午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利マイナス0.125%に低下

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/07/16 15:46
 16日の債券市場で、先物中心限月9月限は反発。日本が連休中の間に米長期金利が低下したことが支援材料となった。

 ただ、債券先物は寄り付き直後に153円56銭まで上昇したあとは上値の重い相場展開だった。日経平均株価の下落を背景に安全資産とされる債券は売りにくい地合いだったが、あす17日に実施される20年債入札の結果を見極めたいとのムードが強く買いは広がらず。今晩に6月の米小売売上高や米鉱工業生産の発表が予定されていることも動きにくさにつながった。なお、この日は日銀の国債買いオペが実施され、「残存期間5年超10年以下」の応札倍率は前回から上昇した。

 この日の先物9月限は153円54銭で始まり、高値は153円56銭、安値は153円42銭、終値は前週末比5銭高の153円43銭。出来高は1兆9636億円にとどまった。

 現物債の利回りは、10年債が前週末比0.005%低下のマイナス0.125%、20年債が同0.005%低下の0.240%、30年債が同0.010%低下の0.375%だった。


出所:minkabuPRESS
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