マザーズ先物概況:5日ぶり反落、短期急騰の反動から利益確定売り優勢

配信元:フィスコ
投稿:2019/01/10 16:32
10日のマザーズ先物は前日比21.0pt安の862.0ptと5日ぶりに反落して取引を終えた。高値は885.0pt、安値は862.0pt、取引高は3886枚。

本日のマザーズ先物は5日ぶりに反落して引けた。年初から前日まで、一本調子で上昇しただけに急ピッチの上昇に対する警戒感が台頭していたところに、日経平均も急反落したことで、投資マインドが萎縮し、利益確定売りが先行する展開となった。サンバイオ<4592>メルカリ<4385>、ミクシィ<2121>、MTG<7806>といった時価総額上位銘柄が軒並み下落したこともマザーズ先物安の一因につながったとみられる。一方、大手証券が新規にカバレッジを開始したラクスル<4384>が上伸したほか、再生医療関連のそーせい<4565>が堅調展開となるなど個別材料株には投資資金が振り向けられ、全般は狭い値幅での取引となった。

本日のマザーズ市場では、理化学研究所と千葉大のチームがiPS細胞でがん治療などと一部で報じられたことから、ブライトパス<4594>に関心が向かったほか、前日ストップ高を演じたAmidAHD<7671>が引き続き人気を集め、ともにストップ高まで買われた。一方、業績上方修正を発表するも材料出尽くし感が広がったスタジオアタオ<3550>が大幅反落、急ピッチの上昇の反動からVALUENEX<4422>も急反落した。


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