１４日の株式相場見通し＝急反発か、米国株切り返し受け買い戻し

　１４日の東京株式市場は、主力株をはじめ幅広く買いが入り、日経平均株価は大きく反発に転じる可能性が高い。前日の米国株市場では長期金利の上昇が一服したことを背景に景気敏感株やハイテク株などを中心に広範囲に買い戻され、ＮＹダウは４００ドルを超える上昇をみせた。注目された４月の米生産者物価指数（ＰＰＩ）は市場予想を上回ったが、影響は限定的で値ごろ感からの押し目買いの動きが優勢だった。東京市場では日経平均が前日までの３営業日で２０００円あまりの下落をみせており、目先リバウンド狙いの買いが見込まれる。ただ、国内では新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感も根強く、きょう１０００社近くが予定される企業の決算発表に絡み、買い一巡後は不安定な動きとなる可能性もある。

　１３日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比４３３ドル７９セント高の３万４０２１ドル４５セントと４日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同９３．３０７ポイント高の１万３１２４．９８８だった。

　日程面では、４月のマネーストック、３月の特定サービス産業動態統計など。また、株価指数オプション５月物のＳＱ算出日にあたる。海外では４月の米鉱工業生産・設備稼働率、４月の米小売売上高、５月の米消費者態度指数（ミシガン大学調査・速報値）など。

出所：MINKABU PRESS