東京株式(大引け)=323円高、26年10カ月ぶり高値圏に浮上

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/09/28 15:55
東京株式(大引け)=323円高、26年10カ月ぶり高値圏に浮上  28日の東京株式市場は日経平均が急反発、一時500円近い上昇をみせ、1991年11月以来となる26年10カ月ぶりの高値圏に浮上した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比323円30銭高の2万4120円04銭と急反発。東証1部の売買高概算は15億5726万株、売買代金概算は3兆1929億3000万円。値上がり銘柄数は1399、対して値下がり銘柄数は623、変わらずは82銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が上昇したことに加え、外国為替市場でドル買いが進み1ドル=113円台半ばまで円安が進行するなど、リスクオン相場が加速した。日経平均は1月23日につけた年初来高値2万4129円(ザラ場ベース)を大きく上回り、2万4200円台まで上値を伸ばした。海外ヘッジファンド筋とみられるトレンドフォローの先物買いが裁定買いを誘発し日経平均の上げ足を助長した。終盤はやや伸び悩んだが、300円を超える上昇で着地した。業種別には33業種中、29業種が上昇し情報通信や化学セクターなどが値上がり上位だった。売買代金も3兆円を上回るなど活況。

 個別ではソフトバンクグループ<9984.T>が大商いで値を飛ばし、ソニー<6758.T>も商いを膨らませ急伸。ファーストリテイリング<9983.T>は一時2000円以上の上昇をみせた。キーエンス<6861.T>が買われ、資生堂<4911.T>も強い動き。リクルートホールディングス<6098.T>も物色人気。ボルテージ<3639.T>アカツキ<3932.T>が急騰、JCRファーマ<4552.T>も大幅高に買われた。レンゴー<3941.T>ホクシン<7897.T>、ネオス<3627.T>などの上昇も目立つ。

 半面、サイバーエージェント<4751.T>武田薬品工業<4502.T>が冴えず、スズキ<7269.T>も軟調。NTT<9432.T>が売りに押され、太陽誘電<6976.T>も安い。田淵電機<6624.T>スター・マイカ<3230.T>が急落したほか、ブレインパッド<3655.T>も大きく利食われた。吉野家ホールディングス<9861.T>も下値を探った。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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