東京株式(大引け)=51円高、NYダウ最高値と円安追い風に利益確定売りを吸収

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/11/06 15:41
東京株式(大引け)=51円高、NYダウ最高値と円安追い風に利益確定売りを吸収  6日の東京株式市場は売り買いが交錯したが、日経平均はプラス圏で着地。米株高や為替市場での円安を好感する形で目先筋の利益確定の動きを吸収した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比51円83銭高の2万3303円82銭と続伸。東証1部の売買高概算は13億8852万株、売買代金概算は2兆4823億5000万円。値上がり銘柄数は1009、対して値下がり銘柄数は1039、変わらずは106銘柄だった。

 きょうの東京市場は前日の米国株市場でNYダウが連日の最高値を更新したことで、リスク選好の地合いが継続。足もと景気減速懸念の後退で急速に米長期金利が上昇傾向を示しており、これを背景に外国為替市場でドル買いの動きが強まり、1ドル=109円台前半まで円安が進んだことも手掛かりに広範囲に買いが入った。ただ、日経平均は前日に400円あまりの上昇を示していることもあって、目先筋の利益確定売り圧力が上値を押さえ、一時はマイナス圏に沈む場面もあった。主力株に軟化するものが目立つ一方、中小型株は上値追いを続けるものも多く、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数がいずれも1000を超えるなど拮抗状態にある。海外ファンド筋の先物買いや持ち高を増やす実需買いが全体指数を浮揚させ、TOPIXも終盤盛り返し小幅ながらプラス圏で着地した。売買代金は前日との比較では大きく減少した。

 個別では、三菱商事<8058.T>が堅調、村田製作所<6981.T>も買い優勢。シャープ<6753.T>が物色人気となったほか、日立製作所<6501.T>も強さを発揮した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクもしっかり。シグマクシス<6088.T>が値上がり率トップに買われる人気となり、UACJ<5741.T>も値を飛ばした。山一電機<6941.T>ニチコン<6996.T>が大幅高、セーレン<3569.T>三浦工業<6005.T>デサント<8114.T>なども高い。

 半面、任天堂<7974.T>が軟調、NTT<9432.T>も売られた。キーエンス<6861.T>が売られ、ソニー<6758.T>東京エレクトロン<8035.T>も値を下げた。富士フイルムホールディングス<4901.T>が下落、アサヒグループホールディングス<2502.T>は大幅安。ヘリオス テクノ ホールディング<6927.T>がストップ安、日本ライフライン<7575.T>日本光電<6849.T>などが急落した。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
100000018
37,934.76
(04/26)
+306.27
(+0.81%)