日経平均は3日ぶり反発、米中協議巡り安心感も

配信元:フィスコ
投稿:2019/11/15 15:42
日経平均は3日ぶり反発。12日の米国市場でNYダウは6日ぶりに小幅反落し、1ドル安となった。また、米長期金利の低下とともに為替相場が一時1ドル=108円前半まで円高方向に振れ、本日の日経平均は18円高からスタートすると、朝方にはマイナスへ転じる場面があった。しかし、米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長が米中の通商合意は「近づいている」と述べたうえ、円相場の伸び悩みやアジア株の落ち着きなども安心感につながり、日経平均は後場の寄り付き直後に一時23340.77円(前日比199.22円高)まで上昇した。

大引けの日経平均は前日比161.77円高の23303.32円となった。東証1部の売買高は13億
6514万株、売買代金は2兆2269億円だった。業種別では、水産・農林業、パルプ・紙、海運業が上昇率上位で、その他も全般堅調。石油・石炭製品と鉱業の2業種のみ下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の79%、対して値下がり銘柄は17%となった。

個別では、米半導体製造装置大手の決算内容が好感された東エレク<8035>やアドバンテス<6857>、研究開発説明会の内容が評価された武田薬<4502>などが堅調。トヨタ自<
7203>やファーストリテ<9983>は小じっかり。決算発表銘柄では日本郵政<6178>が5%
上昇し、電通<4324>やオープンハウス<3288>、キュービーネットHD<6571>も急伸。
また、三桜工<6584>などはストップ高水準で本日の取引を終えた。一方、ZHD<4689>LINE<3938>が揃って急反落。経営統合に向けた不透明要因もあり、利益確定の売りが出たようだ。ZOZO<3092>は株式公開買付け(TOB)終了後の売りが続いた。
その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>任天堂<7974>キーエンス<6861>などがさえない。今期赤字予想に下方修正したペッパー<3053>は急落し、スプリックス<
7030>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
<HK>
配信元: フィスコ

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
199.0
(10:12)
+6.0
(+3.10%)
5,151.0
(10:12)
+147.0
(+2.93%)
5,658.0
(10:12)
-102.0
(-1.77%)
5,350.0
(12/28)
0.0
(---)
4,513.0
(10:12)
-12.0
(-0.26%)
4,127.0
(10:12)
-118.0
(-2.77%)
420.8
(10:12)
0.0
(---)
1,416.0
(10:12)
-14.0
(-0.97%)
1,105.0
(10:07)
-1.0
(-0.09%)
777.0
(10:12)
-6.0
(-0.76%)
7,003.0
(10:12)
+103.0
(+1.49%)
71,100.0
(10:12)
-30.0
(-0.04%)
7974
8,029.0
(10:12)
+33.0
(+0.41%)
27,035.0
(10:12)
+1,275.0
(+4.94%)
48,400.0
(10:12)
+500.0
(+1.04%)
8,929.0
(10:12)
+37.0
(+0.41%)