ソニーグループ 4.9%下落
・6367 ダイキン工業 4.6%下落
と総じて輸出関連株も下落しています。予想以上のピッチで円安が進んでいることにより、国内においてもインフレによる景気悪化を織り込み始めているのかもしれません。
このようにSQ通過後の10日から一気にトレンド転換した日本株ですが、次の焦点としては
【米ダウ指数】 30635ドル
【米ナスダック指数】 11035ポイント
【日経平均】 26600円
あたりが下値として機能するかどうかです。この水準を割り込めば、直近の安値を更新し、株価がもう一段急落する可能性もある一方、この水準を割り込まずに踏みとどまれば押し目買いのチャンスとなりそうです。
今の段階としてはどちらかと言うとこの急落は押し目買いのチャンスかなと思っているのですが、先ほどお伝えした下値を割り込むと、一気に株式市場は弱気ムードに傾く可能性が高いので、頭の中に叩き込んでいてくださいね。かなり値動きが荒くなってきました。しっかりとリスク管理を徹底し、生き残ることを最優先にトレードしていきましょう。
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