暴落銘柄数76銘柄で底打ちのタイミングか?【西村剛】

著者:西村剛
投稿:2022/05/12 19:00

日本株が大きく下落しています。

日経平均株価も26000円の大台を割り込み、マザーズ指数にいたってはコロナショックの安値に迫る状況です。また、個人投資家の追証により、投げ売りが発生している状況となっております。

あなたも過度にポジションを持ったり、信用取引でレバレッジを大きくかけて、痛い目をみていませんか?リバウンドせずにダラダラと株式から資金が抜けている足元のマーケットで、退場していく個人投資家も少なくありません。

この状況下では株式投資を控えるべきなのでしょうか?それとも良い株式戦略があるのでしょうか?私の見解をお話しします。米国ダウ指数、ナスダック指数も年初来安値を更新し、下落相場入りが鮮明になってきました。

こういった下落相場で有効なトレードとしては・・・【短期トレードに徹する】ということです。

今の株式市場は金融引き締め局面です。金融引き締め局面においては基本的に株価は下落(よくて横ばい)しやすく、投資家心理も悪化しています。こういった局面においては、ちょっとした悪材料で株価が必要以上に急落します。そういった急落をうまくとらえ、ちょっとリバウンドしたタイミングで売る短期トレードが有効でしょう。

私が日々監視している暴落銘柄数も12日で76銘柄になりました。明日は決算発表がピークですのでなかなか買いが入りづらく、週明け月曜日の寄付きあたりで短期的に底打ちする可能性がありそうです。リバウンド狙いのチャンスになるかもしれません。

ただ、基本的には下落トレンドに入っていますので、うまく底値をとらえられたとしてもちょっとリバウンドしたタイミングで売るのがよいでしょう。下落相場こそ逆張り戦略のチャンスです。今のうちにしっかりと準備しておくことで底値をつかめるチャンスが高まるでしょう。

しっかりと準備しておきましょうね。

西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想