ドル円、新潟地震で下落するが、米中協議継続で反発。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/06/19 09:49

マーケットコンディション

昨日のドル円は、108.52円で始まると、東京時間は日経平均の軟調やクロス円の下落を受け、108.25円まで下落。ロンドン時間、欧州株が軟調となるとドル円は108.19円まで下押し。NY時間、新潟県地震を嫌気し108.05円まで下落。その後、トランプ米大統領がツイッターで「習近平・中国国家主席と良い電話会談を行った。来週日本で開催されるG20大阪サミットで協議を継続する」とツイートすると、米中協議進展期待からNYダウ平均が上昇し、ドル円も108.67円まで上昇。

ドル円、新潟地震で下落するが、米中協議継続で反発。

本日のFOMC声明が注目。下落要因が多い中、108円前後で強力に買いが入っているように感じる。ファンダメンタル的には下向きとの意見が多いが、テクニカル的には、98年のブレクジット安値98.90円からトランプ相場の高値118.66円に対する50%押しが108.78円。今年のフラッシュクラッシュの安値104.83円から4/24の高値112.39円からの押し50%が108.61円となり、重複ラインとなっている。ドル円は波動の50%で変調する場合があるので、反転シナリオの準備も必要かもしれない。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想