(5289)ゼニス羽田ホールディングス
四季報によると、コンクリ製品は東北復興需要上乗せ、耐震下水管が増勢。拠点統廃合も効く。19年3月期はコンクリ製品の東北復興が終息だが、中央分離帯向け続伸。防災製品も落石防護柵伸びる。営業益好調続く。北陸地盤のホクコン(17年3月期売上214億円、営業利益5億円)と基本合意、18年10月統合予定。当社は関東、東北強く、拠点統廃合費抑え業容拡大狙う。
2月14日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+10.2%の23億円、経常利益+8.8%の25億円の増収・増益の見通し。昨年の11月9日時点の営業利益21億円→23億円、経常利益23億円→25億円へと上方修正。
※ハネックスと日本ゼニスパイプが経営統合して誕生。防災、雨水向けコンクリート2次製品が主力。電線地中化関連銘柄の位置づけ、東京五輪向け工事の本格化で業績拡大期待あり。
2012年10月10日の68円を底値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて2014年9月3日の562円まで2年で約8倍化を達成。その後、本格調整となって下降トレンド(A)に転換し、2016年6月16日の148円で底打ちとなりました。現在は、ここからの上昇トレンド(B)へ移行しています。上昇トレンド(B)の中で、2017年10月3日の439円、今年の1月25日の465円、2月28日の487円と順上げの3山となって押し目を形成しています。2月6日の375円を終値で切ると三尊天井が確定しますが、そうでなければ業績からは再度、上値を試す可能性があります。
(6121)滝澤鉄工所
四季報によると、国内は省力化機械と学校向け普通旋盤が堅調。アジアは自動車・スマホ向け伸び営業益上向く。19年3月期は自動車向け中心に国内・アジアとも受注好調継続、メキシコ自動車向けが本格化。償却費横ばい。下振れ要因見られず営業連続増益。従業員の職能別教育に注力、専門知識とスキル習得により営業拡大。第5工場本格稼働で好調の省力化機械増産。
2月6日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+52.3%の25億円、経常利益+51.0%の22.5億円の増収・増益。昨年の10月31日時点で営業利益は7月31日時点で21億円→25億円、経常利益は19+億円→22.5億円に上方修正。
2012年10月3日の920円(併合前92円)を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成し、この中で2015年6月15日の2620円(併合前262円)でいったんピークをつけました。ここから下降トレンド(B)へ転換し、2016年2月12日の1070円(併合前107円)で底打ちとなって、三角保ち合い(C)をつくり、この煮詰まったところの7月8日の1170円(併合前117円)を安値に上放れとなって上昇トレンド(D)へ移行しました。この上昇トレンド(D)の中で今年の2月1日に2560円の高値をつけ、その後の日経平均の急落につれ安して下値を探っているところです。
(7305)新家工業
四季報によると、普通鋼は建設関連、自動車関連が想定以上に好調。ステンレスも増勢。鋼材、ニッケル高こなし営業益上方修正。19年3月期は普通鋼は自動車関連、建設関連が安定増。ステンレス製品も食品、飲料等増勢。ただ、原材料高が響き営業益反落。ステンレスリム工場跡地部分は物流倉庫等賃貸活用検討。電解研磨処理ステンレス製品は鉄道からバス等に拡販。
2月13日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+32.8%の22億円、経常利益+26.8%の23億円の増収・増益の見通し。
1月29日時点で、昨年の11月10日時点の営業利益16億円→22億円、経常利益17億円→23億円に上方修正。
2012年8月3日の1000円(併合前100円)を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成。この中で2014年9月11日の2150円(併合前215円)まで上昇後いったん下落となって、2016年2月12日の1180円(併合前118円)の安値をつけました。ここで三角保ち合い(B)を形成したあと、再び上昇となって上昇トレンド(A)を回復し、今年の2月5日には上方修正を受けて2807円と昨年来高値更新となりました。ここをピークに日経平均の急落とアメリカの追加関税の問題を受けて下値をさぐる展開となっています。
※上方修正を1月29日にしたばかりだが、その後、アメリカのトランプ政権の鉄鋼、アルミの追加関税問題がくすぶっている。大きな下げを待ってリバウンド狙い。
(8031)三井物産
四季報によると、柱の金属資源が石炭と鉄鉱石価格上昇を満喫。ヴァーレ巨額評価益乗り、純益膨張。増配。19年3月期は金属資源に一服感。が、ブラジル穀物の止血効果発現。日鉄住金物産も持分寄与開始。純益高水準。18年度は100億円程度の利益押し上げ効果見込む。シェール掘削活発化で鉄鋼が第4の利益柱に成長中。不振マルチグレイン社は17年度中に抜本的対策。
2月2日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で当期利益は+43.7%の4400億円の見通し。
昨年の11月2日時点で、8月3日時点の3200億円から4000億円へ。さらに2月2日時点で11月2日時点の4000億円から4400億円と連続の上方修正。
2012年11月14日の1057円を安値に、アベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成。この中で2014年9月25日の1820円で当面のピークとなって下降トレンド(B)へ転換しました。この下降トレンド(B)の中で、2016年2月12日の1164円、8月3日の1162円とダブル底の形となって上昇トレンド(C)へ移行し、この上昇トレンド(C)の中で2017年3月1日の1753円まで1段上げ、ここから5月18日の1483円まで下げて、今年の2月2日の2042円まで2段上げとなって押し目を形成しているところです。
(4528)小野薬品工業
四季報によると、柱の『オプジーボ』が薬価半減痛打。ただ数量は伸長、ロイヤルティ収入も増加。前号から減益幅縮小。19年3月期は『オプジーボ』が適応拡大に伴う数量増続くも、再算定による価格引き下げ続く。ロイヤルティ拡大で補えず。利益続落。用法用量変化再算定で4月に現行比約12%の薬価引き下げ、さらに低下懸念も。効能追加など価値最大化追求。
2月2日決算発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益-24.6%の545億円、経常利益は-22.9%の575億円の減収・減益の見通し。
但し、昨年の11月6日時点で8月2日時点比より、営業利益365億円→500億円、経常利益530億円→575億円へと上方修正。
2016年4月12日の5880円をピークに下降トレンド(A)へ転換し、その後の業績下方修正見直しから、大幅な下落となりました。2017年4月17日の2195円、9月6日の2185円と2点底(ダブル底に近い)の形となって上昇トレンドへ移行しています。日経平均が急落する中で、昨年来高値更新となっていますが、その背景はトップ製品のガン免疫薬(オプジーボ)が約24%の薬価引き下げとなったものの、想定の範囲だったことで懸念材料が消えたとの見方での買いのようです。相場の方向性が定まらない現状況下でのディフェンシブ銘柄としての買いという側面もあります。
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