日パレット、前期経常を8％上方修正、配当も5円増額（訂正）

　日本パレットプール <4690> [東証Ｓ] が4月25日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の6億円→6.4億円(前の期は7.4億円)に7.8％上方修正し、減益率が18.9％減→12.6％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の3.6億円→4.1億円(前年同期は2.8億円)に12.7％増額し、増益率が30.9％増→47.5％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の35円→40円(前の期は1→2の株式分割前で70円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、当社の主力である石油化学樹脂関連企業向けのパレットレンタル扱いが、当下半期以降、企業側の在庫削減や在庫調整の状況が一巡し、増収基調に転じたこと等から、前回予想を上回る見込みであります。　一方、貸出数量の急増に対応するため、パレットの輸送や補修・洗浄等の作業量が増加したことに加え、原油価格や木材価格等の高騰による影響を受けて、売上原価率が上昇したことにより、営業利益は前回予想に対して13.4％減少の4億59百万円となる見込みであります。　また、経常利益につきましては、営業外収入として紛失賠償金が発生したため、前回予想に対して7.9％増の6億47百万円となる見込みであります。さらに、当期純利益につきましては、繰延税金資産の回収可能性の見直しにより税金費用が減少したことで、前回予想に対して60.5％増の2億72百万円となる見込みであります。　※上記の業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報にもとづき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。