豪ドル
RBA(豪中銀)議事録(4/2開催分)が4月16日に公表されました。議事録は、「インフレ率が抑制されていることを踏まえると、目先の利上げの確率は低い」とする一方、「インフレ率が低水準にとどまり、失業率が上昇を続けるならば、利下げが適切になる可能性がある」と指摘。利下げが経済に与える効果は過去に比べて小さいとしつつも、「利下げによって、為替レート(豪ドル)の下落や借入金利の低下による景気の下支えが期待できる」との見方を示しました。
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議事録を受けて市場ではRBAの利下げ観測が高まりました。利下げが適切になる条件を挙げたうえ、利下げによる景気の下支え効果にも言及したためです。
豪州の1-3月期CP I(消費者物価指数)が24日に発表されます。RBAは利下げの条件のひとつに“インフレ率が低水準にとどまること”を挙げました。そのため、CPI上昇率の鈍化は、RBAに利下げを促す要因となる可能性があります。総合CPI上昇率が市場予想の前年比+1.5%、基調インフレ率が2018年10-12月期の同+1.75%を下回る結果になれば、RBAの利下げ観測は一段と強まるとみられます。
豪州の主力輸出品である鉄鉱石の価格が堅調に推移していることで、豪ドルは足もとで比較的底堅い展開です。ただ、鉄鉱石価格の堅調が続くとしても、RBAの利下げ観測が一段と強まる場合、豪ドルに対して下落圧力が加わる可能性があります。
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議事録を受けて市場ではRBAの利下げ観測が高まりました。利下げが適切になる条件を挙げたうえ、利下げによる景気の下支え効果にも言及したためです。
豪州の1-3月期CP I(消費者物価指数)が24日に発表されます。RBAは利下げの条件のひとつに“インフレ率が低水準にとどまること”を挙げました。そのため、CPI上昇率の鈍化は、RBAに利下げを促す要因となる可能性があります。総合CPI上昇率が市場予想の前年比+1.5%、基調インフレ率が2018年10-12月期の同+1.75%を下回る結果になれば、RBAの利下げ観測は一段と強まるとみられます。
豪州の主力輸出品である鉄鉱石の価格が堅調に推移していることで、豪ドルは足もとで比較的底堅い展開です。ただ、鉄鉱石価格の堅調が続くとしても、RBAの利下げ観測が一段と強まる場合、豪ドルに対して下落圧力が加わる可能性があります。