2日の日経平均株価がようやく反発してくれました。
先週末の下げを埋め500円近く上昇してくれたのですが、まだ警戒が必要な局面だと考えています。
というのも、日本株は今ちょうど決算発表が本格化している時期なのですが、よほどの予想を上回る好決算以外はあまり株価が上昇せず、むしろ材料出尽くしで売られている銘柄が多いように思えるからです。
相場の地合いが良いときは、好決算銘柄が素直に買われる局面なのですが、逆に地合いが悪いときは、好決算を発表しても株価が下落しがちです。今の相場がまさにこの地合いの悪いときなのかもしれません。このように地合いの悪いときは、株価は好材料には反応せず、逆に悪材料には過敏に感応しがちです。
特に今はオリンピックの閉会を控え、そろそろオリンピック後の新型コロナ感染拡大懸念が強まるであろうタイミングとなっています。報道等を見る限りでは当面感染者数増が続きそうであり、株式市場も次第にオリンピック後の感染拡大を織り込みに行く可能性も高そうです。ですので、ここからしばらくの間は、日本株も乱高下する可能性があります。注意しておきましょう。
といっても、システムトレーダーにとっては逆にチャンスかもしれません。株価が急落時にシグナルが点灯する逆張り戦略が8月は活躍しそうなイメージで、うまくはまれば大きな利益につながるのではないかと期待しています。いずれにせよ、今は過度に楽観的になることなく、株価の急落時をうまくとらえられるようしっかりと準備しておきましょう。
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