チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
太平洋工業 <7250> 【 2+→1】
「2事業が揃って大幅増収となり3Qは大幅営業増益、通期計画を再度上方修正」
1月31日公表の19/3期3Q累計(4-12月)決算では、3Q(10-12月)がプレス・樹脂製品、バルブ製品の主力2事業が揃って大幅増収となり大幅営業増益となったこと、通期計画を再度上方修正したことなどがポジティブ。更には、同社計画では4Q(1-3月)も2桁営業増益と好調持続を見込み19/3期は設備投資過去最高を見込むなど成長への投資が嵩む中で営業過去最高益更新を見込んでいることが評価できる。
予想ROE:8.3% PBR:1.2倍、来期予想PER:12.2倍、来期予想EPS成長率:14%株価(2/8終値):1,621円
Fモデルによる理論株価:1,803円(2月6日by高田悟)
テンポイノベーション <3484> 【 新規→1】
「新規カバレッジ: 積み上げ型の堅牢なビジネスモデル~」
同社を投資評価「1」(買い)でカバレッジを開始する。飲食店に特化した店舗の転貸借ビジネスを展開。同社の売上高は賃料や更新料などのランニング収益と、礼金、造作販売などのイニシャル収入からなる。一都三県には約16万件の飲食店舗があるとされるが、まだ同社の管理物件は1,395件(18年末時点)に過ぎず、拡大余地は広大である。また、地場不動産業者に対する信用
(評判)が広がりつつあり、店舗開拓が加速化されると考えられる。当面の目標株価は、19/3期TIW予想EPS 47.5円の約50倍である2,400円とする。
予想ROE:24.6% PBR:9.2倍、来期予想PER:28.0倍、来期予想EPS成長率:33%株価(2/8終値): 1,733円
Fモデルによる理論株価:1,221円(2月8日by藤根靖昊)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
関連銘柄
銘柄 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
3484
|
935.0
(11/12)
|
0.0
(---)
|
7250
|
1,359.0
(11/12)
|
+9.0
(+0.66%)
|
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