午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利0.090%に低下

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/11/21 16:35
 21日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。取引時間中にはマイナス圏に沈む場面もみられたが、下値では買い意欲が強く切り返した。

 債券先物は買い先行でスタート。20日の米長期債相場はほぼ横ばいだったが、NYダウが大幅続落したことを背景に投資家のリスク回避姿勢が強まった。ただ、この日は日銀の国債買いオペや財務省の国債入札がなく、足もとでの相場上昇に対する警戒感もあるなかで、日経平均株価が下げ幅を縮小すると債券先物は軟化し、一時150円96銭まで値を下げた。しかしながら、世界経済の不透明さが増しつつある状況とあって下値を売り込む動きは目立たず、午後には再び買いが流入し高値引けとなった。

 この日の先物12月限は151円05銭で始まり、高値は151円08銭、安値は150円96銭、終値は前日比8銭高の151円08銭。出来高は3兆3473億円となった。

 現物債の利回りは、10年債が前日比0.010%低下の0.090%、20年債が同0.010%低下の0.610%、30年債が同0.015%低下の0.830%だった。


出所:minkabuPRESS
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